the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 




GITANESは定位置からまったく動かなくなった。
それとは無関係に・・・。

リネンのオーダーシャツが2枚仕上がってきた。
オーダーと言ってもフルオーダーではなくてパターンオーダー
なのだからそれほど高額な品ではないが、オーダー というだけで
何か特別な一品だというイメージはあり、買い物心をくすぐられる。

とりあえず、書斎に隠す。
いつもの習慣だ。服や靴などの類の買い物をしたときは
一旦書斎に置く。


え?なんでそんなことするの?

と知人にはたびたび尋ねられる。

「買い物したら家人から叱られるのか?」と心配されることもあるが
特に叱られることもない。

本能というのが最も近いかもしれない。

何か獲物をゲットしたらとりあえず穴を掘って
そこに埋めようとする犬がいるが、あれと同じだ。
特に何かの理由があってそうする訳ではないだろう。
動機は犬にもわからないのだ。

そろそろリネンのベストも仕上がってくる。
また書斎が賑やかになりそうで怖い。




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GITANES立てを線香立ての代わりに設置しようか。
それとは無関係に・・・。


ウチには仏壇がある。
時期はまだ確定していないが、これはこの先兄の家に引き取られることに
なっている。それはそれで本来のところに収まるべきものが収まる感じで
いいことだと思っている。

その後、どうしようかと家人と相談した。


まず、我々のどちらかが亡くなったら、
いっそ仏式の(フランス式ではないぞ)供養の仕方を止めないか?という話になった。


次男だから仏壇も墓も新たに用意するのが筋だろうけど、そうであるなら
「初代」ということになるのだから、何かのしきたりに囚われる必要はない。

まず、坊主を呼んで供養するのをやめる。
仏壇がなくなっているのだから、それに代わる小さいモノを目立たぬところに置く。
墓は要るような気がするので、親戚の葬儀屋が所有する墓所に準備する。

葬式は「お別れの会」方式だ。
当然坊主はいない。焼香もない。いや、別にあってもいい。
それがなければどうしていいかわからない という参列者もいるだろうから。

初七日も四十九日もない。三十三回忌もない。
どの宗教でもないので、どのお祭りもない。
戒名不要、位牌不要。


たまに思い出したときに、そのときの気分で
やってあげたい方法で何かやってあげる。


いや、細かい取り決めをした訳ではない。
それぐらい、ゆるーくやろうぜ と話しただけである。


私の死後は、死んだ日の記憶など残らないようにしたい。

誕生日だけ覚えておいてもらって、そして
もう健康を害することはないだろうから
GITANESを墓前にたくさんちょうだい。



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命日  



GITANESを線香代わりに。
それとは無関係に・・・。

ある日突然、ここがいいんだけど
ある日突然、
「突然で申し訳ないですが、あなたはトニーレオンに似てなくもないですよね。」
とメールを送った。
その前にはまったくフリもなく、そもそも数年間音信のブランクがあった。

すぐに
「あなたもジャンレノに似てなくもないですよ。」というメールが返ってきた。
そしてまたそれから数年音信は途絶える。

そのようなアプローチを笑って許してくれ、
同じようなスタンスで受け答えしてくれるような人物が
3年前の今日亡くなったAscot氏である。私の、遠方の兄貴分だ。


彼も私も所属していた商品撮影プロジェクトの会合で月に一度は
東京で会っていた。
私が参加するようになってから、どうもドレスコードが無茶苦茶に
なっていったようだ。
一応服屋の集まりなので、皆それなりに似合っていればOKだったのだが、
ある日の私の出で立ち、
つまり、黒スウェットパンツ、黒パーカ、黒スニーカー、黒ニットキャップ、
黒カバン、黒ブルゾンにサングラス という格好を見るなり、
おはようございますでもお疲れ様でもなく、Ascot氏は
「なんとまあ、いやー、ラフだね。似合うけどね。」
と声を発した。
「それ、誉めてます?」
「もちろん、誉めてねーよ。」
と、口の端でにやりと笑った。

そのやり取りの翌月の会合から、クライアント側参加者がぐっとカジュアルに
なったのは確かだ。


会合は10時半ごろ始まって17時半ごろ終わる。

私の発言には
「そりゃあ、極論だなあ。」と眉間にしわを寄せながら口の端で苦笑いされたことも
多かったが、爆笑されたことも多かった。

あの会合は今思えば、どんなテーマでも
もう亡くなったI兄貴が冒頭でガンガン意見を説いて、
ひとまわり意見が出尽くしたころに、Ascot氏がのんびりと議論を納めてしまう
というスタイルが多かった。


その間、Ascot氏はたしか火の点いたショーホープを常に指に挟んでいて、
私は常に火を点けたGITANESを口にくわえていた。

いい時代だった。



なくなって3年。

今までなら、もうひょっこりメールが来たり、送ったりする時期だが、
残念ながら音沙汰はない。






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GITANESの匂いでも追っ払えないだろう。
それとは無関係に・・・。


田舎に住んでいるので、なかなか面白いシーンに出くわすこともある。

先日はある団地の前をミニバイクで通りかかったとき、
猿と出会った。
向うはかなり急いでいた様子で、道路を横切り山の方へ駆け上がっていったが
数秒私が早ければ、それこそ出会いがしらの衝突になっていた。


早朝や夜は狸が散歩しているし、子ダヌキは犬と大喧嘩している。


2キロほど離れたお宅の飼い犬は勝手に散歩して
ウチのケンタロウとの逢瀬を楽しんでいたし、
あぜ道が亀だらけで歩けないこともあった。

水路には鯉やらメダカがウロウロしていて
イタチもどこからか出たり入ったりしている。

東京から近所へ引っ越してきた人と話したとき
「目撃する鳥がとにかく大きくてびっくりした」と言っていた。
なめんなよ、田舎ではカラスなど小鳥だ。


いや、田舎と言っても車で15分走ったら県庁なんだけど。


そう言えば、一番開けているはずの私鉄駅前で
通行人がイノシシにはねられる という事故があったが
あれが交通事故なのかそうでないのかは知らない。




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GITANESは絶対にブームにはならない。
それとは無関係に・・・。


スニーカーブームであるらしい。
雑誌やネットにそう書かれている。

どういうことなんだろうか?

普段スニーカーを履いていなかった層が
急にスニーカーを履くようになったのだろうか?

あるいは、突然みんな新しいスニーカーを挙って買ったのか?


スニーカーブームじゃないときは、みんなスニーカーを履かないんだろうか?

ブームじゃない時期でもみんな結構スニーカーを履いているような気がするが
気のせいだろうか?




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GITANESを面白がっているうちにブログがこんなに続いた。
それとは無関係に・・・。


仕事でどっと疲れ、足も痛い。

疲れを取るように、文庫版
山﨑努/柔らかな犀の角
をゆっくり読み始めた。
いわゆるエッセイであるから、他人が物や事、本を
面白がっている様子が書かれているのだが、
それをまた読者として自分が面白がっているというのが
二重構造になっていることに今更ながら気づき、別の意味でも面白くなってきた。


しかしまあ、仕事が続く。


本を読んでいるうちに、もう日付が変わってしまった。

仕事してハンバーグを食べて本を読んで、誕生日が過ぎた。
見事に毎年同じ流れだ。

面白い。





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貯蔵  




GITANESももちろん貯蔵している。
それとは無関係に・・・。

家人からすると家全体が散らかるのを防ぐため、
私から見ると、あまりいろんなものを触られない
という双方のメリットがあるのが書斎という存在である。


私からすると他のメリットもあって
「とりあえず買ってしまった服や本や靴や小物やガラクタを
一旦そこへ貯蔵してしまう」という面が助かる。

いやべつに、買い物をしたとしても家人に叱られるわけでもないだろうが
なんとなく「一旦ここに入れておいて・・・。」と
非常にありがたいワンクッションにはなっている。



ただ、ほどほどにしないと、貯蔵したまま
買ったことなど忘れてしまいそれっきり という危なっかしい側面もあるので、
というよりせっかく使用するために買い物したんだから
それなりの時期に書斎から取り出して使い始める。

で、買い物したことはどうせそのタイミングでばれるのだから
ワンクッションなどまったく意味がないのだ。

いやあ、1か月前に購入してちょっと寝かせて今日から使い始めたパトリックのスニーカーは
快適だ。







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