年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

1月も終わりで気分は春の予定

2023年01月31日 | 宅老のグチ
今年はマスクなしでも5月から公園等の場所では良さそうだ。2月は梅見の季節で、例年は和歌山の紀伊民報という地方紙で梅の作柄を見ていた。あまり早く咲いた年はミツバチ等の活動とすれ違い、着果率が悪く、不作となる年が多い。その様な年は養分が実につきすぎて大きくなりすぎる。昔はと言っても30年ほど前は収穫時の人も多かったのか実が小さくス-パ-向けで好まれた気がする。大きな実は贈答用だった。今はどう配分になっているか知らないが年々好みが変わる。丘というか山の斜面にある南部梅林は日当たりが良く景色も良いが管理とか収穫には重労働で放棄する梅林が増えているという。ここにも外国人労働者が活躍していた。中国がまだ貧しい時には研修と称して中国の農家の子女が応援にきていた様だ。もう昔話となって、日本が見捨てられた感がある。
紀伊民報の梅便りの所で和歌山県みなべ町と田辺市は、合わせて全国の梅の5割近くを生産する「日本一の梅の里」とある。梅を観光にしている全国13か所の地域がある。関東の小田原では2月4日から梅まつりが始まる。全国的にコロナの新規感染者数が減っていて、これでは4月にコロナ明け宣言して良い気がする。ウクライナを除けば気分は春となって欲しい。タダ物価だけが遅れて上がるだろう。
 東京の吉野梅郷で世界で初めて発見された梅の病気で地域の梅が全部伐採され、ようやく対処の仕方が解かり、そろそろ復活しそうだ。2020年12月、農林水産省の対策検討会で、アブラムシの感染対策を行えば、ウイルスのまん延は防げる、とのレポートをまとめたようだ。まだ植え替えた梅の木は小さく、梅林となるには時間がかかりそうだ。東京都青梅市にある吉川英治記念館で庭の 梅林を見ていた記憶がある。青梅市も梅林の伐採の対象となったのだろうか。
調べると復活が始まったようだ。令和の年号は梅の花から来ている。

「初春の令月にして気淑く風和らぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす」
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亀裂の本を読む

2023年01月30日 | 宅老のグチ
どこの宣伝か忘れてしまったが亀裂という本を図書館で検索し、予約を入れた。昨年の11月頃だろう。その時の順番は40番台半ばだった。約3か月たって読む。
 築地で働いていた時の仕入れ先がJFLAの会社だった。
漬物のブランドは忠勇という奈良漬等の製造会社で今でもブランドが残り販売継続している。
 兵庫灘地区の酒造会社が酒製造の廃棄物となる酒かすの利用から奈良漬が始まった。酒の産地として有名でない奈良がなぜ漬物の名前として残っているのは戦国時代の酒作りの技術革新があって、濁り酒から澄んだ酒に変わったのが奈良の寺院で造られた僧房酒だった。言い伝えによると中国から伝来した仏教書に酒と酒ではない酒との区別の作り方が書いてあったという。そこで奈良の坊主が仏教書を読み造ったという。まるで能狂言の毒「附子ぶす」のような展開です。仏教で葷酒山門に入るを禁ずというのに酒作りを研究することになった。ダメと言われると余計にやってみたくなるのが人の性という。
 酒のブランドで正宗というのは清酒・セイシュというダジャレから来ているという。それゆえ今の桜正宗の会社が明治の商標登録で申請した時、正宗は普通名詞扱いされ、仕方なく日本の代表の花・華として桜正宗にして商標登録となった逸話がある。
 戦後の漬物の興隆で酒のブランド忠勇は同族に売り渡し、漬物専業になったのですが次第に奈良漬の売れ行きが落ち、香川のマルキン醤油と統合し、さらに愛知の盛田と言う醸造業と統合され、JFLA という会社となった。その中心的会社の盛田が世界で有名なソニ-の有力な出資者で、その転落の過程を本にしたものだった。盛田昭夫が解任された時、社長交代の挨拶を伝えに来た社員は社内が明るくなったという。後から知れた社内情報から不安感があったと思われる。前から東証に上場していて、株式情報から配当もなく、株価も低く気になっていた。いまでは形としては上場会社の孫会社となっていて、株価も3000円を超えている様だ。
 結局のところ低株価の上場会社は就職先の見つからない学生にとって親をだます就職先であまり求人難ということを知らなかった気がする。


亀裂  -創業家の悲劇-
高橋 篤史著



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報道の主役の交代

2023年01月29日 | 宅老のグチ
トヨタの社長交代の発表がネット系の媒体だったので新聞各社の不満があるようだ。ドンドン技術の進歩で昔は考えられないことが起きている。大学で習った法律施行の官報が輸送の技術もあって、何時から有効かという判例があったが、今ではデジタルなので瞬時に日本全国に伝わる。
 小さな衛星で世界中に規制なく連絡が取れそうだ。ここからどのような変化が生まれるか判らない。東ドイツの崩壊は一国の封鎖網が破れた時対処の仕方を誤り、ベルリンの壁が壊れた。そしてアジアは壊れなかった。文化心理学というのを最近知った。何か西洋の基本とアジアは異なるということを西洋の人たちは無視していた様だ。
 食の世界も今度の物価高騰でどう変化するか判らないがいずれ落ち着けばあれがきっかけという後講釈学者が出るだろう。予想は難しいが後講釈は簡単に見える。
 多くの高齢者本から後講釈が出ていて、それぞれの我田引水系の宣伝が多い。お客様満足の高い介護施設は誰がお客様か判らない。90歳を過ぎると家無し生活の満足度が高い人もあるようだ。今は孤独死の問題で高齢の賃借人が嫌われているが少子で部屋が埋まらければいずれ高齢者に貸すしか選択はない。技術の進歩で室内安否も安価に確認できると思う。寝たきりになると最後の必要な広さは畳一枚となる。借りていれば負動産にならず、相続も簡単となり、不動産登記もれも消える。人口が減る日本は100年後に不動産はババ抜きのババのように思われるかもしれない。買い手のいない不動産は管理と維持費用を国から請求され、給与も差し押さえる時代が来そうだ。
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あぜくら会に入るべきかどうか

2023年01月28日 | 宅老のグチ
三宅坂の国立劇場のチケット購入のためしきりにあぜくら会の勧誘メッセ-ジが出る。結構細かな規則があって、人気のチケットを大量に購入し転売する人がいるようだ。この件で遠山桜天保日記の座席の売れ具合をチェックしていたので違和感があった。ネットで調べるとコロナ期間中で席の間隔を空けたり、それ以上に本当に上演できるかどうかで予約が殺到し、それに付け込んだ業者がいたようだ。でも古典という歌舞伎に関してそこまでの人がいるとは演劇に関して無知だったので規則・規制に違和感があった。
 男性の平均健康寿命をすでに越していて、一応社会の認定で後期高齢者となり、いつ介護をする、される時期となり、あぜくら会という組織でチケットの優先購入ということで2100円の会費は安いと思うが知らなくても良かった情報を知ったため、見に行けないという人生の失望感も新たに生まれる。あと何回か歌舞伎を見たいと思うかと考えると片手で数える位だろう。
 あぜくら会の会員になるのは書類を取り寄せ、記入し郵送する。いちおうクレジットカ-ドもどきのカ-ドで、チケットのみが購入でき、自宅に郵送されることも出来るようだ。ただ国立劇場系のチケットだけで魅力に欠ける。今回の歌舞伎鑑賞は良く経緯を見直すと、昨年の皇居乾門の秋の通り抜けを出て、北の丸から日比谷に向けて歩いている途中で国立劇場の大きな看板を偶然見たことから始まる。見ていなければ新聞TVのない生活だったので歌舞伎を見ようとは思わないだろう。

 今のところ会員になるかならないかはまだ決められない。決断の先送りとなりそうだ。自動継続ということが引っかかる。
 今度の転居でカ-ド類を減らしていて、その手続きで難儀した。暇だったので苦ではなかったがこれから電話系の解約も予定していて不要不急の新規のカ-ド作成にためらう。
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遠州掛川広楽寺というセリフ

2023年01月26日 | 宅老のグチ
2回目の国立劇場最終公演観劇 遠山桜天保日記
 北町奉行の御白州の場で遠山金四郎さんが判決を言い渡した時、掛川の広楽寺へ所払いだった。築地の大谷図書館で前回の台本で見かけなかったのでメモして、家で調べると三代目尾上菊五郎の墓があって縁があるようだ。2008年の上演時に押上の最教寺というセリフは隠しメッセ―ジで本当は役者寺で有名な大雲寺の事をセリフにしたかったが敷地が隣接していた最教寺となったようだ。大雲寺はやはり尾上菊五郎の墓がある。今は関東大震災等で寺院が焼失し、江戸川区に移転しいる。初演の明治のころは観客の通人は知っていたのだろう。令和の今、掛川広楽寺が何を意味するか何人が知っているのだろうか。昔の常識は今の人には通じないものがある。
 明治の初めは、芸者は芸を売ることで生計を立てていたが野暮な薩摩長州のナマズ髭の新政府官僚が権妻を得るため体を売る方向にもっていった。新聞記事で校書のところにゲイシャとルビが振ってあった。中国の女流漢詩人で日本の感覚では清少納言か紫式部のような才能があって、酒席に出ていた。明治20年代の古参の芸者が『今の若い娘は芸を磨かず』と嘆いていた。要は色気で権妻の地位を狙っていた。
 芸の優れていた清元のおわかは 明治のころの台本では押上の最教寺の裏となっていた。従って身売りされても年季明けになる可能性があった。遊女の年季明けの生存率は意外と少ないという。それゆえ苦界という。
こんどの遠山桜天保日記は現代人にも理解しやすく改変されているが初演の台本が理解できなかったことの解明は進まない。日本にフランスのユーゴ―の巌窟王(レ・ミゼラブル)が翻訳されたのが明治30年代で、この台本と数年の時差がある。もともとの冤罪から始まった犯罪の輪で遠山は全て減刑してしまった。
 正月の歌舞伎ということで死人もすべて生き返るという流行りの韓流ドラマの展開と思った。
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梅の開花情報で

2023年01月26日 | 宅老のグチ
東京で梅が開花したというので皇居東御苑のネット情報を見ると、梅林坂で咲いている様だ。近所の梅の花を見る。やはり咲いているが一分咲き位か。
 ここ十年で最高の寒波が来ていて、警戒していても仕事で雪渋滞で巻き込まれている様だ。
 梅には鶯だが一名(春告鳥)ともいう。しかし自分が和歌山の南部梅林で見た梅林の鳥はメジロだった。
ウメは産めに通じ、高齢男性議員によって、国会で議論中。中国でも韓国でも高齢政治指導者が赤ちゃん問題で論議している。チャンチャラおかしいい。どうして選挙権のない女子高生の意見を聞かないのだろうか。

昔に国語で和歌の花というのは桜を意味していて、いつの間に花という言葉が梅から桜に変わったと言う。どの時代なのだろう。同様の問題が香道というのがあって、会席の香の物が初期は味噌漬大根のようで、江戸時代からタクワン漬に変化した。このことを調べている学者はまだ見つからない。膨大な茶道や俳句、川柳の句を読み、食文化に変換しないと説明不能となる。

 香道は源氏物語の知識がないといけないし、さらに劣化した嗅覚では見学者で十分な気がする。さらにタクワン漬の名称の変遷も茶道と江戸時代前期の政情を知って、比喩としての沢庵という知識が必要と今は感じる。

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消える習い事は

2023年01月25日 | 宅老のグチ
近所の老柴犬の散歩道でソロバン塾の帰りに会うことがある。小学生ののようで昔は学校の近所には多くのソロバン塾があって多数の小学生が通っていた。自分は手先が不器用ですぐにダメとわかった。今散歩していると消えた習い事を思い出す。
 お琴教室 ひらがなでおとこと読み間違えて通っている少女をみて、男をたぶらかす習い事とは何だろうと一瞬思ったこともある。琴の音が聞こえて妄想は消えた。
三味線教室もあったが他の習い事より少ないと記憶する。
着付け教室の今はあまり見かけない。これは音だけで判断したのだが火付け教室と聞こえて、何かキャンプの火起こしと勘違いした時もある。
 
 バレエ教室・ピアノ教室などもあった。でも今は小学生4年から進学塾の時代の様だ。

 消える仕事の注目が電気自動車でエンジン系の工業が減る。その交代の速さはまだ誰も懸念はしているが未来が見えない。テスラのモデルSの車両重量2トンとか長さでマンションの立体駐車施設を借りられないのもあるし、電源が未設置のもある。まだ電気自動車が普及していないので公共充電場で日本は充電できるが、EV車の普及の進んだ中国では高速道路のパ-キングエリアで充電渋滞があるようだ。
 すると飲酒運転代行のような充電代行業もでるし、廃棄自動車用の電池のリサイクルと再利用(家屋の太陽発電を貯める電池)などの新規事業もある。そうなると200Vの電気工事士は家の新築が減っても需要が激増する気がする。
 今は激変期で学歴で安泰なところが見えない。築地の経験で男性は全国にいつでも通用するのは体力と運転免許のように思える。女性は介護系と看護師しか思い浮かばない。後の仕事は時代の急変で消えるかもしれない。ウクライナの難民が通訳機械で日本人と簡単な話をしていた。音声による検索精度も上がってきた。そのうちテストで検索して問題を解くようになる時代が間も無く来る。暗記が不要でいかがわしい情報を見分ける必要がある。
 消える仕事以上に新しい仕事が生まれ、初期の法整備がないためイカガワシイこともある。そして消えた仕事の人たちが権益を守るため活動する。多くの紛争の歴史は時代に取り残された人たちの活動履歴と感じる。
 
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夏場の電気料金の値上げ

2023年01月24日 | 宅老のグチ
どうもウクライナの戦争が継続の見込みで電気料金が東京では29%も上がるという。もちろんこれは平均ということで割安の電気料金の人はつらいだろう。
 豊洲へ移転した市場はガスの設備は一部の飲食店だけで(中華系の飲食店・火力の問題で)残りはオ-ル電化の家電となる。通常の電気料金は東京の人は東京電力に支払うのだが市場の人たちの契約は東京都が大口契約先となり、設備も東京都が設置しているので割安な電気という。それでも上がるだろう。
 豊洲周辺のタワマンは安全の問題でオ-ル電化が多いと思う。物価が上がる今は管理費の値上げがやってくる。エレべ-タ-は電気が無いと動かない。
 24日の新聞では国会の首相演説が前面に出ていて、財源の根拠がなく、絵にかいた餅以上の効果もない。身を切る姿勢が無く、国会に出ても出なくても税金でまかなわれる給与が出る。感覚として浪費家に節約を問われているようなものだろう。口先三寸で騙されている。また新聞の隅に,長期の党首交代がない政党が開き直りの社説を出しているという。少子を論議する国会で惰性の長老の意見は虚しい。今や自覚する女性は過去のしがらみから解放され産む産まないの第一選択者で、男性の長老の意見は時代錯誤感がある。

 不都合な電気料金の値上げはまた忖度官僚によって、新聞の一面に載らない日の記事となった。でも数か月したら支払いは消費者がすることになる。先の大戦末期に一面は戦果の報道で社会面は節約報道が目立った。当然のように軍の検閲があって、節約の仕方がある。
 今回の物価高の対策報道はあのオイルショックの時の報道が参考になる気がする。寒さ対策はドテラと炬燵しかない気がする。部屋全体を温めるのでなく個人の部分だけ温める。夏場はこれは昼間は図書館等の施設と、冷房の効いている公共通路。この辺の知識はホ-ムレスの人たちの対策でもある。

 今度の電気料金の改定は原発稼働地域は据え置きとなり、原発が嫌なら値上げを認めろというと感じる。妬みを受けるタワマン住民は多くの建物が安全のため、オール電化が多いと感じる。電気の値上げで管理費も当然上がる。さらに管理人の人件費も上がる。ケチると不動産の資産価値が落ちる。どうマンションの理事会は対処するのだろうか。高齢マンション住民はツイの住処を物価高で追われるように思われる。
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留守番電話

2023年01月23日 | 宅老のグチ
詐欺師の情報収集で。固定電話の継続にリスクがある。最近では業務用の電話以外にすぐに出ることはない。転居したので前の住所の情報が更新されていないようだ。従って平気で電話に出れるが最近警察と名乗る女性の声でサギ電話が付近にかかっていると通告があったがこれも内容から詐欺まがいと思っている。
 カード類も遺品整理ということでリストラしてしまっているのでそろそろ遺書を書いても楽になったはず。
 この電話はサービス向上のため通話を録音していますとあるが最大のサ-ビスはオペレ-タ-がすぐ出ることと思っている。だいたい電話にかける人は高齢者が多く、若い人はネットで済ますようだ。その最大の問題は用語がカタカナが多く、理解しがたい。特に光回線の用語が無理でNHKの受信契約の衛星部分は詐欺に近い用語で選択肢がない。地上波だけの契約が出来ないのだろうか。災害時の衛星放送と言っても災害時は電気が無いことが多い。

 親族に特攻隊の本を郵送する旨の電話をしたが反応が無く、仕方なく確認に向かい、在宅のようだがやはり出てこなく、メモ紙を入れてポストに本を入れた。夜に電話が来てどうも入院中でまだ退院の見込みがないという。高齢者の病人は付き合いが少なく、留守電に要件を吹き込んでも聞かないようだ。仕方なく今後は手紙となる。




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老衰死を思う

2023年01月22日 | 宅老のグチ
母を101歳で亡くして一年になる。最後は特養で大切に扱われ、低温火傷も消えていた。父の生母も1969年2月に老衰死だった。・危篤の連絡を受け、泊まり込みに行ったのだが、医者の話では病気ではないので治療はしないという方針で、自然死を待っていた。今なら点滴で栄養補給すると思うが何もせず、電気毛布で暖房を取っていた。もう50年前の記憶である。
 このまえ、北海道夕張市の医療デ―タで老衰死の割合が多いという。財政破綻で夕張市には病院が消え、人口も減り、動けない高齢者が残り、緊急時には隣接の都市の病院に搬送されるという。日常は巡回医師で面倒を見ていて、多くの住民の死の判定で老衰の割合が増えているという。
 101歳で亡くなった母の死の間際でも特養で救急車を呼び、コロナで受け入れ先が見つからず、やっと見つかった病院で老衰死となった。どうも調べると今の介護の制度では医療的判断は医師の範疇で看護師がいても、訴訟問題で病院にゆくようだ。同様にデイサ-ビスで体調が変化しても救急車を呼ぶようだ。
 夕張の記事を見ていると病院の医師は今の3か月しか入院できない制度で、自然死という老衰という病名を付けたくないと感じた。ガンとかの病気なら治療ということで検査や医療行為をすることが出来る。しかし老衰は治療方法がない。あるのは当人の満足度だろうが誰も聞いたこともいない。
 介護施設のお客様満足度という宣伝を見たこともない。ある特養のデ―タでは平均在室率があったが、特養では死で出る人と、病院へ行く人、介護する人の関係者によって退室することもあって、平均という言葉に馴染まない施設と思う。
 人間はいつか死ぬ。日本の政治担当者は105歳になったら必ず希望すれば施設で保護する政策を出せないのだろうか。
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20日より大寒で夜の老柴犬散歩はこたえる

2023年01月21日 | 宅老のグチ
昼夜も区別が出来ない盲目の柴犬を家族が交互に起きて世話している。転居しトイレの位置が変わって粗相する回数が増えていると感じる。それでも吠えることで合図をしていて、無視すると粗相する。
夜12時と既に5時に一回。付き合った。柴犬の平均寿命が15歳くらいで、街歩きで出会った柴犬を飼っていた人の話しでは17歳くらいで別れていた様だ。間も無くやってくるが出来るだけ快適に過ごさせたい。
 日本人の平均寿命は84歳と言われるが男性は短く、女性は長生きである。統計上だは100歳の時、男性は15%ほどしかいないで、シルバ―パス利用者もやはり女性が多いと感じる。これからは単身老人の問題が行政の問題となるがそれに伴って無住の家の存在が目立っている。その印は植物の繁茂と雨戸が年中締め切っている状態の家の存在で、出入りの様子が無いという印となる。もうこれでは他の人に貸し出すということも出来ないし、リフォ―ムしても借り手はいないし、採算が採れない。
日本の不動産が上がっているが結局誰かが次に高値で買ってくれるから上がるので国が落ちぶれ、人口が減れば経済もおちこむ。トランプのババ抜きと同じで、日本の100歳を超えるババが亡くなる時、不動産は負動産となり鬼怒川温泉の廃墟ホテルのような日本になる気がする。中国・韓国は地震が少なく、朽ち果てた建物でも危険性は日本より少ないと思う。泡沫の夢のあと。
 鎌倉幕府の武士の一所懸命が現代日本で根本的に否定されるとはとても思えない。すると仮住まいという仏教思想も表に出るのだろうか。

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多摩川歩行53Kの8 川崎の突端へ

2023年01月20日 | 宅老のグチ
多摩川歩行53Kのうち、気になっていた川崎よりの多摩川の始まりの確認。川崎市では土手道の始まりのサイクリングロ-ドは多摩川スカイブリッジからとなっているが地図上ではヨドバシカメラの物流センタ-から道が木更津の方に向かっていて、突端近くに海釣り公園があるようだ。見た目ではヨドバシカメラの所から4Kで1時間くらいは歩きそうだ。
 シルバ-パスを使って蒲田駅より羽田第三タ―ミナルで降りて、2000室もあるまだ未開業で準備中のホテル・ヴィラフォンテーヌ羽田の中を通り抜け、スカイブリッジに出る。そこからタクシ―が全くと言って走っていない浮島通りを木更津へ向けて歩く。首都高速の大きな掲示板の所に公園があって海釣り公園のようだが一人もいない。後で家で浮島海釣り公園は台風被害の後閉鎖中。隣接の公園は堤防上が狭く、大きな字で釣り禁止と書いてあった。前の台風で海釣り公園が使用不可となっている。浮島のバスタ―ミナルの所に別の釣り出来る公園がありそうだ。でも突端に公園があって、ここまで来たら着陸する飛行機が巨大に見える。来た道を戻るのだが300Mの間隔でバス停がある。時刻表を見ると1時間に3本くらいあって、他の交通手段がないので24時間操業の工場が多そうで結構昼でもバス停に2人位いる。またスカイブリッジを渡り東京都に戻る。上から間も無く開業する長距離のバス停を眺める。
羽田エアポートガーデン バスターミナル 2023年1月31日開業。
ホテル・ヴィラフォンテーヌ羽田の屋上に天空の湯という施設があって何か電子広告で入浴料が5000円近いので、2年前に消えた台場の大江戸温泉の価格を調べると3000円以下で、浦安の温浴施設は割引の時は1000円をチョット超える。羽田のヴィラフォンテーヌ羽田に泊まる人は1600円で入浴できるというがどのような人が屋上で入浴するのだろうか。それともダジャレで入浴(ニュ-ヨ-ク)でパスポ-トなしで海外旅行気分を味わうのだろうか。ネットの反応を見てみたい。足湯なら天空橋駅の羽田イノベ-ションセンタ-の屋上にある。足湯は無料開放されており、朝5時30分から23時30分まで利用できるという。 トラベルライターのお手並みを読んでみたい。
 帰りは海外旅行帰りの人と京急バスで蒲田まで戻る。交通費ゼロの海外旅行だった。羽田第三タ―ミナルからスカイブリッジを渡り、突端の公園から戻るコ-スはおおよそ2時間半、歩数は20000歩。羽田空港はお食事難民となる。コンビニ弁当が安く感じる。
 川崎の突端から着陸する飛行機の写真 変な形の建物は東京湾横断道路の排気塔だろう。
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銭湯デビュ-

2023年01月19日 | 宅老のグチ
区の銭湯育成策にのって、高齢者の銭湯割引券が来て、銭湯デビュ-となった。記憶の限りでは自宅の風呂が改修時に利用したのでほぼ60年ぶり。観光地の温泉の大浴場が20年ほど前。この間の銭湯の変遷は知らないがサウナがあって、温度管理で様々な姿勢でくつろげる湯舟が数か所あって、昔の記憶の湯舟が一つしかない記憶を上書きで消された。
そこで思い出したのが姫路市の旧久保町市場の付近で、国道沿いの銭湯に1年ほど通った。姫路中央卸売市場の延末市場の仕事が午後3時過ぎに終わるので、銭湯の開場時間の3時に一番風呂ということも数回あった。その普通では仕事の時間で銭湯にはほとんど先客がいないがたまには入れ墨をしていた人が入浴していた。事情通の人に聞くと反社会の人(昔の言葉で用心棒・夜の仕事の人)のようだった。
 銭湯デビュ-で入り口に入れ墨の人は他の顧客に不快感を与えるので入場禁止と掲示されていた。
 先日遠山桜天保日記という歌舞伎でサクラの刺青がポイントになる芝居だがどう嫌われの変遷の本はあるのだろうか。反社のの仕事もITで減り、先日初詣に日枝神社では1軒もそれらしき屋台が見かけず、警察官だらけだった。最も隣は首相官邸だからだろう。
 栄枯盛衰は世の付きもの。いずれ消え新たに反社が生まれる。現金の流通が減って中国の偽札が減り、騙されるのが現金信仰の強い日本人となる。アメリカのニュ-ヨ-クで使い捨てする下着を入れていたリュックを盗まれた。そこでロシア系の人たちの住んでいる町で代替えのカバンを現金で買った時、日本で両替したドル札を目の前で紫外線チェックをして購入できた。日本では経験がない。銀座でドル札で買い物をしたら紫外線チェックがあるのだろうか。それからグアム・ハワイはカード決済でチップだけドル札の現金を使った。
 いまはシ-ルで入れ墨を隠して入浴する方法で対応するようだがやはり日本は混浴の文化が普通の歴史だった。だんだん異文化のコンプライアンスで消える文化がある。素っ裸で子供が泳いでいる写真を持っていると児童ポルノの犯罪者となる。親でも他の人に見せれば犯罪者の時代となった。

 銭湯はどうも昔のような高齢者の裸の交際場という感じがする。区の補助も都のシルバ-パスのような位置づけになる気がする。
 
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日本病の解説本

2023年01月18日 | 宅老のグチ
今はすっかり落ちぶれた日本の状態の解説本を借りた。今でも上場している会社が一時停滞時期にこの本を参考にし組織改革して復活途上という。良く東アジアの中国系経営者から日本は担当者に権限が不明で、重要な部分は即決できず、本社に持ち帰り稟議のハンコの回覧で決まるのが遅いという。

衰退の法則  -日本企業を蝕むサイレントキラーの正体-小城 武彦著2017年
 
 2023年1月17日 中国の人口が減り始めているという報道が出てきて、今年から人口ではインドが1位となるという。中国は日本の失敗の歴史を研究していたが人口の制御はやはり過去の成功体験から安易に考えていたようだ。これで東アジアの日本・韓国・台湾と中国が出生率の低下が続いている。このままだとフィッリピン・ベトナム等の国が東アジアの成長国となりそうだ。ただフィリピンは日本と同じように天災国なので気になる。
 漬物海外原料産地でフィリピンがないのは台風と島国ということと思う。
中国の人口は他人ごとと思う日本人は危機感が無いと感じる。多くの貧困日本人の食料は中国貧困民によって供給されいることを知らない。中国の若い労働者が食品異物混入を見つけている。このままだと絶滅危惧の日本古来の食品が静かに減る。
 おせちの種類が洋風が主流となって和風の物が中国で支えられていた過去が間もなくやってきて、静かにコストということで消える。そして文献の世界の食となる。中国産の安い漬物が消える。そして国産は人件費の問題で誰もやらなくなる衰退の道へ向かっているように思える。

 神楽坂の漬物店で万両巻きを見た時、需要が減り、中国から見放されてしまった漬物の未来を感じた。あの店が消えた時、料亭のおせちセットしか食べられない気がする。



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記憶の年 1995年1月17日と11月23日

2023年01月17日 | 宅老のグチ
東京都で災害物資の委託の漬物(梅干)を管理してた身では、関西で起こった地震で何も救援の仕事をできなかった。東京都の救援物資の手配で、簡単に食するものとして選ばれたのが梅干ではなかった。関西に向かった食料品は事後報告で知っただけで、後の災害では非常食の保管制度が消え、保管のための預かり金返還業務を行い梅干の備蓄制度が終わった。その後はコンビニの発達で、業者団体に江戸時代と同じような食品保管事業は消えたと思われる。もう災害ではコンビニの流通網で済ませるようになった。ルーツをたどればお救い米制度から始まると思う。

阪神・淡路大震災は、平成7年(1995)1月17日(火)5時46分に発生した。築地に出勤して初めて震災があったことを知り、夕方家でTVを見て愕然とした。あの神戸の高速道路と三宮のビル倒壊は今でも記憶に残る。遠い親族の一人が本棚倒壊のために死去した。

Windows 95が発売されたのは 1995年8月25日に英語版が発売され、日本語版は同年11月23日でした。多くの日本語は漢字ということで日本語専用のワ-ドプロセッサ-というものを使っていて、パソコンは縁の無いものと思っていた考えが消えました。弱小企業の漬物業界もかなり遅れて入った。あの頃は震災があっても未来にまだ希望があった。
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