年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

真夏並み

2014年05月31日 | 築地市場にて

まだ体が暑さに慣れていないうちに7月下旬頃の気温となっている。熱中症予防として梅干の食用を進めているようだ。
 梅干の入荷も増えて、昨年の豊作もあって売りやすいサイズの梅干が揃っているようだ。漬物塩分が嫌われているが梅干はクエン酸があってそれほど嫌われていないようだ。
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相馬大作と津軽頼母 長谷川伸著

2014年05月30日 | 築地市場にて

長谷川伸は鶯亭金升が都新聞を退社した後、都新聞に入り、演劇関係の雑報記者をしたと言う。鶯亭とは知り合いで相馬大作事件を何処から着想を得たのだろうか。
 『印度洋の常陸丸』長谷川伸著から福神漬には縁のある作家のような気がしてならない。長谷川伸の弟子に池波正太郎がいる。火付盗賊改の印象を変えた小説家である。少し長谷川伸の作品を読みたくなった。
 昭和5年2月8日の鶯亭金升日記に相馬大作を捕縛したのが長井家10代長井五右衛門昌純という記述があった。鶯亭金升は昌純の孫に当たる。長谷川伸の相馬大作には長井五右衛門は出てこない。配慮があったのだろうか。
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梅雨前の晴れ

2014年05月29日 | 築地市場にて
6月になれば新聞の青果物のところに梅の価格情報が出る。関東では群馬産の梅から始まる。群馬産は焼酎用の梅で漬物ではカリカリ梅の原料となる。
 コンビニの冷麺に種無しの赤梅が入っていた。表示を見損なったが多分中国産だろう。このような手間を掛ける梅を日本産とするにはこだわりがなければ出来ないだろう。和食文化を見直そうとしているが価格の問題で消える。国内産漬物は高価となってしまったようだ。
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激動の2週間も後4日となった。

2014年05月28日 | 宅老のグチ

先週知識の不足から震災の復興特別税が細かいところまで及んでいることに気がついた。消費税の駆け込み購入のため利益が出て、豊洲移転までの間に1回配当することになり、調べていたら復興特別税のため、源泉が20.42%となっていたので全部計算のやり直しとなった。また税理士さんから、法人の特別税が終わったので、来年は法人部分がもとの20%に戻ると言う。複雑。手に負えないので来年から他人に任せることとするしかない。だんだん複雑になって行くがコピ-ぺ-ストして、日付を変えて提出することが出来なくなった。今日は内視鏡検査の結果を聞く。多分ピロリ菌は残っているだろう。
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やっと資料を見る

2014年05月27日 | 福神漬

谷中墓地にある自由民権家花香恭次郎の墓碑文の親族が予ねて推測していた人であると確認の取れる文章をやっと見つけた。
鶯亭金升日記『明治42年7月1日 横浜開港50周年
万朝報(よろずちょうほう)を見て、戸田伊豆守がペルリ提督と第一回の会合をせし記事に、今昔の感浅からず。戸田伊豆守氏栄は、余の為には祖父、亡父昌言は氏美の三男にして、長男勘十郎、次男大久保忠恒、三男桂三郎長井家に養子となり筑前守と称す。四男銕弥は亡父に養われ、余が縁深き、千葉香取郡万歳村の農、花香伝右衛門の養子となり、花香恭次郎と呼ばれしが、成長の後、政界に身を投じ、河野広中氏と共に、福島事件を以って名を世に知られる。
 谷中墓地の墓碑の『族』とは長井昌言のことで香取民衆史10の石橋幹次氏の考察では取り上げられていないが花香家が恭次郎の身の上相談にのっていた親族は長井昌言と言える。
福島事件の調書がある三島通庸文書があるが何処を探しても長井家のことは出てこない。福島事件(明治16年)のとき長井昌言は死去(明治6年)していたので調査が漏れたのだろう。花香恭次郎が鉄道開業時の横浜に行ったのも、工部省鉄道寮に勤めていた長井昌言のアドバイスと思われる。
 後は花香恭次郎が短い時間だが南茅場町に勤めていたことがある(明治4年から5年)。この同じ南茅場町内に同時期原胤昭、三菱社(後の日本郵船)、三遊亭円朝がいた。どんな人間関係があったのだろうか。原胤昭が福島事件の錦絵配布したのも同じ町内に一時住んでいた花香の記憶があったかもしれない。

福神漬には記録はないが記憶が残る。

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先祖を語りたくない時

2014年05月26日 | 築地市場にて
相馬大作事件とは、文政四年四月二十三日(一八二一年五月二十四日)に、南部藩士・下斗米秀之進(諱は将真)を首謀者とする数人が、参勤交代を終えて江戸から帰国の途についていた津軽藩主・津軽寧親を襲った暗殺未遂事件。秀之進の用いた別名である相馬大作が事件名の由来である。事件前に裏切った仲間の密告により、津軽寧親の暗殺に失敗したため、秀之進は南部藩を出奔した。後に秀之進は幕府に捕らえられ、獄門の刑を受けた。
 この事件は今の感覚では解りにくい事件でこの文政の後天保期に東北に飢饉があリ多数の餓死者が出た。交際費の使い過ぎによる昇進運動でその反動は大きかった。しかし農民等を無視していた人たちによって相馬大作は礼賛されていたようだ。
 文政元年10月8日から火付盗賊改となった先手弓組長井五右衛門昌純は文政8年12月24日まで在任していたのでこの相馬大作事件処理に関係していた可能性がある。しかし講談等の文献が見当たらないのでどのような巷説があったか不明である。多分相馬大作を断罪した立場なので好ましい評判はないと想像できる。
 もし「みちのく忠臣蔵」という見方をされていたら、悪役となった立場の子孫は先祖を堂々と語る事が出来たのだろうか。三州吉良や千葉飯岡の人たちは問われなければ町名を言わない習慣という。
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紙上の空論がどう変化するのだろうか

2014年05月25日 | 築地市場にて
どうやら水産部も論議の遅れに気が付いたようだ。流通コンサルタントの考えた豊洲市場プランが実情・現状にあっていないことに気が付いたようだ。
 たとえば大型ス-パ-で買い物した消費者がカ-トに乗せた商品を駐車場まで持ち出すことができないでスーパ-の入口に用意したところに荷物を置き集め、自己の車を移動させ取りに行くとしたら不便と感じるだろう。購入した全商品がそろうか時間不明では効率が良くない。慣れの問題ではない気がする。コンサルタントは小規模の業者を考えていなかったようだ。今度の豊洲は小規模事業者のことは考慮がなされていないようだ。すべての繁盛している業者も小規模から始まる。
 築地が活気あるように見えるのは場内を疾走するタ-レ-の勢いかもしれない。そこが音なしでは活気もあったもんではない。
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梅は平年作という

2014年05月24日 | 築地市場にて
紀州の梅はやはり平年作という。これでは駆け込み需要も出ないので静かな夏だろう。不作となれば農家が出荷を抑え、先高い観測が出てさらに駆け込み需要が出る。逆だと必要な梅しか手当てしないので漬けこみタンクを開けるため安くしても出荷しなければならない。今年は中立なところかと思っていたら、冷夏という。あ~あ~どうなるやら。
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紀州の梅を世界農業遺産へ

2014年05月23日 | 築地市場にて
梅の作柄情報を調べるため、紀伊民報を検索していたところ、梅を世界農業遺産として登録するように、和歌山県南部地方で動いているようだ。既に日本では5箇所登録されていて、実現すれば6箇所目となる。
今年の紀州梅の作柄は悲観的情報が来ていないので、2年連続の豊作で、販売しやすい小粒の梅が多い予測である。ただ台風とかの風害で落果すれば一転して大粒が増えることがあるので油断は出来ない。
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山本読書室資料への期待

2014年05月22日 | 宅老のグチ

5月21日の読売新聞に『山本読書室 本草学の世界』という記事があった。内容を読むと明治期本草学の資料が多数あるようだ。文明開化となった日本は次第に江戸時代に発展した学問を見捨てていった。明治初期の状態から和算、本草学、江戸期の天文学等が廃れた。 
 ただ福神漬の中に入っている『なた豆』は中国本草学の影響があるようでまだ明治初期の東京産物調査の中で記録に値する生産物となっていたようだ。
 東京下谷の牧師だった山中共古(笑・えむ)が記述しているように『なた豆』には何か効能があったようだが今の文献には該当する効能が見かけない。今は口臭をなくす効能をうたわれているが山中の文章から遊里に何か関係する効能があったようだ。山本読書室の資料の中に明治の当時に信じられていた『なた豆』の効能が記述されているのだろうか。
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住民税の重み

2014年05月21日 | 宅老のグチ

この時期、各市区から住民税が届く。健康保険等の負担、消費税の重みも変なところから感じた。輸入漬物原料の関税が消費税より少ないため、消費税の8%の重みが実感した。関税自由化されて低税率となっても、消費税が増えたら重さを感じるだろう。反対に輸出した業者の消費税還付の脱税誘惑に勝つことが難しくなる気がする。
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西丸留守居役

2014年05月20日 | 福神漬

川路聖謨 川田貞夫著 
中央区の図書館で何気なく本を眺めていたら、この本が光っていた。こんな感じがしたのは『富貴楼お倉』の本以来である。
 高野長英が門人となっていた大分県日田市の廣瀬淡窓を調べていたら、川路聖謨の名前が出てきた。川路は日田代官所の役人の子として生まれた事を知った。異例の出世をした川路の話は小説にもなっているので今まで深く読むより、ざっと眺めていた。
 安政5年5月に突然、川路が西丸留守居に左遷された。この西丸留守居役というものがどのような役職だかわからないまま今まで来ていた。
 この本によると西丸留守居役は任命されると規定により14日ほどの見習い期間とされ、その間は毎朝染帷子に麻上下の服装で、五つ半(午前九時)までに西丸に出勤とすることとなっていた。正式な勤めが始まると月に二、三度の割りで当直勤務があるほかは、月に一度ある西丸留守居寄合に顔を出し、本丸で時折催される儀式などに出席するのが主な仕事であった。安政4年に戸田氏栄が西丸留守居から大坂町奉行へ転任になっているので川路と留守居役寄合で顔を合わせることはなかったと思われる。
 福神漬の命名の中でキ-パソンとなっている花香恭次郎が安政3年に生まれているので戸田氏栄(58歳)の西丸留守居役時期の子供である。
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フン害

2014年05月19日 | 築地市場にて

築地市場内の休市日に車を止めていると、カラス、ツバメ、かもめ等のフンを車に落とされる。特に電線等の下に止めてあるとやられる。昨日駐車位置を変えたがやはり攻撃された。
 浜離宮をねぐらとしているカラスや餌場としているツバメが築地市場内で勢力争いをしている。静かな休市日で鳥の鳴き声が目立つ。
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ブラジル並のモヤモヤ

2014年05月18日 | 築地市場にて
ブラジル並のモヤモヤ
いよいよブラジルのワ-ルドカップの戦いが始まるが施設の建設遅れの報道が気になる。日本でも他人事のように報道しているが昨日夕刊の読売新聞報道では築地の豊洲移転時期はまだ不明であるという。ブラジル並みに世界をモヤモヤにするのだろうか。築地の人手不足はわからないが豊洲移転時にそれぞれ付き合いのあるところに働き手が吸収されるような気がする。
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農林水産業のデジタル革命

2014年05月17日 | 築地市場にて

築地市場の移転問題で感じたのは今の既存の制度仕組みに対応できない農林水産業の姿が見えた。日本の法律がインタ-ネット販売についてゆけない姿を市場流通から見える。消費者が生産者から直接購入することが困難な時代でなくなった。このような社会になったにもかかわらず、大正時代の社会不安の対処として中央卸売市場、公設市場等の制度が出来た。物価の安定と物資の円滑な流通、売買代金の公平迅速な決済をを目的としていたが今はデジタル化して、必要な制度とならなくなったようだ。どう変化してゆくのだろうか。
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