年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

餌やり禁止のポスタ-のもと

2008年06月30日 | 築地市場にて
餌やり禁止のポスタ-のもと
築地市場に『餌やり禁止のポスタ-』が張ってあって、誰かがえさをヤッテいて食の安全安心を守る人には目に余る行動となったのだろう。昨年はツバメの巣は目立ったところにあったようだが今年は出入りも少なく子育てを築地市場のどこかでやっているようでしきりにカラスのいない時に出入りしている。場所を知れば内部告発しなければならない位置だとまずいので眺めているだけ。
 少しづつ増えてるようだがカラスとの戦いは今後も続くだろう。新旧の対決とカモメも参加して築地の鳥の戦いも激しい。ほかで幅を利かしている鳩は少なく猫が多い。どこで魚を取っているのだろうか。それでも朝日新聞前の歩道を馬が歩いていた時みんな驚いていた。何処から来たのだろうか。
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道灌山の浄光寺

2008年06月29日 | 築地市場にて
道灌山の浄光寺
過日JR
西日暮里の駅のそばの浄光寺を訪ねました。駅からすぐそばなのですが諏訪台と言う台地の上にあるのでかなり上りの急坂です。坂の途中に道灌山の公園があります。
 諏訪神社を通り過ぎると江戸時代雪見寺として有名だった浄光寺があります。寺の山門を入るとすぐに右手のところに大きな石碑があります。
 福神漬の顕彰碑です。位置が山門に近いため午前中撮影すると逆光となってしまうので午後に訪問することにして撮影しました。この写真を掲載する許可を住職に貰うことが今回訪問する目的でした。翌日が友引の日を選んで訪問するとすんなりと許可を貰うことができました。この寺に福神漬の碑が建てられたのは福神漬創製者野田家の墓があったそうです。今は子孫の方が墓地を移転された時大き過ぎて顕彰碑が撤去されず残っているそうです。
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築地場外市場の求人

2008年06月28日 | 宅老のグチ
場外市場の人から求人広告を出したのだが一人の応募もなかったという驚きの声があった。時給はかなり高いのだが午前4時からの勤務なので当然築地近辺から通うか車通勤となる。最近の駐車違反の取締りで歩道等に止めてあるバイクも違反となる。移転を反対している中央区はバイクの駐車場を増やしている気配はない。
現在の築地市場は人手不足、特に若い年齢の人達の不足は24時間営業の求人の労働時間給が上がっているようです。しかし若年労働者はますます少なくなっているので深夜労働はどんどん年取った女性になるのでしょうか。平均年齢の指数が急上昇する前兆かも知れません。採算の取れない24時間営業は縮小されていく気がします。こんな中で賞味期限の短い食品はどのような対策を取るのでしょうか。インショップ製造(熟練した人を多数確保する必要がある)とかファミレスのように冷凍した食材を店舗にて解凍する方向を強化するか。外国人労働者を雇用するとか様々な対策が出てくる。今の築地の設備では場外で衛生的な施設を作るしかないような気がする。
時代の変わり目に入った気がする。そして漬物の製品に現れてくるのは少し遅れて現れる。
 
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うなぎ偽装の続き

2008年06月27日 | 築地市場にて
うなぎ偽装の続き
6月26日午後、食品情報誌との情報交換。話題は当然『うなぎ偽装』となる。ギョーザ事件で中国産食品の広範囲の影響が現れるはずなのに何もなかったようなのはおかしいとの結論となる。
また築地の売り上げの不振の話題となる。何処に移転しようが東京都の今の賃料が約坪当たり7000円強で付近の新築のビルの価格と比べると非常に安く、当然値上がりとなるが中の業者の負担できる賃料は5割増し位だろう。店舗面積が拡大するので実際は2倍強となりさらに空調費等の共益費が加わると採算が取れない業者は残れない。こんな現実を考えているのでしょうか。新銀行東京の400億円でさえ問題なのにそれ以上の負担を都民に築地のために要求できるのだろうか。最低3000億円は欲しい。
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メールの予感

2008年06月26日 | 築地市場にて
メールの予感
神戸の市場での『うなぎ産地詐欺事件』で農林水産省の怒りの様子から、東京都にお触れが回って呼び出しのメールが来るだろう。都庁の会議室に全東京都の卸売会社の幹部が仕事のあるなしに関わらず緊急のお呼び出しがかかりそう。
 特に問題となるのは卸売会社が産地の不正表示と知りながら販売していたことでこのことはコンプライアンス(法令順守)の書類を今年の3月中に日本全国の卸売会社が提出しているので再度確認を取ることになるだろう。昔と違って自己が不正を行わなくても不正だと思って『不正の事実』を確認し知った時、行動を起こさないと不正行為とみなされる事となる。どのような処分となるのだろうか。とにかく気になる市場休日中の騒動である。どうも農水は水曜日に報道するように仕向けたのだろう。全国の市場関係者の休みの日に一罰百戒を意図的に狙ったのだろう。役所の中での消費者庁への駆け引きが見える。
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口臭の抑制

2008年06月25日 | 趣味としての漬物
口臭の抑制
多くの人が気にする口臭の抑制は唾液を多くすることによって減少させることが出来ます。いろいろな薬はありますが一番簡単で安全安心な方法は梅干を食べることです。特に昔ながらの梅干はすっぱくヨダレとなるくらい出てきます。今の調味梅干はすっぱさと塩分をおさえていますのであまりヨダレは出ません。どうしても昔ながらの塩分の多い梅干を高血圧等のため控える必要のある方は梅干を置いて臭いでヨダレを出しましょう。一粒で何回か食事がたのしめます。
 築地場外市場では煮魚をするために昔ながらの梅干を扱っている所があります。
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生活防衛

2008年06月24日 | 築地市場にて
生活防衛
食品価格の上昇で生活防衛の動きがあってさらにガソリンの値上げでぜいたく品や急いで購入しなければならない商品の売れ行きが悪いという。通常なら物価上昇のときは値上げ前に消費者が買い急ぎのためさらに価格が上昇するのだが今は違うという。街に増えてきた宝飾品の買取所は金などの価格が高いので売る人が増えているという。
 築地市場でも古いターレーが次々とくず鉄となって出て行く。空き缶も有料廃棄物から無料の鉄くずとなりそう。廃棄する木製のパレットもある地方では銭湯の業者が重油が高いので市場に引き取りに来ているという。市場では廃棄処理代が減り助かっている。東京では木製のチップとなっているようである。
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将軍家御典医の娘が語る江戸の面影 安藤優一郎著を読む

2008年06月23日 | 福神漬
将軍家御典医の娘が語る江戸の面影 安藤優一郎著を読む
この本は今泉みね著の『名ごりの夢』を読みやすくしたもので幕末の江戸の人達の歴史を敗者となった人々の心情を書いてあります。福神漬の様々な歴史から明治10年頃からつまり西南戦争で明治政府が勝ったことによって武士の時代に戻ることが消えた時でも深く心にしみ込んだ反薩長親徳川の心情は江戸の市民や幕臣に残っていたのでしょう。いつの時代でも歴史の敗者の記録は少なくその記憶の記録が消せないところから出てくる。福神漬の数奇な軌跡は調べれば調べるほど不都合な真実の辻褄が合わなくなる。しかし決定的な文献がない。
 今泉みねがまだ幼少のころ今の築地の三菱東京UFJ銀行築地支店の地(築地1丁目10番地10号)から浜御殿(今の浜離宮恩賜公園)まで家出して遊んだ浜御殿の風景は今でも残っていて、特に将軍お上がり場を築地市場の外れからから夕方眺めると築地市場の汚さが見えなく緑の木々の後ろに東京タワーがライトアップしていて、さらにレインボーブリッジもライトアップして江戸と平成が混在している風景が見えます。この場所は築地市場でも最も奥まったところで一般観光客も来ず落ち着いています。
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漢字だらけ

2008年06月22日 | 築地市場にて
漢字だらけ
築地市場の看板は漢字だらけでほかと違ってカタカナも少なく昔の日本を見るようだとある本に書かれていました。まあ年寄りの経営者と得意先の古さと扱う魚とことか。海外産の魚が鯛に似ていたらxxx鯛となってしまう歴史もあった。今は不当表示となってしまうのだがカタカナ魚やカタカナ野菜は取り扱いを知らせるのは大変でまだ伝統野菜とはならない。
 屋号も佃とか伊勢とかあって、時代劇に出る看板がそのまま残っています。そろそろ店舗移動の話が出そうな雰囲気で雲行きは怪しい。市場外部のトンチンカンな論議をよそにミシュランの星の影響で休日でも外国人が場内をうろうろするでしょう。次の店舗移動では数十軒水産仲卸が廃業するだろう。街の魚屋が減り交際費でしか食事が出来なくなる価格になればば高い魚は利益が出ない商材となる。800もある仲卸は減るだろう。さびしい。原油の高騰は昔に戻れということ。つまり旬のものを旬の時に食べることとなる。季節はずれは高いということ。
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築地市場の銀行にて

2008年06月21日 | 築地市場にて
築地市場の銀行にて
6月20日金曜日の午後翌日のつり銭が足りないためあわてて銀行に駆け込みました。ここは場外の銀行と違って午後の業務は閑散としていて,行内を眺めていたらポスターがありました。
日本ブラジル交流年及び日本人ブラジル移住100周年記念貨幣の引換開始日を6月18日とありました。まだポスターがあったので聞くと18日は市場休のため引き換えの人が少なくまだ残っていました。仕方がなく大量に交換しつり専用に使うつもりです。築地場内の郵便局も記念切手がいつも残っていて付き合わせられています。記念硬貨は自動販売機に使えず最近は人気がない。築地の人達は収集趣味の人が少ないのでしょうか。

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イカの休漁

2008年06月20日 | 築地市場にて
イカの休漁
イカの休漁の記事で相場が少し上がったが定置網で取れたイカの入荷のため品薄になっただけという。燃料を大量に消費し浜と同じような鮮度の良い状態で魚を安価に食べる時代が終わったということで食の単価の上昇している時代にこれからは大量の燃料の消費しない漁業方法が要求されるだろう。冬に重油を炊いてキュウリを食べることが安くは出来なることである。昔の日本の状態に戻ることで戦時中の工夫を現代風に直せばよいこととなる。江戸時代今の江東区で江戸市民のゴミを集めたところで発酵した温熱を利用して野菜の促成栽培を行っていた。
 今年の夏野菜は国産野菜指向のためと農家の高齢化で増産できず高価格となるだろう。戦後長く続いた農家の不景気が終わるのだろうか。

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6月はぬかみそ漬

2008年06月19日 | 趣味としての漬物
ぬかみそ漬
ぬかみそ漬けは本当に乳酸発酵させたぬか床で漬けた野菜は本当に腸まで生きた乳酸菌を運搬することが出来るもので健康にはよいのだが残念ながら漬物業界は販売しやすさから発酵を阻止する過熱殺菌等の技術開発ばかりであった。今見直されるぬかみそ漬けが一般家庭で漬けられる時本当の今は食糧危機の時だろう。ぬか床をかき回し腐敗を避ける必要がよほど暇で仕事のない時だから。しかし、ぬかみそ漬けをすれば判るのだが本当に手がきれいになる。ただ臭いが好きならば。
 6月はいつも漬物の漬ける季節。ぬか漬・梅干・ラッキョウの季節なのだ。
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原油バブルの行き先

2008年06月18日 | 築地市場にて
原油バブルの行き先
今の原油のバブルということは皆わかっているのだが現実に次々と節目の価格を軽々と突破しいつバブルがはじけるか忘れて原油価格の理由付けをしているようである。諸外国中では一般庶民に影響あるのでガソリン等の価格が意図的に低く抑えられているようである。従って日本の原油消費量が押さえられているがどうも中国の輸入量が減っていないようである。この先色々なエネルギー高騰の影響を避けるため対策を取ることになるのだが今までもてはやされた仕事や行動が一転して悪役となりそうである。その中の一つがコンビニの24時間営業となりつつある。漁業の休漁もそろそろ始まりそうで価格が上昇しなければどうなるんでしょう。そして上がった値段の魚の消費が減って・・・。どっちに転んでも大変。
 米は戦後自給すると政府の政策によって減反となって米の関連する食物も減ってきた。しかし海外の米騒動で見直しとなりそうであるがタイやベトナムで米増産が始まれば一転して減産となることもあり得る。ばらつきのある価格上昇は需給によって落ち着くまで時間がかかる。原油・中国元の上昇は新しい日本食を生み出すだろう。
追伸 6月20日から中国はガソリン価格を16%上げた。でもまだ日本よりはるかに安い。為替のレートもあるが1リットル100円もしない。
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明治東京の食欲の秋

2008年06月17日 | 築地市場にて
明治東京の秋の風物詩
べったら市の記事の中で秋になると焼き芋売りの声がしてとあった。山本笑月『明治世相百話』には明治末期までが繁盛していて大正の震災以後味の好みが変って廃れていったという。また山本の文章には目黒不動尊のたけのこ飯の話が出てくるが目黒が竹の子の名産であった時のことで住宅地として竹藪が関東大震災以後きり取られ今では目黒の竹の子飯が名物であったことは知られていない。初期の福神漬に入っていたのは多分目黒産の竹の子だろう。
関東大震災のとき目黒の住民は竹やぶで余震の時を過ごしていたという。・
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関東大震災の後

2008年06月16日 | 築地市場にて
関東大震災の後
築地の市場が日本橋魚河岸と京橋の大根河岸が関東大震災のあと移転したことがよく知られていますが関東大震災は大正12年9月1日で築地市場が開場したのは昭和10年2月のことです。この間10年以上の歳月があります。実際色々なところへ移転する案があったようです。しかし、築地に移転が遅れた原因は『板舟権』の保障問題等新しい商売に対応した業者と古い商売で利益を上げた業者の対立でもありました。そこに米騒動で社会不安を起こした経験から物価を安定させ治安を維持したい政府の思惑もありました。
 豊洲の汚染問題の裏では同様の問題があります。新旧の対立と行政の思惑がそれぞれ行動していて、中にいても展開の見えない状態です。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

板舟権(いたぶねけん)は、東京日本橋にあった魚河岸で、江戸時代以降、認められていた権利。
日本橋魚河岸で魚類を販売するのに、市場区域内、西側3尺のところへ、幅1尺、長さ5、6尺の平板をならべたが、これを「板舟」といった。 また海から運んできた魚類を陸揚げするため河岸でいったんはしけ舟に積んだが、このはしけを「平田舟」といった。 板舟をならべる権利、平田舟を利用する権利は営業権の象徴として売買、譲渡、さらには賃貸までされるようになり、そうとう高価なものになっていた。 魚河岸が築地に移転するに際して旧日本橋魚河岸の営業者らはこの権利を失うことになり、東京市がこれを賠償すべきか否かが問題となり、ついには疑獄まで引き起こされた。
 
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