そうなんです。
こんなことしてる時間はホンマはないんですけど (汗）、
友だちがチケットとってくれたから・・・行ってきました。
今年初の、吉弥さんに。
繁昌亭、夜席「吉弥の新・お仕事です」。
今回は、前日と二日続けて、『住吉駕籠』をひっさげての「お仕事」。
久しぶりに聞く噺で、これもすごくおもしろかったですよ。
ナマの落語会、ナニがいいって、やっぱり、マクラが自由なとこですね (笑）
昨日もいろんな話をしてはったんですが、一番受けたのは、
阪急電車と阪神電車の話、ですねぇ～！
今や経営統合した阪神と阪急やけど、とにかく雰囲気は全く違います。
学生時代に阪神を使い、今、阪急を使ってるという吉弥さん、
梅田駅周辺の雰囲気や沿線の様子の違いから話からしてはりました。
なんせ、阪急はおしゃれなファッションのお店とか多いのに、
阪神は上の阪神百貨店の”イカ焼き”のにおいがするようなとこで・・・(笑）
電車に乗ってる人の雰囲気も違う、というあたりから笑いの渦になりましたね。
以下、吉弥さんの話。
阪神電車でね、ありえへん人を見ましたよ、私。
網棚で寝てる人とかね。 （会場爆笑～）
え～っ？ 網棚ですよ～ 荷物ちゃいますよ～
お酒飲んで酔っぱろうてはる人やろけど、椅子やのうで網棚で寝てはるんですから。
でね。阪神電車乗ってるお客さん、そんなん見ても、誰も何も言いませんねん。
あぁ、しゃあないな・・・ぐらいですわ。
多分ね。阪急電車やったら誰かがなんか言うと思いますよ。
さすがに、阪神やったらみんな言いませんわ・・・
そらそうですよ。 網棚ぐらいで驚きませんからね。
私ね、もっとすごいの見ましたから・・・
あのね、電車の椅子が窓側に長～くありますでしょ。そこにね。寝る人は見たことありますわ。
けどね （舞台の上で立ち上がって説明しだす吉弥さん・・）
頭をこっちの椅子に、足をむこっ側の椅子にかけて、（電車の箱を横断するように）寝てるんですよ。
（舞台上で、寝て見せる吉弥さん・・・会場は爆笑～）
それでも、阪神電車乗る人、誰も文句言いまへんねん。
みんな、その人またいでふつうに乗らはるんですわ～ （会場 爆笑～）
阪神電車はすごい～
なんや今度、阪神電車と近鉄が相互乗り入れするらしいですやん。
えらいことですよ～ あんな、おっさんが奈良まで行くんでっせ。
観光客がぎょうさん来はる奈良に、どないしまんねん・・・（会場 大笑）
ホンマに・・・
昔読んだ、ＳＦ作家かんべむさしの本を思いだしました。
「決戦・日本シリーズ」ですわ。
梅田～三宮間はＪＲを挟んで山側に阪急、海側に阪神と、平行して走ってるんです。
山手は高級住宅地、浜側は文化住宅、そんなイメージがあるのか、
乗ってる人も、どうも阪急が上品で、阪神は・・みたいな感覚を持ってるんですね。
そんな地域性を、プロ野球とからめて書いてありました。
ま、阪急ブレーブスはもうないんやけど。
画像は、繁昌亭にいけてあった「菜の花」。
昨日の落語については、また今度。
とりあえず、「私のお仕事」をせな・・・