今年は強い寒の戻りもなく大暖冬のまま春に突入しました。八王子の気温の2月の平均値は、最高気温12.5℃、最低気温0.9℃、平均気温6.5℃と観測史上1位の高温を記録しています。3月最初の今日は穏やかに晴れて、最低気温4.1℃、最高気温17.7℃と桜の花が咲く頃の陽気。このような暖かさが1週間も続けば、ソメイヨシノが一気に開花しそうな気配です。
今日は午前中に車の定期点検と買い出し、昼過ぎに1日の歩数を見たら4500歩と目標の10000歩には程遠い状況。過度に恐れる必要はありませんが、既に広範囲に蔓延していると思われる新型肺炎ウイルスから身を守るために免疫力UPが欠かせません。昼食後に今日のノルマである庭の草むしりと芝生のエアレーションを急いで終わらせ、昨日に続き片倉城跡公園に散策に出かけてきました。もしかしたら、この暖かさで、カタクリの花が咲き始めているのではないかと思い、双眼鏡持参です。
園内をくまなく探し回りましたが、まだ開花は確認できませんでした。遊歩道近くで見かけた株が2つ蕾をつけていました。ここは毎年一番早く開花を確認する場所です。
カタクリの写真はこの1枚で終わりです。続いて園内の様子を紹介しておきます。

片倉沢ではキツネノカミソリやカタクリの葉が目立ってきました。

フクジュソウがまだ開花しています。崖の上に咲いていました。ここで見かけたのは始めてです。

奥の沢へ向かう途中、崖下でアズマイチゲがちらほら咲いていました。

10mほど先の陽だまりでは群生して咲いています。

数年前に誰かが種を蒔いて以来、勢いを増すミスミソウ。年々花数が増えています。セツブンソウのようにここに定着しそうです。

奥の沢ではキツネノカミソリの葉が伸びて青々としてきました。

片倉沢に戻る途中、アオイスミレが咲いていました。

カイコバイモの群生地で双眼鏡を使って花を探すと、昨日と違った場所にも咲いていました。ここには6輪の花が群生しています。

開花している2輪をズーム。

蕾が4輪。

更に別な場所でも1輪開花。
どの花も肉眼で認識できますが、双眼鏡で確認してからでないと、見つけるのは至難の業です。カタクリもカイコバイモも例年より2週間近く前倒しで生育中です。この暖かさが3月も続くようであれば、3月中旬にはカタクリの花が一斉に咲き始め、お彼岸にはソメイヨシノが満開。4月初めには葉桜となりそうです。
片倉城跡公園の散策から戻ると、今日一日の歩数は12000歩弱。目標達成。