年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地市場はお祭りモード

2008年05月31日 | 築地市場にて
築地市場はお祭りモード
来週の波除神社のしし祭り準備が築地場外市場周辺で用意ができつつあります。6月7日には築地市場内の水神社(吉野家の付近)を中心とした地域が午前10時から12時まで交通規制されます。みんな仕事の手を休めていくでしょう。
 ガソリンが6月から大幅に値上がりしますが食品の値上げの連絡が続々とやってきて価格改定の連絡漏れに注意しないという忙しさ。雨の多かった5月から6月はどんな天気になるのでしょうか。
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船場吉兆の事件で

2008年05月30日 | 築地市場にて
船場吉兆の事件で
日本料理や旅館の料理などのコース料理が人の食欲の関係なく量が出るのはいかがなものだろうか。いわゆる食べ残しはどんな理由で発生するのだろうか?新しくまた古くからある問題でもある。年齢体格性別等とその日の体調によって食欲が変る。コース料理の宿命ともいえる。
 使い回し報道の後破産は予想されたことであるが、これ以上報道する必要があるのか疑問に思える。事件の本質を追求することが類似の事件の再発防止になるのに今の報道姿勢は『吉兆いじめ』に近い。従ってまた類似の事件が再発するだろう。
『吉兆事件』の本質はなんだろうか。まだ報道関係の記事からは何も見えない。ただうすうす感じるのは『あせり』でなぜ老舗の負債がかなり多いのは気になることである。大阪の不景気と優良な融資先の少ない銀行のあせりも感じる。
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村八分

2008年05月29日 | 築地市場にて
村八分
日本人の社会の掟・村八分というのがあります。一般に火事と葬式以外付き合わないという意味ですが、自衛隊機の中国四川地震への出動はギョウザ事件の終結と言う結論になるのでしょうか。
 これは意外と大きな事件でもしギョウザ事件がこれで終結となれば国産食品にシフトしていたスーパー等はまた安価で品質のよい中国食材を容認するようになるのだろうか。とにかく今はブレが大きく対応を誤ると老舗の企業も急速に衰退する。
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表示だらけ

2008年05月28日 | 趣味としての漬物
表示だらけ
複数の食品が入っているコンビニの弁当など完全に表示しようとしたら多分商品の裏面が文字だらけになってしまうだろう。今の表示制度は簡略されていて表示しなくてよいことがある。漬物は原料原産地表示が加工食品の中で先行した食品であるが福神漬などの複数の野菜が入っているものの割合の多い野菜のみ産地表示となっている。
 表示だらけの食品はその多さゆえ意識から外れるし、消費者から誤解される原因となる。なぜなら表示義務のある表示と任意表示の部分が混在していて消費者が理解することは困難だろう。梅干などは10年以上前は12%くらいで低塩といわれたのがいまでは8%などがあって何かで保存性を高めているのだろうとまた考える。
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食品の表示と表現

2008年05月27日 | 趣味としての漬物
食品の表示と表現
食品を言葉で答えるのは簡単なことではなく『おいしい』と言う言葉でさえ万人共通においしいと言うことはない。そして法律用語に変えていくことは大変なことである。海で生きている魚がその採られた方法地域によって表示が変り全てを消費者まで伝えることが必要なことだが本当に伝わるのだろうか。
 消費者庁を作って法律を作る時になって、定義を作る段になって業界団体との交渉に難儀するだろう。『農産物赤とうがらし類』と言うJAS規格がある。これは日本におけるキムチの浅漬けの規格だがどうしてこんな表現になったのかは隣国韓国のクレームで発酵してないものはキムチと表現してはいけないと言っていた。これをキムチの規格として理解する人は少ないと見えてJAS規格を取る業者がほとんどない。

農産物赤とうがらし漬け類
 農産物漬物のうち、赤とうがらし粉、赤とうがらし粉ににんにく、しょうが、にんにく以外のねぎ類若しくはだいこんを細刻、小切り若しくは破砕したものを加えたもの(以下「赤とうがらし粉等」という。)又はこれらににんにく、しょうが、にんにく以外のねぎ類、だいこん以外の野菜、果実、ごま、ナッツ類、砂糖類、塩辛類、もち米粉、小麦粉等(以下「赤とうがらし粉等以外の漬け原材料」という。)を加えたものに漬けたもの(赤とうがらし粉固有の色沢を有するものに限る。)をいう。
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農産物を増産せよと言うけれど

2008年05月26日 | 築地市場にて
農産物を増産せよと言うけれど
農産物を増産しても市場価格の下落で価格保障のない農産物は投機的な仕事となる。そんなことも知らないで増産してといわれても動けません。米と違って野菜の価格保障のあるもの限られていて同じきゅうりでも漬物用つまり昔ながらのきゅうりは価格保証がなく相場の乱高下になる。今年は漬物業者の国産志向が強く夏のきゅうりの価格は高値安定することは必定だろう。ただギョウザ事件が忘れ去れればまた中国から安く品質の良いきゅうりが日本にやってくる恐れがある。さてどうなるやら。
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物あまりの時代から物不足の時代へ

2008年05月25日 | 築地市場にて
物あまりの時代から物不足の時代へ
戦後物不足が解決してからオイルショックのときを除いて物不足はなかったともいえて金さえあれば好きなときに好きなだけ購入できるので在庫をおく必要がなくなった。築地市場に放置してあった金属類のゴミが減ってきてある市場ではどうも1斗缶がゴミ扱いから資源に変ったらしい。今までは誰も引き取らない缶が置いてあれば盗まれる時代になったかもしれない。そのうち自転車の価格が上がれば放置が減るだろう。
ガソリンエンジンのターレーが毎週のようにくず鉄回収業者によって築地から出て行く。新規購入は充電式のターレーでなければ築地市場内を走行することは出来ない。しかし、運搬する力が不足していたのと高価なので東京都の補助があっても中々買い替えが進まない。
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築地市場の上空でツバメが

2008年05月24日 | 築地市場にて
築地市場の上空でツバメが
築地市場内の電線にツバメが4羽止まっていてどこかで巣つくりをしているようです。初夏を思わせるような天候で動く車もゆったりと見える。
 さて移転の延長戦は次回の水産部の店舗異動の時期の問題となる。我慢していた店舗は移動を望むだろう。前回は不景気のためやや間隔が開いたが(9年)そろそろの問題となるだろう。何分経費がかかるので廃業する店も増えるだろう。店舗移動をする主な理由は、「市場の公平性を保つため」と言われておりますが2004年5月に移動して早3年経過してます。前回は9年間隔でしたがそれ以前は4年毎でした。東京都の行政指導と業界内部の声が出てきそう。
 ツバメが巣を作る位暇になったと言うことか。
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無難な話題

2008年05月23日 | 築地市場にて
無難な話題
築地市場は初対面の人でも会話するには政治や人種や宗教を超えて会話するには無難な話題で話しているとその人の食に対する人生観がはっきりと出てくる。今の築地市場は話す前にあらかじめ『個人的な意見ですが』と断って話します。なにしろ全体が大きく世界中から魚や野菜果物が集まってきます。自社の仕事も何をしているのかわからない時もあるのに築地全体の話は出来ません。しかし最近目立つのは外国人労働者と現場で働く若い女性です。事務的な仕事をする人は昔からいたのですが現場にセリ人の補助としてかなり目立ちます。
 外国人労働者の雇用の問題もあります。とにかく築地は移転問題だけでなく色々なふしぎな問題もあります。
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5月21日の日経朝刊から

2008年05月22日 | 築地市場にて
5月21日の日経朝刊から
移転が予定されている豊洲市場の汚染について『どんなに清潔に掃除されたトイレで握られた寿司は食べられない』と書いてあった。今の築地で働いている人の気持ちだろう。こんな感覚が必ずしも衛生的でない築地市場の安全が保たれているのだろう。昔かたぎの人達も大分少なくなった。スーパーのバイヤーは築地から逃げていて年々売り上げが築地から逃げている。この原因として混雑と低温流通の設備の不十分の状態だと考えている。昭和ノスタルジーだけでは食の安心・安全は保たれない。
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太めになった中国人

2008年05月21日 | 築地市場にて
太めになった中国人
四川の大地震で中国の山間部の人達は概してスリムで北京上海等の都市の人たちが昔と比べて太めになっている。北朝鮮の人達で太目の人はぜんぜん見かけない。
 戦後の日本では相撲の力士でさえガリガリとも言ってよいくらいやせていた。日本の10倍の人口がおいしいものを本当に食べ始めたようである。本当の米騒動が日本でも起こりそうである。大正の米騒動は富山から始まったのだが平成の日本では何処から起こるのであろう。
築地市場に来る観光客の中国人も大分体格のよい人が増えて来たようである。
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築地市場の生保のおばちゃん

2008年05月20日 | 築地市場にて
築地市場の生保のおばちゃん
市場内を巡回する生保のおばちゃんは場内情報の取材源。延長戦の話から挨拶は始まったが全体として築地の景気はどこかホンワリ気分。食べ物の価格がどんどん上がっていて大変ですが一部では過剰値上げで需要が消えまたもとの価格になるように販促している混乱。
基本的な食材の値上げは需要は消えないが嗜好的なものは価格の値上げ率より需要の減少率が大きい。
 どこかの食品が増えれば静かに減っていく食品もある。これからは輸入食材は厳しくなっていくだろう。米食文化が復活するだろが以前とは違う日本食となるだろう。
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築地市場内の配送業者さんとの会話

2008年05月19日 | 築地市場にて
築地市場内の配送業者さんとの会話
どうやら3年の延長戦だが場内を配送している人達はヤマト便や佐川便を除くと割りと下請け業者を使用していてもう何年築地場内を配達している。仲卸の下で使われている外国人労働者と違ってある程度日本語が読めなければ築地市場には配達できない。佐川便などは場内配送だけで何人働いているのだろうか。下請けの人達はいわゆる団塊の世代の人もいるらしくみんな定年延長になりそうである。とにかく築地場内配送は若い人には大変そう。住所がみんな築地5丁目2番地1号なのだから。
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明治の江戸っ子の悩み

2008年05月18日 | 福神漬
明治の江戸っ子の悩み
東京の人達は明治の文明開化に最も早く接していながら長い江戸幕府時代の生活に慣れていて新しい文明に接することが慣れない人がむしろ多かった。考えてみれば当たり前のことだが明治20年頃までは江戸時代に生まれた江戸っ子と維新後日本各地から上京してきた新しい時代の担当者となっていく人と明確に区分できていた。東京人となった江戸っ子は御一新とも呼んでいた。なじめない政権と文明開化という現実に対応できない人の20年でもあった。
 そんな中で芸人たちは新しい時代に合わせた芸を探すのに苦労していた時代でもあった。特に明治15年頃からの松方デフレ政策によった経済の不況もあってかなり苦労したようである。そんな時代が福神漬創生の背景にあるとは調べている間に気がついた。漬物なんかは文献にもなく後で事実が残るだけで、残れば良い方で一時的なものは消えていってカスだけ言い伝えとして残っていく。
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延長戦の日に

2008年05月17日 | 築地市場にて
延長戦の日に
夕刊を見たら築地移転は3年延長だとさ。この日100年以上続いた東京漬物水産加工組合(佃煮煮豆組合)がどうも5月31日で活動を停止するようでその説明会があった。移転が3年延長となると水産部の店舗の配置替えの問題が浮上する。移転予選の前に水入り試合があったみたいでまた移転する前に業者が減るだろう。次回の店舗移動のときまでには水産仲卸は100軒くらい減るのではないのだろうか。債務超過の仲卸の半分は移転まで淘汰されてしまうのではないのだろうか。
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