ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

台風で三日三晩、部屋にポーク缶詰

2012-08-27 15:38:32 | 映画・読書
覚悟はしていたが、予想以上の強い台風。窓やベランダ側の引き戸の下から、雨水がジャブジャブ上がってきます。耳栓しても眠れない轟音の暴風雨。ガソリンスタンドで洗車の車中に延々閉じ込められてるかのよう。人生初体験です。
食料は、危うく米がきれるところを他の物と買って置いたので、ポーク三昧ってことはないですが、オヤツが切れてしまった!

月曜日も朝から沖縄本島は総て休止状態。路線バスや病院は休み。当然学校も休校。


台風前に北谷と読谷の二つの図書館から大量に借りている本とDVDを消化しています。まず映画を二本。

「太陽の子 てだのふあ」


神戸で沖縄料理屋を営む沖縄出身の夫婦と小学生の娘。そして、その店に集まる人々の暖かい交流と背後に隠された暗い戦争の傷あとを描く映画。
灰谷健次郎の同名の小説の映画化で脚本、監督は「キューポラの街」の浦山桐郎。
主人公の少女がひたすら可愛い。広島長崎などとは、かなり違う不の遺産・沖縄戦というものを知るきっかけによいです。
さらに比嘉慂(ヒガススム)の一連の漫画とあわせて観るとより分かりやすいんじゃないかと思います。映画が撮られた1980年頃は、波照間での離島残置工作員の活動、戦争マラリアの悲惨な実態は、まだ世の中に知られてなかったんじゃないでしょうか。
比嘉慂さんの漫画を読めば、その辺の話や島の古来からの文化も含め、事実をもとにした沖縄戦の秘話が明らかになります。しかも読後は、何故か優しい気持ちに包まれる、、、また、読谷図書館で借りて読みましょうね~(映画はもうどうでもいい、漫画お薦めです)

本土のお年寄りに、戦争時のことを聞けば、あれこれ苦労した話を聞けるでしょう。しかし、沖縄のお年寄りには、簡単には戦争の事を聞く事は出来ません。



「いのちの食べかた」




台詞も音楽もなく、ひたすら映像を観るのみ。