京王高尾線はめじろ台駅ー狭間駅間で発生した土砂崩れのため運転を見合わせていましたが、先ほど二日ぶりに運転を再開しました。
高尾線は12日の午前中に規制雨量に達したことから運転を一時見合わせ、間もなく再開したものの午後から計画運休に突入。昨日からはは土砂崩れの復旧工事のため終日運休となっていました。
今日の午前11時過ぎの狭間駅の様子です。その後、試運転電車が北野ー高尾山口間を1往復し、12時48分に最初の各駅停車高尾山口駅行きが狭間駅にやってきました。
土砂崩れの発生場所は自宅近くの上椚田橋からは見えません。先ほど現場を確認するため、めじろ台駅方面まで出かけてきました。
東浅川給水所北側民家の裏側の斜面に崩れた跡がありました。めじろ台付近は掘割となっていて、土砂崩壊対策として数年前に線路脇斜面の補強工事を実施したはずです。斜面にコンクリート張が見えるのはその証拠です。それなのになぜ崩れてしまったのでしょう・・・
家に帰りグーグルマップを調べてみました。土砂崩れの現場と見比べてみると、法面の補強工事個所を行っていない箇所が境界から崩れてしまったようです。なぜもっと先まで工事を実施なかったのでしょう。こういった人工的に作り出してしまった不連続箇所は、土砂崩れの起点になりますよね。
上椚田橋からめじろ台方面を見渡します。試運転列車の先、もう少しカーブを曲がった先の右側斜面が土砂崩れの現場となります。
台風19号の被害は、南東からの湿った空気が激しく吹き付けて発生する上昇気流が雲を発達させやすい箱根方面や関東山地、北上山地などの山沿いに集中しています。八王子付近でも例外ではなく、南浅川が氾濫した高尾山口から高尾駅周辺では濁流が押し寄せたそうです。土砂崩れもあちこちで発生し、中央線は土砂流入のため高尾ー大月間で運転見合わせ中。中央自動車道の大月ICと八王子JCTの区間と圏央自動車道の八王子JCTとあきる野インターチェンジの間の外回りも通行止めとなっていて、復旧まで数日かかるとのことです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます