木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

穏やかな朝で、散歩時の気温は8℃、ほど良い寒さです。

二度寝をするのですが、どうもこの頃、眠りが浅い気がします。

昨日の作業もポカポカ陽気の中、廃材からの薪づくりです。

正午前には屋内に山積していた

廃材の山は解消されました。

林立する柱ですが、改めてみると満身創痍という感があります。

薪は正月は越せそうですが、太いのがないので

肝心の夜間や極寒期を過ごすのは大変でしょう。

最近食にあまりこだわらないと言いましたが、

さすがに毎昼食がマルちゃん焼きそばは、飽きました。

こらから補強の金物を多用することになるのですが、

使う個所によって通しボルトの長さが違います。

そこで、長さごとに木箱に仕分けし、

養生テープに長さをマジックで書き込みました。

少しは作業の段取りが良くなるでしょう。

さあ、傷だらけの柱の手当てをしていきましょう。

ぐらぐらの柱に添え柱をするのですが、

水平器を当てるとこれだけ「立ち」(垂直)がずれています。

前週に挿げ替えた梁を金物で補強します。

その梁にのる宙ぶらりんだった柱も帯金物で

支える柱と連結されたので、もう大丈夫です。

この間に斜めにおりる隅木、

白〇の中をご覧ください。

その先に杉の葉が見えます。

穴をふさぐのは簡単ですが、

心配なのは隅木自体が腐っていないかです。

次回に確かめて、また手当を考えないといけません。

それでは今日も元気に行きましょう。

 



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おはようございます。

目覚まし5時、起きるのは6時が最近の定番です。

ストーブのスターターは土曜日に私たち訓練生が実習で削った木くずと木っ端です。

巻頭の窓ガラスの奥、ストーブが赤々と燃えています。

さて、その薪ですが、今年は全く手当てしていません。

昨日の作業は11月に刻んだ馬(作業台)4台を組み立てます。

頑丈、多分、私が大工をやめても残るでしょう。

前回の作業で壊した北側の壁の廃材が山積みになっています。

普通なら廃棄されたおしまいですが、

これを先ほど組み立てた馬に載せて、

43㎝の薪に刻んで行きます。

好天、無風、作業は快適です。

もうお昼です。

薪の長さに届かない端材をストーブで炊いているので、

室内はちょっと暑いと感じるぐらいです。

夕方まで刻んでこの量、まあ年内は大丈夫でしょうか?

状態のいい板材はもう一度内装に

あるいは型枠の材にします。

古材は一度目は建材、2度目は再使用、

そして最後はストーブの薪になります。

最近は山荘で飲むこと、食べることよりも

大工仕事をやること自体、あるいはストーブ当たることとが楽しくなっています。

さあ、今日は廃材片付けを終了して、型枠作りの目安をつけたいと思います。

それでは今週も元気に行きましょう。

 



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おはようございます。

伊豆山中の師走は静かに始まりました。

もちろんストーブは焚いています。

先月下旬からの少雨で山荘脇の仁科川はからからの音無し川です。

朝食は磐田から煮干しだしを持参してみそ汁です。

食遊市場の海野商店で箱根ニンジンの規格外品が出回る時期になりました。

もちろんみそ汁に入っています。

さて、昨日の訓練校は、自宅で研いだカンナの具合から確かめます。

でも、先週刃先を欠いた「喜之助」の具合がよくありません。

吉田校長にダイヤモンド砥石で刃先を改めて研ぎ直してもらいました。

まだまだ、独り立ちはできません。

製図の方でも大きな間違いがありました。

右上の筋交いの展開図の勾配が違っていたのです。

自宅でCADで描いている時から思い違いをしていたのを、

図面を提出すると検定のスペシャリスト野田会長に指摘されました。

リセットして、2度目の挑戦、もちろん勾配は正しいものに直しました。

課題は2つ、1つ目はまだ60分の壁を切れないことです。

2つ目は1㎜あるいはそれ以下の精度にこだわることです。

先生がチェックする寸法と私の寸法が微妙にずれます。

「山本さん、もしかして尺金が曲がっていない?」

尺金を表と裏を返して垂直線を引いてみると、

確かに先の方で1㎜弱開いていました。

トホホ、まさか尺金が曲がっているとは!!

3回目は信頼できない尺金は補助に、

矩(かね)が信頼できる三角定規をメインに線を引きます。

先生、「図面としてはだいぶ形になってきました、後は時間。」

そう、私にとっては103万円の壁より重要な60分の壁、

何とか来週は突破します。

やばい、一日道具を使わずに終わります。

実習の最後の1時間は、家で研いだ「源利彦」で垂木を削ります。

ちなみに、カンナ刃の研ぎは吉田校長に褒められました。

65歳、訓練校では褒められてうれしい2年生です。

実習を終え、訓練校から100m出れば、車窓にはきれいな富士山。

検定日は仮ですが、1月21日(火)だそうです。

さあ、師走のいい天気です。

大工見習として心がけをもって主屋の改築に向かいます。

皆さんもよい日曜日をお過ごしください。

 

 



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