今朝はこの秋一番の冷え込みで八王子の最低気温は10.9℃。今年は残暑の影響が残り、関東地方では季節外れの温かい陽気が続いていましたが、ようやく平年より少し寒い朝を迎えて季節が進み始めたかなという印象です。西日本方面では東日本に比べて半月ほど季節の歩みが早く、AMEDASの観測データを見ると、平地でも5℃前後まで冷えこんでいる観測点もあります。
さて、東京の地上観測地点(露場)が皇居外苑北の丸地区(北の丸公園)へ移転されるのに伴い、昨年から試験的な運用が開始され、東京管区気象台のHPに観測データが公開されています。冬(12月~2月)のデータを以前に紹介しましたが、夏(6月~8月)のデータを第2弾として纏めてみました。
前回同様、現在の練馬のAMEDASデータも図中に記載しました。6月~8月の気温推移を見ると、日最高気温は大手町と北の丸公園はほぼ重なり、これらに比べて練馬は1℃くらい高めの傾向です。一方、最低気温と日平均気温は北の丸公園(青い点)は、大手町や練馬より低めの傾向にあります。
各月の平均値を数字で比較してみました。最低気温は平均して大手町より北の丸公園のほうが1℃強低く、特に8月は1.6℃も開きがあります。熱帯夜の記録を抽出することは難しいので、最低気温が25℃以上の日数を比較していみると、大手町>練馬>北の丸公園の順となります。冬の気温傾向と同じく、北の丸公園は緑に囲まれているため放射冷却がききやすく、都市化の影響が緩和されていることがはっきりと分かります。
今後、練馬の観測点も風通しの良い地点へ移動するため、北の丸公園やもっと郊外の府中の観測点と比較してみると面白いかもしれません。
(参考)北の丸公園気象観測データ公開(12月~2月の記録)
http://blog.goo.ne.jp/uripapa_as/e/18a13b64969cdaf0bc9e49ac25bbbedf
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さて、東京の地上観測地点(露場)が皇居外苑北の丸地区(北の丸公園)へ移転されるのに伴い、昨年から試験的な運用が開始され、東京管区気象台のHPに観測データが公開されています。冬(12月~2月)のデータを以前に紹介しましたが、夏(6月~8月)のデータを第2弾として纏めてみました。
前回同様、現在の練馬のAMEDASデータも図中に記載しました。6月~8月の気温推移を見ると、日最高気温は大手町と北の丸公園はほぼ重なり、これらに比べて練馬は1℃くらい高めの傾向です。一方、最低気温と日平均気温は北の丸公園(青い点)は、大手町や練馬より低めの傾向にあります。
各月の平均値を数字で比較してみました。最低気温は平均して大手町より北の丸公園のほうが1℃強低く、特に8月は1.6℃も開きがあります。熱帯夜の記録を抽出することは難しいので、最低気温が25℃以上の日数を比較していみると、大手町>練馬>北の丸公園の順となります。冬の気温傾向と同じく、北の丸公園は緑に囲まれているため放射冷却がききやすく、都市化の影響が緩和されていることがはっきりと分かります。
今後、練馬の観測点も風通しの良い地点へ移動するため、北の丸公園やもっと郊外の府中の観測点と比較してみると面白いかもしれません。
(参考)北の丸公園気象観測データ公開(12月~2月の記録)
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