GITANES嗜好者は、すんなり葉巻に入ることができました。
と言っても、安物。
それとは無関係に・・・。
騒動が何やら一段落ついたらしい。
それにしても、数十日間の騒動だったのだが、
登場人物がかなり多く、相関図など書いていくと
複雑な形になる。
その中でもやはり強く印象に残るのは
ホワイトナイトという業界言葉と、SBIの社長さんである。
ホワイトナイトは「白馬の騎士」と訳されるが、
白馬の騎士とは、どこが「白い」のか(また事件の本質と遠い事柄にひっかかってしまった)?
日本語で「白馬の騎士」と言うと、文字通り解釈すると
直接的には「白い馬に乗った騎士」のことであり、
騎士が白いわけではない。
そもそも騎士が白いというのが変であり、百歩譲っても
「鎧や装束が白い」ことを指すはずである。
英語で言うところの「ホワイトナイト」となると、直訳では「白い騎士」なのだから、
馬の色には言及していない。騎士が「白い」のである。
黒馬に乗って黒光りする鎧冑に身を包んだ、
正義の味方の騎士は「ホワイトナイト」でも「白馬の騎士」でもない。
「いやいや、『白馬』も『ホワイト』も『騎士』も『ナイト』も、
すべて正義の味方を象徴する言葉だから、色に関係無く『ホワイトナイト』なのだ」
というのが正解なのだろう。
社長さんが(というよりも本来は彼が勤める会社が)ホワイトナイトだと
いう説もあるが、言葉のイメージと実際のイメージが乖離している気がする人は
多いと思われる。
その原因としては、
「正義の騎士が、そんなにペラペラ喋るのだろうか?」という点を挙げたい。
喋る内容も、「白馬」に乗っていそうにない。
某誌によると、
○「(L社のやり方は)人の家に土足で上がりこんで・・・」
○「若い世代の中にも(ホリエモンのやり方がおかしいと)わかる人はわかる。」
○「(将来ホリエモンも日本のために)頑張ってくれたらいい」
あまり、「騎士」が言いそうにないことを言うようだ。
「土足で云々」は他の人も発言しているが、
上場企業の玄関には「土足でどうぞ」と書いているようなものではないのだろうか?
市場に自らの意思でエントリーして、そこで株式を「売って」いるということは
「土足厳禁」だなんて、誰も思ってくれない。
一家団欒、夕食時に暴漢が闖入したような表現をされがちだが、
だれでも入って良い、名目上バリアフリーであるのが(株式)上場企業なのだから、
「いきなり」でも「土足」でもいいのである。
「呼び鈴が壊れていた」ことは、訪問者側の責任ではない。
この騎士は「義憤」を感じての行動だそうだが、
義憤を行動原理にするという点で「騎士」の面目躍如である。
※中世の「騎士」が果たして実際どうだったのかは諸説ある。
が、「義憤」「義憤」と宣伝されると、
「偽糞」と受け取ってしまうのが人情というものである。
※この社長さん、福祉に関する活動に陰でかなり熱心だということだ。
なんだ、いい人なのか。
悪人不在のような、全員悪人のような騒動だ。
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