今週の水曜日、「ばらの騎士」の公演に行く前に、新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で
開催されている「ペルジーノ展」に立ち寄りました。
ペルジーノは甘美なる聖母の画家と形容されています。解説によると、ペルジーノは15世紀
のウンブリアを代表する画家で、当時はレオナルド・ダ・ヴィンチの比肩するほどの名声を
得ていたそうです。ヴェロッキオ工房では、ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチと共に
修行し、システィーナ礼拝堂ではボッティチェッリ、ギルランダイオらと共にもっとも多くの
壁面を手がけました。
私は今回初めてこの画家の存在を知りました。展覧会では、修行時代から晩年に至るまでの
数多くの作品が展示されています。画風は、遠近法を強調し、高貴な人物像と素朴な景色が
調和したシンプルな構図といった印象です。カンバス画ではなく板絵が多いのにはちょっと
びっくりです。どの絵も間近に見ることができ、じっくり鑑賞してしまいました。
宗教画が中心とはいえ、聖人が多かった。それと、天使に階級があるのを初めて知りました。
"正義と信心会の旗織" は、聖母子を天使(angel)と智天使(Cherubim)が取り囲み、下から
2人の守護聖人(アッシジの聖フランチェスコと シエナの聖ベルナルディーノ)が見上げる
構図になっていますが、6枚の翼を持つ赤子の天使(Cherubim)が天使の第一階級に属し、
人間とかかわりをもつ普通の天使は第三階級に属すそうです。
その他、顔立ちが美しい”少年の肖像”、石棺の上のキリスト"に描かれた痩身のキリスト
も印象に残っています。
そして、最後に、ゴッホのひまわり・・・(これはおまけ)
普段なかなか見ることのできないルネサンス期の絵画が、一人の画家にフォーカスして展示
されています。とても心が洗われました。展覧会は7/1まで開催されています。
展覧会案内: http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index.html
ところで、まだ水曜日のばらの騎士の余韻が残っています。とても素晴らしい公演でした。
ちょうど、二日目の公演が始まったところかな?
開催されている「ペルジーノ展」に立ち寄りました。
ペルジーノは甘美なる聖母の画家と形容されています。解説によると、ペルジーノは15世紀
のウンブリアを代表する画家で、当時はレオナルド・ダ・ヴィンチの比肩するほどの名声を
得ていたそうです。ヴェロッキオ工房では、ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチと共に
修行し、システィーナ礼拝堂ではボッティチェッリ、ギルランダイオらと共にもっとも多くの
壁面を手がけました。
私は今回初めてこの画家の存在を知りました。展覧会では、修行時代から晩年に至るまでの
数多くの作品が展示されています。画風は、遠近法を強調し、高貴な人物像と素朴な景色が
調和したシンプルな構図といった印象です。カンバス画ではなく板絵が多いのにはちょっと
びっくりです。どの絵も間近に見ることができ、じっくり鑑賞してしまいました。
宗教画が中心とはいえ、聖人が多かった。それと、天使に階級があるのを初めて知りました。
"正義と信心会の旗織" は、聖母子を天使(angel)と智天使(Cherubim)が取り囲み、下から
2人の守護聖人(アッシジの聖フランチェスコと シエナの聖ベルナルディーノ)が見上げる
構図になっていますが、6枚の翼を持つ赤子の天使(Cherubim)が天使の第一階級に属し、
人間とかかわりをもつ普通の天使は第三階級に属すそうです。
その他、顔立ちが美しい”少年の肖像”、石棺の上のキリスト"に描かれた痩身のキリスト
も印象に残っています。
そして、最後に、ゴッホのひまわり・・・(これはおまけ)
普段なかなか見ることのできないルネサンス期の絵画が、一人の画家にフォーカスして展示
されています。とても心が洗われました。展覧会は7/1まで開催されています。
展覧会案内: http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index.html
ところで、まだ水曜日のばらの騎士の余韻が残っています。とても素晴らしい公演でした。
ちょうど、二日目の公演が始まったところかな?