年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

文京区西片にあるキリスト教会

2013年09月30日 | 福神漬

中山道を築地に向かって走行中、東大前の通りの混雑で渋滞してしまった。ふと反対側に目を向けると、キリスト教会があった。西片教会という。確か駒込東片町には戸田伊豆守氏栄の屋敷があった。今は文京区立第六中学のあたりだろうか。この片町というのは江戸時代町方の家並みは道を挟んで両側に家を建てることになっていたのだが何らかのことで片側しか家並みのない町を片側町と言っていたようだ。
 西片教会は日本基督教団に所属していて、教会の敷地は備後福山藩中屋敷の一部に当たるという。戸田伊豆守氏栄が浦賀奉行に任命される以前から備後福山藩第7代藩主阿部 正弘とは隣の住民であった。当然阿部家には戸田主膳の殺害事件の詳細は聞き知っていたと思われる。
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自国の世界無形文化遺産(申請中)を破壊する韓国政治家

2013年09月29日 | キムチ


キムチの宗主国と自認している韓国で政治家が自国のキムチ生産者いじめをしているようだ。中国とのキムチ戦争で唐辛子禁輸とか大腸菌問題で貿易トラブルが生じている。もし中国と同様の措置(キムチに含まれている大腸菌があまりに多すぎ、中国では是正されるまで韓国産キムチの輸入禁止措置がとられた)日本が日本産水産物禁輸の対抗措置とキムチの大腸菌菌数とするとまたイライラは増大するだろう。
 ことキムチに関してひいきの引き倒しの感じがする韓国では日本は静かに韓国ブランドのキムチが消えつつある。牛角、CGCとかの日本ブランドで韓国製造のキムチが売れている。もちろん韓国ブランドも健闘しているが韓国政治家の発言で韓国ブランドのキムチが販売促進できない雰囲気となってしまった。韓国産食品の販売量が自然縮小となっているようだ。
 日本のキムチ生産者も韓国風商品名を外して、国産キムチを商品名とする傾向が見える。予期せぬ韓国政治家の不用意な発言や行動で販売不振になることは避けたい気持ちが見える。日本の政治家もこと漬物に関して知識は不足していてレベルは韓国といい勝負である。
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雷門の提灯

2013年09月28日 | 築地市場にて

浅草寺の提灯が補修のため取り外されたという。魚河岸講の寄贈もあった記憶がある。関東周辺の神社仏閣には都内各市場関係者の奉納がある。この件を調べた記録が今のところ見当たらない。マニアックな人はいないのだろうか。
 築地市場の青果仲卸の名前を三峰山で見かけたことがある。築地 では、水産と青果それぞれに「三峯講」があり、拝殿前には青果の「講中」で奉納された 玉垣があります。東京都の市場業者の奉納額等は過去の繁盛振りを示していて、今の寂しさを感じる。浅草寺の寄贈が昭和の終わり頃だと築地市場の水産仲卸店舗が1400ほどあったはずで今の700の倍の数となる。さらに店舗名を変更したのを減らすと同じ名称の仲卸は600あるのだろうか。
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ヒマなので食糧自給率を考える

2013年09月27日 | 築地市場にて
農林水産省のところでは
カロリーベースの総合食料自給率
「日本食品標準成分表2010」に基づき、重量を供給熱量に換算したうえで、各品目を足し上げて算出。これは、1人・1日当たり国産供給熱量を1人・1日当たり供給熱量で除したものに相当。
(例)カロリーベース総合食料自給率(平成24年度)=1人1日当たり国産供給熱量(942kcal)/1人1日当たり供給熱量(2,430kcal)=39% となって、自給率が少ないとしている。
 9月に65才以上の高齢者が人口の25%を占めていると発表になっているのに国民一人あたりの2430CALは多すぎるのではないのだろうか。
厚生労働省のHPだと70才以上男性が2500(元気な人)2200(ふつう)1850(ほとんど安静)女性では70才以が2000(元気な人)1700(ふつう)1450(ほとんど安静)が必要熱量となっている。平均健康寿命とか男女比とかを考えると国民一人あたりの2430CALは多いのではないのだろうか。
賞味期限切れによる廃棄の縮小(正常な賞味期限の設定-今は短めに記載が多い)とかゴミを有料化を拡大すれば、さらに自給率が向上すると思われる。深夜のテレビ番組では食べ過ぎのため、やせる方法の商品が特に目立つ。
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築地市場へ督促状 BY NHK

2013年09月26日 | 築地市場にて

朝の連続ドラマ8時『あまちゃん』の始まる前に隅田川に架かる勝どき橋、築地市場、浜離宮が映っている。何か東北の海の復興は『築地市場の意気しかないんだよ』と催促しているように思える。あと少し、最終回の前にNHKテレビに映る築地市場の背景が晴天になるのだろうか。
まだ北関東から東北方面の海産物価格の低迷が続いている。青果物はほとんど元に戻っているが昨日も野生のきのこ類が放射能検査に引っかかっていた。
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築地の海軍ヶ原

2013年09月25日 | 築地市場にて

明治百話 篠田鉱造著を読んでいたら、今の築地市場付近の明治12年頃の話が書いてあった。釣りや泳ぎに適したところだったがガス会社の影響で悪臭が水底までしみて貝まで臭くなったという。それでも浜離宮のところで採れたカキは塩加減がよくおいしかったという。
 明治のガス灯の工場が今の浜松町と田町の間付近にあったはずで(芝浜崎町に工場を建設)築地のガス会社は何処にあったのだろうか。この著者の記憶が正しければ豊洲より築地市場の方が汚染は残っているかも知れない。

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ドンドン足場が消えて

2013年09月24日 | 築地市場にて

首都高速の汐先橋交差点の架け替え工事が急速に進んで、足場の撤去が順調に進んでいるようだ。予定では年末前に元に戻りそうである。これが終われば築地市場前よりの工事渋滞が消えると思う。思えば長い一年半だった。年が変われば虎ノ門か第一京浜まで繋がる。これで晴海通りの混雑が緩和されるだろう。
しかし連休明けの築地はやはり混雑している。昔の市場内の大渋滞を話しても知っている人は少なくよその国の話しのようだ。
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銀座のツバメ

2013年09月23日 | 築地市場にて

9月23日の日本経済新聞に銀座のツバメの記事があった。築地市場にもツバメが毎年巣をつくっているようだ。隣の浜離宮にはエサが豊富で暮らしやすいと思える。ただ同じく浜離宮をねぐらとしているカラスとの生存競争が激しいようだ。休日の人のいない築地市場ではカラスとツバメの戦いが激しい。
 昨日もカラスが廃棄された果物をあさっていた。食い散らした果物はカラスの仕業と一目でわかる。
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どこか遠くの話のようで

2013年09月22日 | 築地市場にて

オリンピック東京招致が決まって、築地ではこの話がタブーとなってしまったようだ。高齢の築地市場関係者は区切りとして移転を機にして引退する人。豊洲の職場が遠くなることによって、時間がかかるので転職を考えている人もあるだろう。そんな心の揺れを話していると感じる。方針の決まっている人は少なく、あと少しの時間で決断しなければならないだろうが今は日々の業務の多忙で決断を先送りしているようだ。 築地市場内の建物の冷蔵庫解体工事が始まれば、いやでも意識せざるを得なくなる。
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ゆるきゃらを創ったのは『誰~』

2013年09月21日 | 築地市場にて
築地市場内にあるみずほ銀行東京市場出張所へ行く途中、東京都の職員の部屋がある。ここは市場見学の人が立ち寄るところで都職員の案内人がいる。ドアが開いていたので覗くと受付のカウンターの上にゆるきゃらの絵があった。もちろん着ぐるみはないが築地らしいゆるきゃらだった。市場内を走りまくるターレーがゆるきゃらだった。
 戻ってこの話をしたら『誰―』が創ったのだろうと言ったら、寒い駄洒落と切り替えされた。『誰~』はターレーと聞こえたのだろうか。
 この絵を見たい方は築地市場東京都事務所へ。機関車ト-マスのパクリかも。
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放射能の魚を調べるには

2013年09月20日 | 築地市場にて
東日本大震災以前から築地市場の安心安全を監督している衛生監査所は「ゲルマニウム半導体検出器」を使用して検査していたようだった。このことから福島の問題が発生すると同時に市場内の関係者に風評被害を拡大しないように講習会を何回も開いた。1台2000万円(当時はそのような価格だった気がする)もする「ゲルマニウム半導体検出器」で検査しないと正確なセシウムの数値が出ないと言われていた。市販の数万円程度の検知器では食品の中に含まれているセシウムは正確には測れないことを知った。それは炭素 14等の人体や生物に含まれている放射能が検査を邪魔していることを知った。
 今再び騒ぎはじめたが100ベクレル越えて検出されているのは野生のものが多い。栽培されているのは対策がとっていて今では出ることも稀となった。
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BSで中国・韓国の時代劇を見ていると

2013年09月19日 | 築地市場にて

中国・韓国の時代劇を見ていると、日本との違いは市場風景で食文化の違いを気がつく。特に日本は江戸時代中期以後の市場風景が都市部ではタルがあるかないかで気がつく。防火用の水を貯めているのも木樽である。漬物の発達の歴史から見るとやはり日本は米食が中心で武士の給与は米だった。江戸時代中期から人口増加が停滞したとき、あまったときの米が酒となり、酒造りが盛んになり、江戸への樽廻船の輸送が発達したようだ。酒つくりの過程で精米が必要となり、発生した糠の用途開発によって糠の漬物が出てきた。沢庵漬の発達。従って沢庵漬の発祥地は日本である。
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水害の跡

2013年09月18日 | 築地市場にて

江戸時代初めの築地は海だった。度重なる水害・火災の跡始末で埋め立てが進んだ。それでも高潮などが来ると大変だったようだ。さらに上流から流れ出た土砂によって川が浅くなっていたようだ。明治の築地居留地が宣教師の学校だけとなってしまった理由は貿易船が直接浅くなってしまった築地周辺に来ることが出来なくなり、鉄道開通によって横浜の利便性が良かったためという。
 明治17年3月、月島、石川島辺りから大潮のとき隅田川を歩いて渡ることが出来たのだろうか。
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築地市場の赤トンボ

2013年09月17日 | 築地市場にて

台風一過の築地市場に赤とんぼが飛んでいた。季節的には遅いくらいだが確実に秋に向かっている。大根の出来が悪いので販促を控えてほしいとの連絡が来ている。南北に長い日本列島で死者が出ない台風は少ない。夜間の施設点検で死んだ人が目立つ。監視カメラをネットで見ることができれば死者が減るだろう。後は避難する車に飛行機に搭載されている救命胴衣が乗車人数分ほど必要な気がする。
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ゲイシャの缶詰

2013年09月16日 | 福神漬

ゲイシャの缶詰
ゲイシャブランドの缶詰がある。元は野崎産業の缶詰だったが今は川商フーズ傘下に入ってブランドが残っている。日本では馴染みがないが世界ではそこそこの歴史のあるブランドとなっているようだ。
 ゲイシャのことは知らない。知らない上にさらに明治18年頃の下谷のゲイシャがどうなっていたかさらに解らない。しかし結果として当時の彼女らの支援というもので福神漬という漬物缶詰が広まっていった。

[逆欠如の日本生活文化-日本にあるものは世界にあるか]園田英弘編著 (芸者とホステスと日本と 井上章一著)
 明治のゲイシャは娼婦ではない。しかし娼婦的行為がなかったということもない。18世紀の江戸と上方に芸者が登場した。江戸の遊郭はただ売買春が行われるだけの場所ではなかった。そこには歌や踊りの出し物があり、廓芸者は其の出し物のために養成されていた。初期の遊女の売春と芸能を分離したのがゲイシャの始まりであったという。
 一方廓芸者と対極にある町芸者は江戸や上方の茶屋や船宿の宴席に招かれ、さらに武家や商家の屋敷にも出えかけていた。江戸の留守居役の宴席に女性が列席していたのは芸者と推測される。幕末から明治・大正にかけて非合法な町芸者の売春が今日のゲイシャ買春との印象を引きずっている。明治の初期の遊郭等の売買春は条約改正を求める中で問題となっていた。女性が自立できない状態で遊郭から解放されても元の状態に戻るしかなかった例が多かったといえる。明治中期の下谷芸者はどんな状態だったのだろうか。

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