GITANESを吸う夢を見て悔しがる今日この頃。
それとは無関係に・・・。
一昨年生まれて初めての入院・手術を経験した。
病気が除去されたということ以外の最大の変化は
病院や通院に対するハードルがかなり下がったという事実である。
どんな症状でも医者に行くのは嫌だったし、どんな種類の病院でも
等しく敬遠していた。
それがまったく違う心境というか、状況になってきたのは
おそらく良いことなのだろう。
幼いころから「隙があったら逃げてやろう」と狙っていた歯医者にも
真面目に通うようになった。
もっとも、虫歯などの治療は一通り終わっているので、それほど痛い施術を
されることがないから抵抗があまりないというのが本当のところだろうが
いや、以前なら痛くなくても歯医者には行きたくなかったのに
3か月ごとの点検・クリーニングにも真面目に通っている。
点検・クリーニングといっても、それはそれなりにちょっと痛かったり
沁みたりするものだ。
注射される訳でもなく歯をガリガリ削られることも抜かれることもないが
やはり緊張する。かなり緊張する。
自分ではリラックスしているつもりなのに、助手の女性に
「リラックスしてくださいねフフッ・・」と言われる。それも2回以上。
どこかに力が入っているのだ。
内心びくびくしているのが完全にばれている。
歯科の女性スタッフという人種は大抵マスクを装着しており、目元をみる限り
どの人も絶世の美女ばかりである。
その絶世の美女に「びびってんじゃねえよ。」とやんわり言われているのだ。
あまりにも毎回毎回、医師(先生)にも助手の女性陣にも「リラックスしてくださいね」
と言われるので、昨日はとうとう尋ねてみた。
「あの・・・自分ではリラックスしているつもりなんですが、どこか震えてます?」
絶世の美女は笑いながら言った。
「口の筋肉がガチガチです。こじ開けるのに苦労します。フフ。」
あ、そうか。
てっきり、目を閉じているが目玉がキョロキョロしているのがバレたのか、
頻繁に指を動かしたり足をモゾモゾさせたり、ため息の頻度が高かったり
夏場には異常なほど汗をかいたりすることがばれたのか と思ったら
そうではなかったのだ。
というより、それら全てばれているんだろうけど。
やっぱり歯医者は快適じゃない。
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