一昨日の金曜日は黄砂が予想されていました。黄砂は北日本を中心に通過した様子で、奥日光周辺の空は青く澄んでいました。そこで予定を変更して中禅寺湖スカイラインを登り、半月山駐車場に9時過ぎに到着しました。
駐車場から南の空を眺めると、逆光にもかかわらず、奥秩父の山並みの先に冠雪の富士山が見えています。
富士山をズーム。富士山の右下は雲取山です。秋から冬にかけてはもっと鮮明に見えることが多いのですが、春霞の中、164km先の富士山がこれだけ鮮明に見えれは十分に満足。予定を変更して来た甲斐がありました。ただし、周辺のアカヤシオはまだ蕾です。
せっかくなので標高1720mの半月山展望台まで15分ほどかけて登ります。途中、南西方向にも白く輝く山並みを遠望します。南アルプスの北岳、間ノ岳、農鳥岳の白根三山です。こちらも165km離れています。
半月山展望台に到着。中禅寺湖と男体山。その右には女峰山と帝釈山から赤薙山に続く峰々、さらに右には高原山が霞の中に浮かんでいます。高原山までは35kmしか離れていないので、北方面の眺望は今一つです。
赤薙山と高原山の間に那須連山が頭を出しているはずなのですが。。。はっきりとは分かりません。65km先が霞んで見えないのは黄砂の影響かもしれません。
中禅寺湖の正面に雄大な男体山。その周囲を取り巻く山々は鮮明に見えます。
奥白根山周辺と温泉ヶ岳に残雪が目立ちます。標高2200m以上の山肌が白くなっている印象です。
戦場ヶ原の先に湯滝が見えます。水量が極端に少なく制御されてい華厳の滝と異なり、湯滝はそれなりの水量がありそうです。湯滝の先には残雪の温泉ヶ岳。
関東地方最高峰の日光白根山。こちらはまだ雪山です。
西には皇海山から続く足尾の山々
皇海山と鋸山。皇海山は日本百名山ですが、日帰りではなかなか登りづらい山なのです。足尾の山はまだ登ったことがありません。
南にはまだ富士山が見えていました。駐車場から見た時に比べてかなり霞んできました。
南アルプスや八ヶ岳方面を見るため、少し東の半月山山頂近くへ移動します。
白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)の右、小川山のピークの右には甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳がほぼ重なって見えます(写真ではわかりにくいです)。
半月山まで移動すると、八ヶ岳の赤岳から横岳、硫黄岳、天狗岳にかけてのピークが見えるようになります。
期待通り、富士山から南アルプス、八ヶ岳まで遠望できたので十分満足しました。半月山駐車場まで戻り、茶ノ木平駐車場へ移動。昨年は満開だったアカヤシオの開花状況を見ることにします。
駐車スペースから5分ほど登ったアカヤシオの群生地です。ようやく蕾が赤く膨らんできたところです。開花まで数日かかりそうです。
開花が始まっている木もありました。ゴールデンウイーク中には大勢のハイキング客でにぎわいそうです。
昨年に比べて1週間以上季節の歩みが遅く、期待した中禅寺湖畔の桜はまだ咲いていません。そのため、早めにいろは坂を下って、霧降高原へ向かうことにしました(続く)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます