年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地の『咳のおば石』

2014年04月30日 | 築地市場にて

ロ-ソン前の江戸時代の大名庭園の石らしきものが放置されていると感じていたとき、築地のおば石という伝説を知った。稲葉候の邸内にあった百日咳の効能があると信じられていた『おば石』があった。今はこの石が桜餅で有名な牛島の引福寺に新しくなった石があるという。
 築地の地名に小田原町というのがあった。築地で働いている人からよく聞く地名である。銀鱗会のHPを見ていたら小田原城主稲葉正則と関係があるのだろうか。いつか松平定信の大名庭園となり、築地市場が出来るとき、庭園の石が汐入の池に投じられたという。ロ-ソン前の石は全国から提供された稲葉正則別邸の庭園石かもしれない。
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つけ物石

2014年04月29日 | 築地市場にて

築地市場の隣のロ-ソンで昼の弁当を買った帰り、環状2号線の工事現場を眺めていたら、漬物石と似ている石があった。遠くから見ているので小さく見えて漬物石と見えるが自然の石で漬物用の石としては大きすぎる。多分地下から出てきた遺跡の石だろう。築地市場の地下には大名庭園が埋まっているのでその遺構かもしれない。築地は河口の浅瀬を埋め立てた経緯があるので巨大な石はどこからか運んでこないと存在しない。
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築地製糸場

2014年04月28日 | 宅老のグチ

富岡製糸場が世界文化遺産に登録の見込みが立って、紹介の映像に明治5年が映しだされている。明治4年には築地にも製糸場があった。経営していた小野組の倒産によって築地で働いている女工が福島県二本松の製糸工場(明治6年)に散っていったという。
二本松に製糸工場を創ったエピソ-ドの中に土佐藩から戊辰戦争二本松の戦いでの少年隊の話が出てきます。三菱と二本松との関係で結構二本松少年隊の話が出てきます。
二本松県(元二本松藩)は戊辰戦争後、志を海運業に求め、三菱の斡旋で中古船を購入し、三菱に運用を任せた。しかし中古船はすぐに使えなくなり、二本松県には莫大な借金が残った。二本松藩士だった山田脩がのちの三菱財閥創始者である岩崎弥太郎に借金の棒引きの相談を持ちかけたところ、岩崎は二本松県が統合で福島県となることを知っていて、山田に知らせた。さらに岩崎は“君の故郷には蚕糸という天賦の業がある。この事業こそ君の為すべきもので、天命ではないか。”と進言しました。
岩崎の情報提供の陰に三菱関係者に二本松の戦いに参加していた。『二本松藩士岡山篤次郎十三歳』を介錯した土佐藩士が少年隊の姿に感銘した話が伝わって、山田に協力したという。また岩崎弥太郎が土佐から上京して学んだ二本松藩郡山出身の儒者であった。
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カメラマンの築地市場徘徊

2014年04月27日 | 築地市場にて

このところ目立つカメラマンの築地市場内の徘徊と思われる行動が目立つ。大きなカメラをぶら下げ、人気のない休市前の夕方あちこちの風景を撮影している。どうやら終わりが近くなった築地市場の活気のある風景と活気が消えた風景を撮っているようだ。着々と市場が移転する工事が周囲では進んでいるようだが日々の業務が忙しく、時間が経ってゆく。
外部の人はまだ築地市場最深部へは侵入していない。そこは長靴の世界で部外者ははっきり解り胡散臭い目で見られる。ここも連休明けには橋が架かり、他の冷蔵庫の解体工事が始まるという。引っ越し前にずい分風景が変わりそうである。徘徊カメラマンはどこで情報を仕入れているのだろうか。
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たくわんチョコレ-ト

2014年04月26日 | 宅老のグチ
5月連休明けから関東地方で販売される平成26年山形県漬物品評会で受賞した『たくわんチョコレ-ト』を試食した。従来の漬物ではない。砂糖漬の大根にチョコレ-トをまとった菓子のようだった。茶道のさかんな山形でこのような味が好まれるのだろう。
 来年のバレンタインで『オタク』向けのチョコかもしれない。
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120万人の実感

2014年04月25日 | 宅老のグチ

大田区にある臨海斎場は都内でも最新の斎場である。埋立地で付近には斎場という雰囲気はない。絶え間のない霊柩車の到着が混雑を示している。タイムスケジュ-ルにしたがって終わる。昔を伝えることに親族と話す。何か書き物をして残さないと年寄りの繰言となる。
人口が減るということは墓を守る人も減ることになる。参列者の少ない葬儀が目立つ。そのうちのど仏だけを入れ、祭るようになる気がする。後は人知れず散骨となるのだろうか。
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親族の法事

2014年04月24日 | 宅老のグチ

今日24日は87歳で死んだ人の告別式参加となる。どのような理由かは知らないが15日に死去していて今日となる。日柄を選んだのだろうか。それとも葬儀場が混んでいるのだろうか。今年の死者は統計上では120万人を超える。生誕者と日本へ移住する人を加えても日本の人口は20万人以上減少する。東京ではあまり人口が減っていないがこの前読んだ記事によると秋田県では20から30台の女性が平均以上減っているという。都会に出て戻っていないようだ。地域の活性化には消費性向の激しい、若い女性がいないといけない。
 年寄は時間は豊富だが消費は貧しい。
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隅田川一番橋

2014年04月23日 | 築地市場にて
市休の工事
豊洲まであと2年となったら、当然市場内の工事は減ると思っていたが実際は環状2号線関連工事で場内をダンプが走る光景となっている。今月末には更地となる冷蔵庫の最後の残骸運び出しが始まったようだ。二回目の架橋工事も1時には台船が動いて終わったようだ。この架橋も連休明けに中央部分を載せれば終わる。全ては予定通り進んでいるようだ。ただ築地市場内は周囲の工事の忙しさと別世界のように静か。
橋の名前を公募するそうだが「隅田川一番橋」とふと思った。
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こんにゃく本 2

2014年04月22日 | 宅老のグチ
コンニャク屋漂流記 星野博美著
山中共古の『砂払』が江戸時代遊里のことを書いた洒落本(蒟蒻本)をまとめた本ということだった。そこでコンニャクと検索すると『コンニャク屋漂流記』という本が出てきた。図書館の解説だと先祖探しの本のようだった。
 読み進むに従い、山口瞳著『血族』と中身が違うが房総と関係がありそうで全部読むこととなった。著者の祖父は南房総の漁民だった。そして今は高級住宅地となっている白金の工場に南房総地域のツテで就職した。祖父から聞かされた伝聞で郷里の人達から『コンニャク屋』と呼ばれていることに興味を持って先祖探しをしたようだ。
 予期せぬことがこの本に書かれていた。紀州から出稼ぎ漁民が房総で先進的な漁法を伝えた様子が書かれていた。外房は木綿産業に基礎となる綿花栽培の肥料産地となった過程がわかりやすく書いてあった。干鰯は房総の漁業の歴史を作り変えた。
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深田サルベ-ジ船が築地市場ニ

2014年04月21日 | 築地市場にて
隅田川に深田サルベ-ジ船が停泊している。韓国の沈没船救助に向かっているクレ-ンを積載している大型の船と同形である。築地市場のすぐ横なので強大な姿が見える。今日から3回にわたって、環状2号線の隅田川に架かる橋を橋台に乗せるようだ。5月の連休明けには隅田川最下流に橋が架かる。ついでに市場内の冷蔵庫も更地になりそうで、環状2号線は本当に築地市場が移転する前に部分開通しそうな様子である。市場と浜離宮との間の築地川で工事の音が激しい。
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こんにゃく本

2014年04月20日 | 宅老のグチ

最近の東京鴬谷は通人から見ると日本風俗の最過激という。このことを書いた本の予約番号が15番目となった。江戸時代吉原等の遊里で遊ぶためのガイド本「洒落本」が「こんにゃく本」と言われていたようだ。食品のコンニャクにサイズや色が似ていたからそう呼ばれていたようだ。明治になって無価値となった本を収集していたのが山中笑牧師だった。共古随筆になた豆の記述があるがどうやらこんにゃく本から情報を収集したようだ。「砂払 上」山中共古著
鴬谷と言えば鶯亭金升が少年期を過ごしたところで、正岡子規の家もあった。今のコンニャク本にはどのようなことが書いてあるのだろうか。
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福神漬>なたまめ>刃豆>帯刀>廃刀令>散髪脱刀令

2014年04月19日 | 福神漬
福神漬>なたまめ>刃豆>帯刀>廃刀令>散髪脱刀令
断髪-近代東アジアの文化衝突 劉香織著から
江戸時代から明治になって外見上一番変わったところは服装髪型だろう。この習俗というものが心と結びつき変化しにくく、さらに抵抗があることを書いてあった。明治の10年代になると西洋文明を受け入れた人が増え、旧習と思われた人が東京では少数派になる時だったかもしれない。福神漬に最初から入っているなた豆はそのような抵抗勢力の象徴だったと考えるのが理解しやすい。上野周辺の反明治政府親幕府の気風がそれを後押しした気がする。
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理不尽な事故

2014年04月18日 | 築地市場にて
理不尽な事故
隣国で理不尽な事故があった。心が痛む。毎日世界中で理不尽な死がある。そして理不尽さを伝え、対処することを伝えるのが生き残っている人の務めと思う。

 ということで何も書けないし、会ったときなんと言えばよいのだろうか。いずれキムチの資料調査で会わねばならないのに。
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試行錯誤

2014年04月17日 | 築地市場にて

一昨年から始まったと思うが東京都の水産市場と青果市場の変則休市が今年は3回ほどある。4月16日は2回目だった。今回青果門が急遽16日午前2時から開門し、車両の通路を限定したようだ。かなりの車が人気のない青果部を通り抜けたようだ。東京都が通過車両のデ-タをとっていて豊洲で使うのだろうか。青果と水産が混在している市場の特色がどう出るのだろうか。
 
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雪形

2014年04月16日 | キムチ

高山に積もった雪が春になって溶け出し、決まった形になったとき、農作業の時期が決まる地域がある。どうやらアメリカの斡旋で韓国大統領と会話が出来るようになったようだが日本のキムチが元の売れ行きになるには程遠い。
日本のキムチの歴史を書くべきための資料を集めているが、なかなか進まない。それというのも仕事の忙しさで、心の中で言い訳して怠けているのかもしれない。英語の学習法で聞き流して覚える方法があるようだが韓国のキムチドラマを見流している。日本よりキムチに関してこだわりがあるようだ。何処に差があるのだろうか。
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