木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

天気予報ではけっこうな雨降りになるといっていましたが、

散歩の時はほとんど濡れませんでした。

連休は明けましたが、今日は2ヶ月に一度の磐田市立総合病院で

サルコイドーシスのfollow-upのため、休みです。

さて、昨日の午前は4本のパネルのための、木取り、墨付けをします。

前日の失敗の反省を生かして、墨付けはシンプルしました。

これなら、ミスのしようがありません。

正午の時報放送を聞くとそそくさと興亡を後にして、昼食のカレーを食べます。

1月ほど前になにかのTV でみたカレーにチョコを入れてみましたが、

これは失敗で、やらない方が良かったです。

そそくさと切り上げたのは、松崎町岩科に予約のロールケーキを取りに行くためです。

その話はまた別の機会にしましょう。

帰りに松崎の観光名所・長八美術館(後ろに建っています)前で開催されている

伊豆在住の木工作家4人の個展に寄ります。

このけやきのローテーブル(カタログではベンチではありません)気になります。

これは間違いなくテーブルでしょうが、実用性はともかくこの軽快さがいいですね。

こういう作品を見ると、つくづく私にはセンスがないと思います。

そしてこのテーブル上にある器、

こちらに並んでいる食器類、懐かしい感じがあります。

というのも、今から25年ほど前、私も夢中になった木工旋盤、または木工ろくろの作品です。

この作家である松崎町岩地に在住の作家、斎藤さんと話をします。

「私の木工旋盤、だれか使ってくれる方いませんか?」

これです。

確か1999年ごろだと思いますが、それまでの100V電源のwood lathe(木工旋盤)に物足りなくなり

長い脚物も挽ける大型のlatheを個人輸入をしました。

しかし、その後私の関心は急速に冷め、気持ちは大工仕事に傾いていきました。

事実、この旋盤も14年目に工房に運び込んでから一度も回していません。

道具も全部そろえているので、相当金額もつぎ込みました。

なので、未練というか欲もあります。

でも、もう私には時間がありません。

客観的に見て、私が木工ができるのはあと10年でしょう。

ここでもう一度、旋盤に立ち位置を戻してしまうと大工仕事も中途半端で終わってしまいます。

ならば、このようにセンスもあり、それ専業にやっている作家さんにつかってもらうのが

このwood latheが活きる道になると考えます。

さあ、写真を撮ったら、ほぞの試作を行い、40本の桟を横切り盤で刻みました。

10~60㎜の長さが違うので、混同しないように2色のクレヨンを使い、合い印も変えています。

仕事、速くなりました、私の行く道はこっちです。

8本のほぞ穴も完成しているので、次の週には完成に持っていきたいです。

それでは今日も元気に行きましょう。



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