築地市場の電気点検の被害があった。パソコンのバックアップ用のLANDISKが昨年はうまく行ったのに今回は電源を切断することが出来ず壊れたようだ。
FAXのことを調べていたら多くの機器が少ない生産者から色々なブランドで出ていることを聞いた。成長の止まった機器は開発されず消えてゆく。築地市場も豊洲市場も混乱が続き、内部の人材が流出し、さらに弱体化する。
アマゾンが築地の人材を引き抜き、青果や水産物の小口販売システムを構築したとき、量販店はさらに買い場から遊び場に変わるだろう。ネット販売は築地の混乱が続くのを待っているようだ。築地の資産は人材であることを意外と築地の人は知らないようだ。過去は築地の名前で売れたが今は日々変化する商材知識である。
豊洲へ行っていたら無かった今頃電話回線の新設など考えられない｡狭い築地でFAXが今年の夏で保守が終わるため、４回線のFAX専用機を購入予定していたが、パナソニック等の会社が４回線のFAXが無くなり、さらに専用機も少ないようだ。仕方なくコピ－機にFAX機能を付けたが誤送信防止機能などが付いて面倒だと言われた。そして２回線のFAXと４回線のコピ－機で対応することになる。この時期に築地市場で電話回線増設は想定していないことだ。
この件は補償の対象とは思えない。
東京都築地市場の電話交換台はまだ稼働している。
築地市場で今年も停電のもと仕事をするとか昨年は予想もしていなかった。ここ3年1回目の停電では失敗していた。明日は豊洲のお水取り。どうなることやら。次々と年度末の仕事の計画が入る。19歳の男性の面接をした。豊洲の騒動で築地も仕事の場として認知されたようだ。
３１日に豊洲市場の地下水を採水する。どのような結果になるかわからないが外部の識者は築地再建案を打ち出している。フエイクニュ－スとしか思えない。１２年以上築地市場の再整備計画の会議を傍聴している身としては会議を促進するビックイベントが築地に無ければ１０年以上の工程案作成時間となるだろう。日々激烈な販売競争している築地市場では同業者の協調を図らねばならない再建計画作成に心は進まない。
特に水産部はまとめ役が不在で時間だけが浪費する。また都の職員と市場業者の癒着を防ぐため頻繁な交代がまた本音で語り合う関係が出来ないうちに交代となる。
自己意識過剰な人が多すぎて築地市場の再建案は総論では賛成だが細かい工程に入ると頓挫する。つまり（ヨ－イ・・・ドン）の引越ししか築地では再建することは出来ない。築地市場を運営しながら工事する案は全て失敗する。
今度の日曜日は市場全体が電気点検のために停電。春節で市場見学する人も真っ暗で驚くだろう。特に冷蔵庫の中はドアを開け放していても暗い。一応準備が終わったがテストはまだしていない。テレビの報道で建築家が築地市場を築地で再整備する案を話していたが、前回再整備に失敗した原因を知らないようだ。場内業者の工程表作成に失敗したからであった。今は東京都の役人との信頼関係が無くなったため今後の話し合いの窓口さえ消えている。すぐに築地の再開発が決まってもくじ引きという制度で不不利なところに当たったところから文句が出る。特に水産部はまとめ役が不在で工程表を作るだけで5年以上かかる気がする。仕事が忙しいので。
１２月からの甘酒の需要が増えて、大幅な欠品が続いている。麹を使った漬物も売れているようで生産設備が整うまでか需要が落ちるまでかまだ解らない。麹は国産だから欠品が長いかもしれない。
１月の平日休市は今日で終わる。これから旧暦春節観光客が築地をかっぽする。環状２号線の工事は止まっていないようでまだ工事中。大きな事業はなかなか止まらないようだ。
築地の三菱東京UFJ銀行築地支店の江戸時代の所有者の関連本を買う。３冊。今泉みね著は幕末の雰囲気が良くわかる。築地で福沢諭吉が蘭学の本を借りていた桂川家のことをもう一度確認したい。
築地には近代日本の歴史が重なっている。
新年になって、業界団体の会議の案内が多い。そこに豊洲市場移転に伴う会議が入ってくる。２５日にも会議がありそうで全部には参加できないだろう。後で青果部や築地市場から広報が回ってくるので確認だけはできる。
ここに来て行き先不明の宙ぶらりんを楽しむ心境となりつつある。東京都から補助金の申請許可が下りたようで年度末までに豊洲で使用予定の車両を築地で稼動できる。これで販売店にお金を支払うことができる。許可が下りないうちに購入すると豊洲移転後補助金が入らない。
シャッタ－が壊れている。移転延期に伴う補助金の対象となるかどうかの相談をするかどうかを考慮中。すべては３１日に豊洲土壌地下井戸水の採水結果待ち。汚染がひどければ移転はナシと計算して行動予定。その場合、２０２０年の夏、築地は大混乱の中で営業するしかない。東京サミットでも何とかなった。オリンピック開催中の2週間の非難に堪えて廃れゆく築地を終焉を見送りたい。世界的な漁業の乱獲で、魚体が小さくなり、不漁となり、入荷量が減っている。昔は価格が上がって市場にもそれなりの活況があったが高齢者の需要では高価格では販売できないので中間業者が疲弊した20年だった。築地の入荷トン数が今後も減るだろう。
昨年で築地での電機点検終わりと思っていたが予期せぬ移転延期で豊洲での停電時のパソコン起動方法の引き継ぎ計画が無くなった。
パソコン・ドットプリンタ－・ハブ・FAX.モデムなど全てをうまく繋がないと発電機から電気が行かない。モデムとハブの電力消費量はすくないのだが良く忘れる。記憶の劣化だろう。２回の停電が終われば築地の冬が終わる。
元当事者であった猪瀬氏によると築地市場はどうしようもない所だったという。週末の日本経済新聞の記事では昨年の水産部の売り上げがバブル期の半額となってしまった。もっともこれにはカラクリがあってバブル期は消費税がまだなく今の売り上げが消費税込なので実際比較するには数字をすぐに信じるわけにはいかないが昨年末にもどうしようもない混雑はなかった。感覚的にはバブル期の4割の物量かもしれない。21日の日経朝刊の記事を確認したら、バブル期の数字はトン数であった。金額の比較ならどうなるのだろうか。昔の水産部の卸の売り上げで2社は2000億円超えていたと記憶する。バブル期の記憶が残っている人たちに築地の危機感は伝わらない。とにかく豊洲へ行こうが行かなくても問題のあるところである。
豊洲移転延期騒動で今後問題となるのは築地市場の温度管理が出来ていないことが周知の事実となり、コンプライアンスを重視する大手の流通企業や飲食店が夏場に築地離れになる恐れがある。もし衛生事故が築地で発生すれな当事者の店舗や業種の風評被害が拡大する。過去の例だが原爆マグロが築地市場に入った事実で悲惨な築地市場となった歴史がある。日本全国のマグロ価格が暴落し、さらに築地市場に入ったマグロをゴミとしてどこにも処分することもできず、仕方なく正門わきに埋めたという。築地市場正門わきに原爆マグロの件は詳しく書いてある。
豊洲市場へ移転できないことに関して東京都が補償すると案内されていたがようやく指針が示された。築地市場関係者の信用はあるようでまだ破綻の話は聞こえない。もっとも表向きの話で予算の関係で実際請求が始まるのが３月頃だし、審査が通っても４月以降の支給らしい。漏れ聞く話では豊洲工事費用が支払われいないと言う。それぞれ苦しい経済事情が広く知れ渡っているのだろう。
色々築地の知り合いに聞くと想定築地市場残存期間は２年くらいで、冷蔵庫の原価償却が６年なので使用できないうちに壊れることになる。どうして２年と言うとそこで移転しなければオリンピックの交通事情がリオより悲惨な結果となることをみんなが心配しているからである。
業暦６０年を越す漬物業者がブランドと中国生産工場を維持するため同業他社へ販売先を移動する。金銭のやり取りは無く継承される。
長い不況と中国漬物が低価格だったため国産漬物は低迷した。浅漬でしのいでいたが原料野菜が高騰し企業維持の体力が弱くなったことが原因である。後を継ぐ人も利益の出ない仕事は継がない。
これから量販店が漬物を惣菜工場で作る時代が来ると思うが漬物製造では利益は出ないだろう。
千葉で長らく名産品を製造していた業者が3月末で漬物製造を中止するという｡商品を他の業者に任せることはないという｡(茄子の与一漬)という｡松戸の名産品で松戸市の有名人でもあった｡寂しい｡時代の流れでも他の人に妥協した漬物を作ることを許さないと感じた｡
だんだん漬物業者が減って､先行き不安だがどこかに隙間がある気がする｡甘酒と麹が売れている｡
年々長くなっている築地市場の電気点検停電。今年は１月２９日と２月５日。前は午前８時から4時頃までだったが今は４時半頃までかかることがあって日没まで間もないこともあった。金曜日は雪とかに予報で仕事中の熱で積雪問題はなさそうだ。土曜日夜は危険かもしれない。築地市場の火災事故は休市前後が多い。これから漏電火災が頻繁に起きても不思議ではない。
壊れたフォ－クリフトもだまして使用中。東京都の補助金申請の許可待ち。約１００万円の補助金になるので無視は出来ない。都の施設を利用しているので何かと面倒だ。
夏の都議会選挙の豊洲市場汚染が争点になると言う。当然争点となれば築地市場の諸問題が公になる。この副作用は必ずあってネット販売で築地も豊洲も通らない食品が売れるようになるだろう。アマゾンが本格的に参入すれば築地の衰退が加速する。ただ築地で扱っている商材にくわしい人材が揃うかが問題である。既に半年ほど前に築地のネット業者から会社に接触があった。豊洲の加工施設はネット販売を見越した施設でこの移転延期が今の所移転促進派にとって一番痛い。
アマゾンの怖さを知らない人が築地に多い。
