秋も終わりになってなかなか寒さがこなかったが今日は寒い。野菜が高かった10月が終わる。10月一人退社、明日一人入社。人の出入りが多くなりそうだ。豊洲へ向けて求人増大は何時になるのだろうか。今年の高菜の出来が悪そうでラ-メン用の高菜が出ればス-パ-用の高菜消えそうだ。全ては中国産になると思えば今は他の国へ行きそうだ。漬物など外国語に日本で一番縁のなさそうな業界が意外と海外と接点がある。築地では漬物を買う異国人は見かけない。
休市の築地で暇なので場内散歩。さすがに一番奥地の築地大橋付近は異国人はいない。11月7日の築地廃市が消え、仮設道路建設工事は最後の舗装を残して中断中。今まで景色を隠していたフェンスが撤去され浜離宮桟橋やレインボウブリッジが再び見えるようになった。未完成の築地川の仮設道路は自転車走行には不向きなくらい狭く、堀に転落しそうな低さのガ-ドレ-ルがある。実際走り始めたら本当に付け焼刃的な道路を感じるだろう。
東京都が豊洲の盛り土問題を強引に決着を図るようだ。今では盛り土があれば豊洲移転問題は解決するように仕向けている気がする。盛り土があっても地下には汚染物資があって、変化はない。そもそも汚染の問題は豊洲で働く市場関係者の健康問題でそこで汚染があっても食品に付着し食品の、安全性が無くなることは確率的に少ない。それよりは細菌による食品汚染の問題が市場関係者の共通認識であった。手洗い、温度管理、ネズミ等の駆除もいつも保健所の指導だった。多分保健所も地下の汚染で食品が汚染されるとは考えていなかったようだ。そのような講習会はかってなかったと記憶する。
ふと思い出したが明治末期、関西の冒険的銀行家岩下清周を思い出した。日露戦争後の不況時にいわゆる赤新聞(スキャンダル記事が多い)によって不祥事をねつ造した記事に岩下が無視し、放置したため一般大衆が次第に不景気の不満のはけ口が岩下に向かった。岩下が微罪で検挙され投獄された。大正年間に出獄し、余生を富士山麓で過ごした。
豊洲の一件も一般人の食の安心安全神話を否定しなかった東京都の衛生関係者の問題でもある。繰り返すが豊洲の地下汚染問題は豊洲で働く人の労働問題であって、労働者の健康が損なわれず、食品が汚染され被害が出ることはない。
2015年の国勢調査が発表され、全国一の人口減少率の秋田県で唯一元気なのが(いぶりがっこ)を作っている農家である。ここ数年一年中供給されることは無く、欠品も今年は半年近くあった。
12月には新物が供給される。今は畑から取り出し煙でいぶす時期となっている。今年もまた悪天候で大根の作柄が心配である。
のんびりまだ豊洲市場で冷蔵庫新設工事が行われている。移転日が決まらないが補償の問題で完成まで行くしかない。今から思うと予定の11月7日には完成はしていなかったかもしれない。今残っている問題はフォ-クリフトだけである。東京都の補助金は豊洲移転後に支払われることになっていて今築地で電動フォ-クリフトを使用すると100万円ほどの補助金がもらえない。ところが既にフォ-クリフトのメ-カ-が作っているという。都合の悪いことは来年新型になり今年の見積もりの価格にならないという。
環境補助金ということで築地で使用しても補助金が出れば問題はない。移転がもたもたすると消費税も10%になってしまう。
免許書き換えのため、高齢者教習に行きました。久しぶりの教習所ハ50歳も下の人がほとんどで少なくなった教習所デ講習していました。高齢者教習は駅に近い所が混んでいて、割と駅から遠い教習所、つまりバス利用の所が空いている。その理由は高齢者ハ時間があると思われ都心で駅に近い所は若い教習生の確保が容易だから高齢者教習はそんなに引き受けなくとも良いと思っているのでしょうか。満車にに近い教習所のコ-スはゆっくり走り過ぎて時間が足りないくらいの教習だった。
今日の講習で感じたのは75歳を過ぎて認知症を疑われる,事故と違反は免停の前に医者行きらしい。そこで認知症でない診断をもらい教習するという。うっかり違反するとさらに大変なことになる。今日の感想。免許の更新制度は高齢者は早く運転から引退せよと感じた。
25日夕方より電話の工事が築地市場で始まった。警備の人に聞くと午前中は豊洲市場で電話工事のごみ処理を行って午後から築地に来たという。本来なら築地の電話工事がいらないのに豊洲移転が不透明なので修理をするようだ。昨年から補修らしき工事を築地でしていない気がする。
築地と豊洲とで両天秤かけられる業務を優先し、今日も進む。ようやく築地の気温が朝10度になる。温度管理を気にしなくてよい時期となった。
どうやら外部まで築地市場の老朽化が知られてきた。落石事故はここ数年目立ってきて、補修されず危ない所を削ることしかしていない。そのため壁の浮いたところが目立ってきた。廃線マニアが喜びそうな貨物線の後も露出してきた。あとはカラスの落し物に注意。
築地市場の来年度補修予算が2億円という。豊洲の維持費や移転の遅れた補償金はどのくらいかかるのだろうか。
机の上にアメリカのFDAの登録更新の代理店と称するところから来た文書がある。バイオテロの時、FDAに登録した記憶があるが更新と言われてもどの様な役割があるかわからない。代理店の文書によると登録更新しないとアメリカで商品が通関できないかもしれないと書いてある。どの様なことかもう少し調べる必要がある。
日本の農水産省は農産物の輸出に力を入れることで現状改革をしようとしているが長い漬物輸出の経験から楽ではない。
平穏な土曜日で何事もなく終わりと思っていたが夕方事故があった。金属の棚が落下し、1センチの傷。血液サラサラの薬のため、救急車を呼ぶ。聖路加病院行となる。大げさな報告のため警察沙汰となる。あいにく築地警察は築地市場内のケンカ騒動で出払っていて、結構時間がかかった。 まだ帰ってこないが無事だと良いのだが。
豊洲市場移転が延びても補償金のため工事は継続中。東京都との信頼関係より付き合って補修してくれる工事業者との関係維持のため工事は継続している。あとは市場の組合を通して東京都に請求するのみとなる。結構豊洲移転延期は補償金が数十億円以上となる気がする。移転のための残業代まで請求することができれば百億を超えるかもしれない。
あとは棚と事務所机だけ残っている。これは二月ほどあれば何とかなる。
25度を過ぎた暑さの中でべったら市。築地には雑用の人が来るだけ。混乱を説明するには面倒だ。とにかく早く期日を決めてほしい。築地残留でも対処の方法を考えるだけでいくかもしれない豊洲のことを考えると対処を考えても無駄だ。外部のやじ馬電話は全て豊洲の移転問題が決定しなければ現状維持で終わると話して切る。封筒の発注で移転時期の予想をする。長期を予想する人は大量発注を進言する。来年派は少量。こんなことで社内はもめる。救いは電通の深夜労働。お互いに今は大変だな。
築地市場を貫通するトンネル工事が豊洲移転の延期で完工の見通しが立たない。このトンネルは汐留の電通前を通っていて、ここも今話題の会社となっている。ほぼ24時間営業の築地市場の隣なので電気が週末深夜まで点いて不思議ではない。今は過労職場で叩かれているが多分改善は不可能な業界かも知れない。築地のように人に自慢できる職場ではないので過労の状態になればすぐ転職となる。従って豊洲の汚染問題は従業員の健康の安全性を東京都がどのように保障するかにかかっている。ようやく読売新聞等の論調が食の安全安心から豊洲市場で働く人の健康問題となってきた。前からどんなに汚染物資があっても基本的管理をすれば食品に汚染は浸みないとおもっていた。しかし築地で働く人の健康問題は別と感じていた。
ようやく報道機関は気が付いたようだ。ただ豊洲市場は危険という風評は消えない。
天気予報では25度以上もあるという。明治期の新聞では19・20日のべったら市は初冬の市と記述があり、寒さを感じる報道となっている。10月としては天気の特異日として雨の確率の多い日だった。今年は2日間晴れそうだが秋の悪天候で大根が高値で心配だ。トウガラシで味付たピリ辛べったらでビ-ルを飲むには良い気温かも知れない。日本酒には暖かすぎる。
豊洲の問題がなければ、毎月東京都に支払っている築地市場の使用料の納入書類を深く調べることはなかった。銀行で準公金と印刷されて通帳が戻ってくる。調べると学校の給食費のような種類の金を役所等ががまとめてお金を管理しているようなことを言うようだ。豊洲の報道で都民の税金とよく言われるが中央卸売市場は都のシステムでは別会計で直接的に税金を投入するのでなく間接的に税金が入っていると聞いている。
築地市場の跡地の売却を狙った今度の豊洲移転延期騒動の根本である。築地市場関係者が十数年前の築地市場内での再整備案が内部の混乱で中断したことを忘れている。多分豊洲を断念しても、もっと築地から見て豊洲より、より遠い埋め立て地しか予定地案が出ないだろう。今の混乱を思うとどうして築地で再整備できなかったか悔やまれる。当時は築地に勢いがあった。今は自主性が消えるくらい力がない。TV報道は過去の勢いのある時を基準としているようだ。風評被害を吹き飛ばす力は今の築地にはない。