近所の散歩でひときわ大きいのが相撲部屋の門松で旧築地市場の門松より大きい。それを見て一休禅師の作と伝える狂歌 で門松が冥途への一里塚という句を思い出す。
年末の築地場外市場のTV報道も昨年と違って、あきらめのような感じがする。徐々に増える飲食店と変化しつつ消える物販店。個人的な予想ではオリンピックが終われば建築関係の工事単価が下がり、過剰となったホテル建設も人手の問題で一時停止となるだろう。郊外の物流倉庫が巨大化し、自動仕分けも進むが最後は人の問題となる。
日本人にとってオリンピックとは何だろう。9月過ぎれば祭りの後の虚脱感が予想される。恩恵に参加できない人が増えた公的負債を返済する。オリンピック期間中も豊洲も築地も仕事中。事情を知らない食のライタ-が豊洲の不振を書いているがそれも計算のうち。築地市場の不振時、場内外の混雑が減り東京都の規制が甘くなって一般消費者も入口で止められることが少なくなった。タクシ-等の入場規制や旅行のバッグ等を持ち込みは禁止されていたが中の散策は次第に自由となった。豊洲ももう少しで引っ越し費用が償却できれば、空き地で物販施設ができるだろう。西の島のように今新しい豊洲の食文化が生まれつつある。どこの部分で規制が緩くなるかはまだわからない。