今日は高尾の自宅で在宅勤務でした。朝から雲一つない晴天に恵まれ、朝方は八王子の最低気温が10.5℃とやや冷え込んだものの、日中は26.8℃と夏日となりました。天気が良いので先週金曜日と同様に長めの昼休みを取得して高尾山1号路へセッコクとイナモリソウの開花状況を見に行ってきました。
12時の清滝駅前広場の様子。新緑が眩しい季節です。
1号路をしばらく登ると、正面に見える杉の木に着生するセッコクが毎年見られます。
先週記事にアップしたように1週間前には蕾も見られませんでした。この1週間で開花が進みました。
反対側から見上げます。満開まではもう少しのようです。
10mほどの高さに咲く密集部をズーム
1号路の中では比較的間近に見られるセッコク。5mくらいの至近距離の枝に着生します。
咲き始めたセッコクの花をズーム
雨にあたらず傷んでいない花は、純白の色で綺麗です
ピンク色の花も咲きはじめています
少し高い10m付近にもセッコクの白い塊がたくさん見えます
全体的に蕾がまだ多く、数日後から来週末あたりがピークとなりそうです。1号路ではさらに高所(20m~50m以上)にも咲くセッコクが見られるので帰り探すことにして、イナモリソウの様子を見に行きます。
10分ほど登り、イナモリソウの群生地にやってきました。先週は開花直前の蕾が一つでしたが、今日はたくさんの花が見られました。
1本の茎に4枚から6枚の葉を広げ、淡い紫色の花が咲きます。非常に小さい花なので、注意深く探さないと気づかずに通りすぎてしまうのです。まだ蕾も多く、しばらくは楽しめそうです。
5つと6つに裂けた花が並んで咲いています
イナモリソウの開花を確認後、1号路を戻ります。
セッコクが着生する杉の木に戻ってきました
高さ10m付近に数多く着生しています
清滝から高尾山に向かって左手の谷側の高木にもセッコクが着生します。高さ20m以上のところに咲くセッコクを見つけてズーム。
隣の木ではさらに高い場所に点々と着生。ほとんどが蕾です。
1号路の頭上にせり出す枝にも着生。高さは30~40mはありそうです。
さらにデジタルズーム。先週、咲き始めを紹介した場所かもしれません。
高尾山1号路のセッコクは、例年より開花が早まっています。6号路でもそろそろ見頃を迎え、薬王院参道の杉並木では来週末あたりが見頃と予想します。
宝探しのようでホントに楽しいですね。
宝探し。まさに言い得て妙ですね。
6号路に比べ、1号路のセッコク探しは、上りと下りで見え方が異なり
毎年高所に新しい観察スポットを発見できるのです。