気になっていた北区の十条駅付近の大衆演劇の篠原演芸場探しをすることにした。JR王子駅の側にキタトピアという北区の公共施設がある。そこの1階に北区観光案内所がある。そこで警備の人に聞いて観光案内所へ行き、北区の地図を頂いた。地図を見ながら行く。
王子神社は前に訪問したことがあって、線路添いに北へ歩いて着くとカギがかかっていて、脇の坂道を上がって参拝すると書かれていた。年中無休の神社仏閣と思っていて、夜間の閉門はあっても昼に閉まっているとは不思議な気分。坂を上って参拝後、神社から入り口を見ているとそこにも扉があって閉まっていて張り紙があった。神社の入り口に保育園があって幼児が階段で遊ばないようにすることと不審者と感染症予防のようだ。いつからカギっこになったかは知らない。
そこから十条へ向かうがこの暑さでは歩いている人は少ない。
南橋というバス停があって、橋ということで付近を見ると立体交差で,
観光案内所でもらった地図で、北区中央図書館の近所まで来ている様だった。そこで階段を下り、右に曲がって、公園風の所に向かう。十条の自衛隊を過ぎ、目指す公園内のレンガつくりの北区中央図書館へ向かう予定だった。しかし見当たらないので、戻って自衛隊の門で自衛官の警備の人に聞く。敷地の外に出て、おおよその位置を教えてもらう。北区の中央図書館は渋沢栄一の資料を見るために訪問したことがある。確か日露戦争後に破綻した株式を担保として資金を提供する銀行の処理で渋沢が活躍した。多くの企業を設立した渋沢の力量でも帝国商業銀行はうまくいかなかった。企業の再建と銀行の再建が異なるという後日談の記録があった記憶がある。
図書館の郷土資料の所に高校生がいる。どうやら課題を調べている様だ。目立つ本を手に取るとキタトピアという施設は王子駅の貨物線路の跡地のようだ。さらに線路敷地の買収で名目上は線路と言うことで、後に陸軍が拡張した様だ。キタトピアの外に北村 西望 の銅像がある。長崎の平和公園の同じデザインと感じる。板橋区と北区の平和と言う名称がついているのは先の戦争の記憶の残りと思う。多くの兵士のための工場があったのだろうか。
図書館を出て、南橋バス停に戻り、東十条駅を目指す。道路拡張工事中で、途中に東京都の埋蔵文化財の調査が見える。チラッと説明版を読むと時代的には古い。ずんずん進むと環状7号線に出て、行き過ぎたと思い戻る。信号のあるところを注視し、東十条駅と言う標識があった。反対側にタワ-マンションが建設中で、多分JR十条駅と推測する。郵便局が見え、そこからタワマンの方に向かう。歩きながらこんなところに大衆演劇場があるとは思えないくらい繁華街という感じがしない。すると演芸場の雰囲気のあるのぼり旗が林立しているのが見え。、確認するとコンクリ-トの大きな建物が見え、確認すると篠原演芸場だった。ここの細道に開演前後に並ぶ姿は浅草と違い異様になると感じる。なぜこの地に生き残ったのだろうか。このことに関しては北区の図書館で調べる必要があると感じる。
戻りは十条駅か屋根付きの商店街を行く。環七に出て、バス停の位置を聞き、見ると国際興業のバスと都バスが止まる。先に来たバスに乗ることにし、大和町か板橋本町で降りることにしたが、来たバスは王子駅から新宿西口行きで、新宿で大江戸線に乗り換えた。
歩いた歩数は12000歩。コンビニで飲み物。
篠原演芸業場はシルバ-パス利用で行くには難易度が高い。JRなら埼京線十条駅の方が近い。バスは中十条4丁目が近いがそれでも10分は歩きそう。
バス便は都バスが王78,他社は国際興業バスで 赤31,王54、赤27,赤95とある。赤羽発が多いようだ。でも本数は判らない