年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

不祥事発覚

2007年10月31日 | 宅老のグチ
不祥事発覚
大田市場まつりと豊島市場まつりで賞味期限切れの食品を販売してしまい、市場の開設者の東京都の怒りは半端でなく、不注意の結果、新聞5誌にお詫び広告を出させるという。まだまだ秋の市場祭りが今後続くので不適切な食品を販売することがあると同じような広告を出すことを東京都から要求されるだろう。

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目先の利益

2007年10月30日 | 宅老のグチ
目先の利益
古い漬物の歴史から見ると目先の利益のため極短い時間で産地が変わり、古い産地が消えてゆく。一般的に良心的に製造すれば企業として存続するといわれるが、実際はそうでないことが多い。多くは語られず消える。
 法や行事時期の天候不順など様々な予期せぬことが起こる。その最たるものは災害と戦争であろう。でも欲に駆られた人間の仕業ほど予想もつかない結果をもたらす。漬物はそんな食べ物の一つでもある。漬物の歴史を調べるとよくそう思う。
 沢庵漬なんかは柳生宗矩、千宗旦、沢庵和尚の交流と徳川幕府の外様大名の取り潰しの基準をめぐる情報収集のために諸大名が沢庵等に取り入るために沢庵漬を持ち上げたと思うと漬物が別世界のものに見えてくる。
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日本橋本

2007年10月29日 | べったら市
日本橋本
築地本、つまり築地市場に関係する本とするならば、日本橋本は日本橋または日本橋地区に関係する本とも言えて、「日本橋バビロン」を借りて読んでいる。
 小林信彦さんの本は日本橋とタイトルがついているが私から見ると日本橋というより両国、つまり今の感覚で言うと総武線方面で日本橋とは思えない。旧日本橋区であって感覚は大川(墨田川)端と思う。旧日本橋区は拡大しすぎていて、明治の頃はもっと狭かった気がする。日本橋べったら市となったのは大正の半ば過ぎでそれまでの新聞記事は大伝馬町の恵比寿講、とか恵比須市とかなっていた。
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簡単な食事

2007年10月28日 | 築地市場にて
雨の土曜
雨天の土曜となれば、客も観光客も少なく路線便のトラックもほとんど同時に入荷する。一時的にごった返すがすぐ終わる。築地市場の午前はとにかく忙しい。築地をきれいにする会がエレベーター内部の落書きを消すという。記念品が出るそうだが何が出るかわからない。色々な会合に簡単な食事が出ます。中身はサンドウィッチとお茶。築地市場で食中毒を起こすと大変なので安全で無難なものが出る気がします。
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10月末の台風

2007年10月27日 | 築地市場にて
10月末の台風
季節はずれの台風は野菜栽培を直撃するときは、かなりの後遺症を残すことになる。三浦半島で栽培されていた三浦大根は1979(昭和 54)年の10月末、季節はずれの台風で種のまきなおしが出来ず、現在の青首大根の三浦大根となってしまった。12月26日に築地市場に昔ながらの三浦大根が入荷するが正月用の大根でこの時期に入手しなければ三浦市まで行かねばならない。
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天気出現率とべったら市

2007年10月26日 | べったら市
天気出現率とべったら市
19日の夜からの雨はべったら市の雨は夏の季節の終わりで20日から空気も澄んで早朝は15度を割り少し寒い。昼間は25度にもなり乾燥した夏とも秋ともいえる。
 秋の味覚の市場にあふれマツタケの話題も去り、市場は表向きは静か、その中で食品の安心安全の信頼を損なう事件が連日のように報道され、日々入荷品のチェックに忙しい。怪しいのもあるけれど、人為的ミスがほとんどで、表示プリンターの掃除不十分でよく読み取れない、ラベルがはがれて消えたとか。後は賞味期限の違っている荷物の混在の区分、分けなければならない。日々大変。
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築地市場の移転問題の延長戦

2007年10月25日 | 築地市場にて
築地市場の移転の延長戦
やはり予定とおり移転問題は延長戦に入って、ロスタイムは10ヶ月となりそう。オリンピック招致立候補という期限もあるので、あまり長いロスタイムは取れない。サドンデスの延長戦か法の威力で強行突破か次代の人が判断するだろう。
 田町の除去工事は一部終わったみたいで、工事現場を覆っていたテントが除去された。どんな結末になるか情報公開の時代、いづれ経過は公開される。
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内部告発せよという農水からの薦め

2007年10月24日 | 宅老のグチ
内部告発せよという農水からの薦め
農水省から疑念のある荷があれば農水省や各都道府県に報告するようメールが来た。もし知っていて報告しなければ後日違反が発覚すると今の雰囲気では出荷者と同罪となる雰囲気である。価格水準を知っている市場関係者にとって安い商品は要求することがあり、当然出荷者は工夫することにより、原価を下げて出すことになる。工夫とは違反も含まれる。
 小売業者も時代の雰囲気でもう少し経てば市場関係者と同罪となる気がする。安いものを要求して、賞味期限改ざんや原料表示が異なるのを知っていなくとも許されなくなる時代が迫っている。プロの仕事といわれれば怪しいものには手を出さない。欠品しても産地偽装してまで品物を用意しない覚悟がいる。食品は天候しだいで生産量が変化する。全国一律に用意することは難しい。
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昔は何でもあり

2007年10月23日 | 宅老のグチ
昔は何でもあり
昔は何でもよくて、例えば正月は飲酒運転していても大目に見られていて、事故さえ起こさなければよかった気がする。最近は飲酒運転の厳罰化で厳しい処罰がなされている。昔は良くても今はダメの時代。
 「もどき」という偽物食品がある。これも一つの食文化で肉食を禁忌していた時代の工夫で、いまでは食品偽装とも解釈しだいではなると思う。どう表示するか。xxx風とかOO風味とかいくんでしょうか。
 時代が変わり、食品の歴史の無知な人たちに工業製品と同じ規格で解釈しても仕方がない。地域食文化と表示は一致しない。野沢菜だって長野県では色々な呼称があって様々な漬物にされた菜がある。
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業界の常識と世間の常識

2007年10月22日 | 宅老のグチ
業界の常識と世間の常識
長い不況は古い食品業界に他の業界から仕事に来て、納得のいかないことであっても生活のため我慢していて内部告発すれば他の仕事をしている人の仕事も同時に奪いこととなり、狭い地域社会にはいられなくなるのは必至である。だからといって不当表示して食品の品質レベルを下げてまで価格競争することが良いとも思えない。
 良い仕事をしても必ずしも生き残るとはいえない。だから食品業界は難しいのだ。漬物は長い歴史があるけれど江戸時代中期から続いている京都の奈良漬屋さんが今でも一番古く、大部分は戦後創立で、京都が戦災にあっていない理由から古い漬物屋さんが多い。もちろん内陸のため海産物より農産物利用が盛んな都市でもあったと思われる。
 自身でも今やっていることは大丈夫と思っていても時代が変われば不正となっているかも知れない。
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早大創立記念日とべったら市

2007年10月21日 | 宅老のグチ
早大創立記念日とべったら市
明治時代の新聞記事で「べったら市」「早稲田大学創立記念日」の記事は同じ日に書いてあって、少し遅れて浅草の酉の市の場所割りの記事があったりしていた。今も昔も早稲田の人は新聞関係者が多い。
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雨のべったら市

2007年10月20日 | べったら市
雨のべったら市
20日からあまったべったらの処分先を考える。昔の人たちは冷蔵庫もない時代、つまり昭和40年以前は本当にリスクの多い漬物であった。たかが大根一本で千円以上するので地方の大根生産者は県の農産関係の人たちが指導するべったら漬の分析に従って、補助金を得て大規模な設備を行い造り始めた。しかし安定した販売先がないため既存の販売先に入るため大幅に安くしなければなり立たず、作りすぎたべったらは味がすぐに変質し、損失を増やして行った。19日に雨が降ればどんな業者も赤字販売だろう。
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やはり雨か べったら市

2007年10月19日 | べったら市
やはり雨か
べったら市の日は昔から雨が多く。最近30年のデータでも10月の中で一番雨の確率が高く心配していたけれど、だんだん天気予報が雨になっていく。雨対策として痛み易いものを少なくする等。
明治の時代からべったら市は雨という。今回の雨の後は冬の雨になるのだろうか。昨日の空気は乾燥していた。暑さの割りにさっぱりしていた。
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際物(きわもの)

2007年10月18日 | べったら市
10日の菊
「6日のあやめ、10日の菊」というと、時節はずれの役立たずということになるけれど、どうも『べったら市』当日にべったら市の歴史を書いた本の最終校正が出来そうです。もとより際物として書いたものでなく11月の大根の一番美味い時期に合わせていたのであせりませんが大伝馬町の江戸屋さんにはゆっくりとした時期に本を持って訪問したいと思います。後は小伝馬町駅の梅花堂さんくらいでしょうか。今年も切山椒を買いに梅花堂に向かう予定です。
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週末はべったら市

2007年10月17日 | べったら市
週末はべったら市
週末の天気予報は晴れだけれど雨の多い特異日ともいえる19日はどうなるでしょう。今年の大根の出来は並の状況ですが今浅漬用の大根は不足気味です。繊維問屋の多い堀留町辺りはどうでしょか。不景気風か景気良い風が吹いているのでしょうか。昔べったらの露天商が600軒を越えたいた明治末期から大正初めの頃を知っていたらこの寂れ方はどう思うのでしょうか。
土曜日はあまり良さそうではない。
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