おはようございます。
やや湿気がこもったような曇り空です。
朝起き抜けにホームベーカリーを開けます。
「うぅ、小さくないかい?」
できて当たり前のことができてないと落ち込みます。
食べてみても、味は特に悪くないし、
原因は何なんだろう?
でも、ランニングの時に別々に3頭の
ラブラドールにあったからよしとしましょう。
さて、今日は机の天板に関する1つの技術を紹介します。
それは「吸い付き蟻桟」です。
今日のブログの巻頭の写真です。
家具には大まかに分類して
「板モノ」と「框(かまち)組み」があります。
板モノは文字通り板同士を組み合わせるモノで
本棚やcupbordなどが代表的なモノです。
木の存在がしっかりとした重厚な家具になります。
框組みは角材をほぞなどで直角に組み合わせて
枠組みをを作り、角材の間は桟を渡し、
薄板をはめ込んだり、クギで打ち付けて
平面を作り出します。
軽量で、経済的です。
私が得意とするのは框組みで板モノは余りやりません。
じゃ、板と角材を接合する机に用いる技術の一つが
吸い付き残です。
私自身、久しぶりに取り組む作業工程です。
江戸伝統工芸の指物師ならカンナとノミでしょうが、
私が使うのは西洋電動ノミのルーターです。
さきにオスの桟をルーターテーブルで加工します。
この時ルーターに取り付ける刃物はドブテイルビット。
台形の形をした回転刃物ですが、日本では「蟻の頭」に例え、
西洋では鳩(ドブ)の尻尾(テイル)に例えるのが面白いですね。
次はそれをもとに、その幅を天板に移します。
手持ちのルータに最初にストレートビットを着けて、
メス(天板)の下地彫りをします。
次はオスに用いたの同じドブテイルを用いて彫ります。
その溝は先に行くほどほんの少し(1mm弱)ほど
幅を狭めた「しまり勾配」にしておきます。
木工をやったことのない方には何を言っているのか
絵も浮かばないと思いますが、
組み立ての時には理解していただけると思いますので
今日のところはご容赦ください。
それでは事故に気をつけて行ってきます。
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