年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

豊洲の着工式が終わって

2014年02月28日 | 築地市場にて

昼ごろ豊洲の着工式に参加した人が戻ってきた。一段落ということかもしれない。
今は火付盗賊改めの関係資料を読み始めている。韓流ドラマも驚く福神漬の関連史の複雑さを感じる。長井五右衛門昌純は天保時期火付盗賊改めだったようだが勝海舟が五右衛門組に関係しているようだ。これから勝海舟がなぜ開国論を主張したか考える。
今日は暖かい。いよいよ3月。
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缶詰月

2014年02月27日 | 築地市場にて

食卓に連続して缶詰が出てきた。マジックで賞味期限が太く書いてある。震災時、備蓄の食糧を買い込んだ。もちろん放射能の影響がどこまで続くかわからない状況で缶詰なら期限もはっきりしていて安心と思って行動した。その後期限が来たものを交替させ今でも数日は持つように備蓄しているが築地に勤めているので必要以上に備蓄はいらないと考える。日本の缶詰の賞味期限は3年が多い。外国ではもっと長いようだ。
 月が替われば震災の節目の日が来る。過剰な報道は震災で傷ついた人に塩を塗ることとなる。震災ウツで前途を悲観して自殺を図った人が周囲にいる。テレビを見させないわけには行かないので3月11日は心配である。
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建設機械の築地市場への搬入

2014年02月26日 | 築地市場にて

25日の日曜日に築地市場へ大型の建設機械が入って行った。旧時計台通りの下をやっと潜り抜けた大きさであった。隅田川橋梁の工事も橋脚部分のところは終わっていて後は橋を何処からか運んできて乗せるだけと思われる。そのよう状態のところに新しく大型の建設機械がどうして入るのだろうかと思っていたら、冷蔵庫の解体工事用だった。クレ-ンで吊り上げどこかへ消えた。3月中には冷蔵庫が消えるのだろうか。青果の組合がトンネル道路の換気塔工事促進のため、早期移動を提案していると報道があった。外の動きは全て東京オリンピックに繋がる。
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信用と信頼で成り立っている

2014年02月25日 | 築地市場にて
どこの市場でも夜間の無人のところに荷物が置いてある。何処からか人がやってきて勝手にフォ-クリフトを操り積んで、書類を受け取り出てゆく。そして数時間後そこの荷物が消え、バス停となる。時たま事件がある。ふぐが行方不明になったときは新聞沙汰となってしまった。いちいち荷物に受け取りで立ち会うことは少人数で商いしているところは成り立たない。時には得意先の人が店番をしていることもある。そこは店主を中心としたたまり場とも言える。
 築地の不振は結果論だがIT時代に乗り遅れたことが全てである。それでも少しずつ遅れを取り戻そうとする動きがある。夕方携帯電話から注文を受けた果物が築地市場から出てゆく。
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宴のあと

2014年02月24日 | 築地市場にて

いつものこととはいえ、イベントの終わったあと元に戻るときだるい気がする。昨日は東京マラソン終了後の築地4丁目を過ぎて、中央区の図書館へ返本および借り出しを行った。東浦賀の干鰯問屋の資料。築地本願寺前の歩道橋は丁度35K地点となるので、ここまで来た人は時間の制限にあたらなければ完走すると思える。歩いている人も後7Kほどで終える。 築地4丁目の交差点付近で午後4時半頃マラソンの跡片付けをしていた。交通規制の垂れ幕もなく、何も当日はなかったように普通の風景となっていた。この日は築地に訪問する観光客も少ない。昼前アラレが降っているくらい寒かった。天気予報では月末からようやく春の気温となる。
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耐火書庫が壊れた

2014年02月23日 | 築地市場にて

土曜日、耐火書庫に入れた書類を出そうとしたら鍵が開かず、門前仲町の鍵屋呼ぶ。破壊して開錠となる。豊洲へ新品の書庫と思っていたがどうやら新規購入しなければならないようだ。鍵屋に聞くと消費税の駆け込み需要があって、納期がいつになるか解らないという。ここ一週間で壊れた原因が老朽とみなされることが3度あった。あと2年は持ってもらいたいものがかなりある。冷蔵庫のモ-タ-は半年前の故障でも修理しなければならない。
金庫が空いた後の鍵屋さんとの雑談で大正年間の金庫もあけたという。大方古い金庫の中身はないのが普通だという。50年は経っている耐火書庫は2時間で空いた。
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大根だらけ

2014年02月22日 | 築地市場にて

大雪の影響で青果部の大根の荷物が目立つ。やはり大根は青果の主采かもしれない。全国各地に大根の品種があるが江戸土産で普及したことは気がつかないだろう。
 積雪のため濡れたダンボ-ルからはみ出たミカンをカラスがついばんでいた。あと2年なのに色々なところが壊れてきた。積雪のための運転を誤ったのか冷蔵庫のドアが壊れていた。シャッタ-も壊れ、修理に悩む。
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豊洲市場着工式の案内

2014年02月21日 | 築地市場にて

2月28日の豊洲市場の東京都事務棟の着工式の回覧がやってきた。ついにここまで来たのかという感じがする。
 ゆりかもめ市場駅の隣の商業施設仮称『千客万来施設』の運営業者が決まったようだ。都内最大級の温泉施設があるという。これから引越しに向けて慣れない作業が始まる。豊洲市場計画の傍聴者として参加して8年はもう過ぎている。後世の築地市場移転史というものがあったら多分オリンピック招致の問題から移転したということになるのだろうか。今では移転阻止の言葉も聞こえず、かといって促進する声も聞こえない。昭和10年の築地市場開業時に日本橋魚河岸・京橋大根河岸から築地まで行進して行ったそうだが、前途が不安で喜びにあふれていたとは記述されていない。昭和10年といえば日中が泥沼の戦争状態に入る2年ほど前で昭和6年の満州事変のあとの時期である。
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テロの取り締まり

2014年02月20日 | 福神漬

ロシアのソチで今冬季オリンピックが開催されている。無事な開催を目指してテロを阻止しようと動いているようだ。
 嘉永2年3月江戸幕府は今の千葉県松戸市の小金原で大規模な猪狩りを行った。猪狩りのため多数の勢子が必要となり、千葉の東部の地域には多数の準備資料が残っているようだ。この時用意した組織によって万歳村の勢力富五郎が追い詰められ、自決した。嘉永2年4月28日である。勢力の死によって、二足わらじの飯岡助五郎の強敵は消えた。すると次に東総の博徒にとって農民の生活改善運動を行って、賭場等の出入りを禁止している大原幽学の組織が目ざわりとなる。難癖をつけ訴訟に持ち込み組織を破壊したようだ。江戸での公事訴訟で長期となったのはペリ-来航による幕府の混乱だった。
 福神漬の資料を集めていると、この弘化から嘉永年間におきた様々な事件がそれぞれ絡みついていることが理解できる。神奈川及び堺町奉行だった長井五右衛門昌言が遺児に『総州を忘れるな』という言葉の意味が重く感じる。万歳村の花香恭次郎の偽名の意味を理解できる。
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雪の結果が

2014年02月19日 | 築地市場にて

広範囲な雪で関東近辺の野菜の産地の被害が大きい。何処まで高騰するか判らないが消費税の駆け込み需要を奪うこととなる。被害のあったところと打ち合わせで代替商品を探すこととなる。今のところ九州のほうが残っているようだが雪による交通途絶問題を考慮すると3月からだろう。その頃には中国等から野菜が来ていて売れ行き不振ということもある。日本向けの野菜は契約しなければ農薬の危険性があってやたらと輸入できない。また中国料理は生で食べることは少なく、炒めたり茹でたりするので比較的皮が硬い。漬物用の海外野菜は全部契約野菜で農薬も管理している。日本に来て残留農薬が発見されると廃棄費用が海外で処理するより高い。築地市場のある東京都のごみ処理費用はキロ30円である。野菜が暴落するとキロ30円以下のときがある。これをゴミ値という。捨てるより1円以上の価格をつけて売ってしまったほうが安い。
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ブリの繁盛

2014年02月18日 | 宅老のグチ

45年ブリとか20年ブリとかこのところの報道ではブリが多い。ブリは過去との比較ですぐまた同じことがあればブリは消える。記憶と忘却の間にブリは生きている。
 雪による自宅の除雪で腰等を痛めた人が多い。慣れない作業で普段使っていない筋肉を傷めたのだろう。
 45年前は大阪で万博があったころで確か記憶では3月か4月の雪だった気がする。明日が雪になれば切れたチェ-ンの補充も出来ず混乱がさらに増して伝説が生まれる気がする。
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雪予報で対策はあるのだろうか。

2014年02月17日 | 築地市場にて

仕事だから雪となる予報があっても行かねばならない時がある。既に今回の雪で死者は20名近くとなっている。
 築地も行かねばならない場所のひとつであった。今はコンビニとかスーパーの存在でいかねばならない所ではなくなったようだ。雪による場内交通の乱れはまた得意先を失うことを促進する。ただ広範囲の雪で今のところ平等に欠品しているようだ。週中の雪予報で今度の混乱は長くなりそうだ。ちょっと前は名神高速の雪情報を把握してればばよかったが広範囲な雪は想定外だった。築地でも積雪の重みで雨よけの施設が壊れたところがあった。
道路に切れたチェ-ンがあった。すでに完売状態で次回の雪には間に合わない。
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2週連続の築地の雪

2014年02月16日 | 築地市場にて

最初の豪雪は土曜の夕方から降ったため、あまり物流に影響がなかったがさすがに今回の金曜夕方から積もり出した雪は郊外の物流施設を混乱させた。また19日水曜日に雪予報がある。準備しなければ。
延着の荷物が来るかと思っていたら、ない。
 山梨の悲惨な状況を聞くと、雪災害ともいえる。死者が10名を超えると天災である。
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落札

2014年02月15日 | 築地市場にて
ソッチのメダルとか雪とかでバタバタしていたら日本経済新聞2月14日の報道で豊洲新市場建設工事の入札が無事に落札されたようだ。豊洲でバタバタの工事がオリンピックを成功させるという名目で始まる。築地市場を貫通する環状2号線はオリンピック選手村の中心を通る道路で選手村と豊洲市場の間には隅田川支流が隔ててあるだけで対岸ともいえる。選手に和食、特に水産物の宣伝を兼ねるから推進に向かうだろうが海外の得意先のない仲卸はカヤの外になるだろう。築地の水産仲卸は意外と海外の得意先で持ちこたえている。
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久しぶりに都立中央図書館へ

2014年02月14日 | 築地市場にて

77さんのブログを読んでいて気になった本を読みに行く。
大名華族 蜂須賀年子著を読む。戦前の華族の女性は自己の意思と関係なく縁談が進められ、さらに男子を産まなければ側室を求められる、男子製造装置だったようだ。
 1階の法制史のところで関東取締役出役の資料を読む。1820年代に出来た役職だが、最近になって地方史を研究している人が増えて充実した気がする。今気になるのが浪曲となった『天保水滸伝』の背景である。舞台となった千葉県銚子付近は水産業(干鰯=関西で肥料の需要=西浦賀問屋との関係有)、醤油醸造業、利根川水運業で繁栄していて、他の関東の疲弊した農村の乱れと異なる背景がある。特に弘化年間から嘉永年間にかけて様々な事件が重なる。逃亡者高野長英が万歳村の花香恭法のところを尋ねたのも嘉永3年である。この年、大原幽学が巨大な道場『改心楼』を建てた時期でもある。博徒の残党でもあった下総・万歳村無宿;勢力富五郎の取締りの合った時期であった。嘉永2年4月自決
 わざわざ江戸より高野長英が千葉万歳まで行った理由か不明であるが長期滞在を考えていたのではなかったのだろうか。しかし万歳の花香家は改革組合の寄場村の親村でさらに村の代表の一人だった(二人代表)。関東取締役出役から出る情報通達が比較的早く手に入ることが出来て、高野が早めに万歳村を去ったと思われる。
 情報をどうやって高野長英が知りえたのだろうか。
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