木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




ここ数日のうちでは、湿度があり、
蒸し暑さを感じる朝です。
しかし、個人的にはランニングが久しぶりに
足取り軽く、気分がいいです。

さて、人でもそうですが、四角四面に固まっているものは
その1線が崩れると、意外にもろいものです。

木工においては直線と直角は製作上の
基本であり、基準です。
これが崩れたら正確な家具や建具は作れません。
しかし、商品や作品として世に出る時は、
軽くその直角な面を落としておく必要があります。
直角のままではあたりがきつく、
手を切ったり、あるいは使用中に摩擦等で
直角の面が崩れては
その作品自体が、本来の良さを失っていきます。
そうならないように、直角を落とす作業を
面をとると言います。
ほんの少し、落とす時には「糸面」と言って
これはかんなでとります。
2~3ミリ以上の大きな面をとる時には
写真のように、昇降盤にジグを取り付け
カッターで面をとっていきます。
とってて、手軽でスピーディーに作業が進みます。
また、カッターの刃の大部分はジグの下に隠れているので
作業上の危険を伴うことも少ないです。
手早く、安全にたくさんの部材の加工が出来る
頼もしいジグです。

それでは行ってきます。


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朝、Tシャツとスパッツで玄関に出ると寒いと感じました。
真南の頭上を見上げると冬の星座オリオン座が
はっきりと見えました。
間もなく衣替えです。

さて、私の木工の主役はご存じの通り、木工機械です。
しかし、仕上げには手道具も使います。
先週はノミを紹介したので、
今回はかんなです。
趣味の木工の世界では一大カテゴリーをなす道具です。
その刃物に使われる鋼材。
詳しくは知りませんが、マニアの間では
青紙○号、白紙○号、東郷鋼、スウェーデン鋼…
枚挙にいとまがありません。
次は刃物研ぎに使う砥石。
これも青砥、巣板……などの天然砥石。
また幾多の人造砥石
これもこり出したらきりがありません。
さらに、かんなくずの薄さを競う「削ろう会}

私はそのようなこだわりがあまり好きではなく、
一時はかんなを使うことも遠ざかったいましたが、
今はもっと現実的に仕上げに使えば便利と
割り切って使っています。
透けるようなかんなくずは出せませんが、
仕上げの工程が、少し楽になります。
写真は建具の部材にかんなをかけているところです。

だたし、逆目をうまく仕上げたり、
節だらけの幅広の板を削り上げたりすることは
今も出来ません。
サンダーに頼っています。
それでも十分に木工を楽しんでいます。

それでは行ってきます。

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薄曇りですけど、星はきれいに見えました。
ランニングをしていると少し胃もたれがします。
昨夜、深まる秋に釣られついつい
芋焼酎のお湯わりを飲み過ぎたようです。
こりゃ、イカンガー、ジュマ=イカンガー ※注

さて、昨日はついつい長文になり済みませんでした。
肝心な調理手順が書けなくなってしまったので、
改めておつきあい下さい。

<鶏肉処理>
皮をはいだ鶏棟肉をぶつ切りにしたものに
カレー粉をまぶし揉み込みます。

<香り出し>
寸胴にサラダオイルを半カップ(100cc)前後入れ
ホールスパイスを全部入れます。
弱火で加熱します。
10分ほどし、火力を中火にします。
香りが立ってきます。

<タマネギ炒め>
スライスしたタマネギをいれ、強火で炒めます。
料理本では弱火でじっくりと書いてありますが、
そんな必要はありません。
木べらなどでかき回し、焦げつかないようにします。
10分も炒めれば十分でしょう。

<粉スパイス・ハーブ>
粉スパイス投入し炒めて、火を回します。
次にニンニクとショウガのピューレを入れます。
しばらくして粘りを感じてきたら、
トマトを入れます。
水を入れます。
自分の好みですが、少しさらさらした方が
インド風と個人的には思っています。
沸騰したらベイリーフも加えます。

<鶏肉投入>
トマトが先のスパイス類と一体化し始めます。
そしたら鶏肉を入れます。
胸肉なのでこの段階で十分です。
早くから煮るとぱさつきます。

<調味>
この段階で味を決めます。
大変スパイシーでホットなカレーです。
塩味はややきつめぐらいの方がスパイスに負けませんが、
そこは好みの問題です。
スープストックがわりにウスターソースも私は利用します。

<強火で>
強火で10分煮込みます。
最後にココナツミルクを入れて、
マイルドさとエスニックを演出。
完成です!

その場で食べると、やや薬臭い感じもしますが、
これがインド風と言うことではないでしょうか?
この味が私は大好きです。
でも、日本人。
煮返して薬臭さが消えてからの味もまた格別です。

スパイシーなカレーは少量で作ると
それぞれのスパイスが目立ちすぎます。
また、スパイスの分量も気になります。
最初は少量で作り、個性を主張しあう
スパイスの特徴をつかんで下さい。

そしたら大鍋でアバウトに好きな香辛料は多めに
気楽に作りましょう。
あなたの希望の味が見つかるはずです。
(また、今日も長文でした、ごめんなさい)

それでは行ってきます。

※注 80年代にたびたび来日し、日本人の
   好敵手となったマラソンランナー。
   走る時にぶるぶると震える
   くちびるが印象的でした。

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明け方に雨が降り路面は濡れていました。
走りやすい季節になりました。

さて、私が外食してもったいないなと思う食べ物の
Big 3がカレー、餃子、麻婆豆腐です。
私はアクが強く、食い意地が張っている男なので
外食の万人向けのものでは物足りなく、
自分で作った方が私の舌にあっているからです。
いつも言っているように私がプロに
勝っているわけではありません。
ただ、食の好みと、もちろんお財布の問題もあります。
伊豆への帰省の楽しみの一つが、業務用を模した山荘の
中古厨房機器を使って、料理を大量に作ることです。
もちろん一人で帰っているのですから、
余ったものは、冷凍して磐田に持ち帰ったり、
知人におすそ分けします。
今回はチキンカレーを大量に作りました。

材料をおおざっぱにあげると

<ホールスパイス> 砕いていない丸のままのスパイス。
コリアンダークミン、 
この二つさえあればカレー味になります。
丁字(クローブ)、カルダモンフェンネルナツメグ唐辛子
 ※今回はシナモンステックを切らしていました。

<パウダースパイス> 粉にひいたスパイス
チリパウダーカレー粉
 ※ターメリックも切らしていたのでカレー粉です。
  仕上げや温め直しの時にガラムマサラもあると
  インド的になります?

<生のスパイス>
ショウガニンニク 
※水を加え、ミキサーでピューレにします。

<野菜>
タマネギトマト(今回は写真一番奥の缶詰)

<肉>
鶏の胸肉を皮をはいで、おおぶりのぶつ切り

<調味料>
ウスターソーストマトケチャップ
仕上げにココナツミルク

写真の分量でおよそ2~30食分は作れます。
スパイスはいっぺんにそろえると4~7千円になります。
スーパーの小瓶はいけません。
高すぎます。
ネットで専門業者から取り寄せましょう。
ありがたいことにスパイスに賞味期限はありません。
写真のものはほとんどが2~5年前のものです。
特にホール(丸のまま)のものは、食味の変化もありません。
大航海時代は東南アジアの片隅から
ヨーロッパの食卓に着くのにそれくらいの
時間は要したでしょう?
たいていのスパイスに関しては、賞味期限はナンセンスです。

今回新たに買い足した香辛料はありません。
したがって、今回の出費は900円くらいです。
1食あたり30~50円。
連休の3日間は朝・昼・晩、食べていました。
もちろん飽きることはありません。
それでも寸胴鍋に半分くらい残っています、
冷凍して、伊豆と磐田に半々で置いておきます。
こんなに安くておいしいものはありません。
基本のチキンカレーが出来れば、
アレンジは自由自在です。
季節の野菜を仕上げに加えたり、
挽肉(キーマ)カレーにしてみたり……
皆さんも自分でトライしてみて下さい。
安くて、本格的です。
長文になりました。
調理手順はまた明日と言うことで。

それでは行ってきます。

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薄曇りで涼しいです。
ランニングを終えてもスパッツが汗ばまないので
2日間、着用できる季節になりました。

昨夜も伊豆からの帰り道、キツネに会いました。
私同様、村に足繁く通うNさんが、私のブログを読んで
「実はキツネは親子でいるそうよ。」と言っていましたが
本当でした。
昨日私が見たのは子ギツネでした。
キツネの御利益か?
昨日の帰りは、快調で3時間29分で磐田に戻れました。

どうも、昨日は「順調Day」だったようで、
建具の取り付けもほぼ一発で完了。
こんな事は珍しいです。
いつもなら、微調整に何度も建具をハイエースに載せては
500m離れた工房と山荘を往復ですが、
昨日はたった1往復でご覧のように取り付け完了。
「しっかり寸法をとり、手順を焦らずこなせば
 収まるべき所に収まる。」と自信を深めました。

それでは行ってきます。

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半そででは寒いと感じる朝です。
薄曇りで雨が降ってきてもおかしくない
雲行きを感じます。
倒木を片付けるためのチェーンソーがうなりをあげてます。

今朝はいつもと段取りを変えて、
6時前から木工をやってます。
理由は磐田に帰る前に、
玄関引き戸を取りつけたいからです。
組み立ては昨夜済みましたが、
まだ細かい仕事が残っています。
その中で最も時間がかかるのが、
ポリカと木材の間に防水のため
コーキング処理をすることです。
雑な仕事ではマスキングを省きますが、
今回は玄関です。
10年後に後悔したくありません。
中腰での作業はこたえますが、
養生の水色のテープを建具に
張っていきます。
テープが済めばコーキング材を打つのは
簡単な作業です。
ただ、乾燥まで2~3時間は木工に
関しては何もする事はありません。
遅い朝食を食べ、ブログを書いているわけです。

さあ、明日に取り付けられた玄関戸を皆さまに披露できるか?

それでは,よい休日を!

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涼しい朝です。
今まで開けっ放しの窓を
昨夜はさすがに閉めて寝ました。

さて、熟睡し,6時の時報放送少し前に起きます。
早速、村の巡回ランニングです。
このブログで村の様子を気にかけている
首都圏に住む方が、数名いると言うことが
この前の夏休みに分かりました。
家などの建物に目立った被害はありません。
盆地状の地形には7~8本の沢が
流れ込んでいます。
そのうちの村の共同墓地の沢筋が
猛風の通り道になったようです。
間伐されていないひょろっとした杉が
数十本倒され、墓場へは行かません。
お彼岸なのに、残念です。
我が山荘は立てかけておいた雨戸が
飛んでいました。
また、柿の木に縛り付けておいた
ラティスが壊れてました。
しかし、山荘は何ともありませんでした。

さあ、今日は天気もさわやかそうです。
1日木工に励みます。
皆さまもよい休日を!

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「暑さ寒さも彼岸まで」の格言にあわせるかのように
昨夕から急に涼しくなりました。
朝の空には薄雲に囲まれ、三日月が
おぼろげに浮かんでいました。

さて、「カッター」と言えば折れ刃式の文房具を
誰もが連想します。
木工を始めた頃、カッターという言葉が出てきて
「あんな物で、木が切れるのか?」と思ったものです。
でも、cutするものは何でもcutterですよね。
cost cutter=カルロス・ゴーン氏なんてのもあります。
木工でもっとも一般的なカッターは写真の刃物です。
厚手の回転式の刃物で昇降盤に取り付けて使います。
基本的には刃物の厚さの分、木をカットして
溝をつけて行きます。
したがって、自分が多用する溝の幅の数だけ必要なります。
私の場合は、5mm 6.4mm 9mm 15mm 21mm を持っています。
薄い刃物の間にシムを挟む自在式もあります。
また、所定の幅より狭い刃物で、フェンスをずらし
数回削り寸法に持って行くと言う方法もありますが、
基本的な幅は持っていた方が便利です。
丸ノコの数倍も厚いので切削抵抗も大きくなります。
無理をするとキックバックや材料の破損、
それに伴う指の切断などが起こります。
もっとも危険な刃物の一つです。
溝を掘る時には数回に分けて、最終的な深さに
彫り込んで行くようにします。
また、直接部材を手で押さえるのではなく、
「押さえ棒」などを使うのもけがの予防には有効です。
アメリカ式では溝掘りはルーターの仕事ですが、
カッターの方が仕上がりが数段きれいです。
また、ジグの工夫で面取りなども出来ます。
機械木工では必要不可欠な刃物です。

先日の台風で、伊豆の知り合いから、職場の
倉庫の屋根がめくれたと写メがありました。
山荘が心配なので、朝仕事を済ませたら
伊豆に向かいます。

それでは行ってきます。

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台風一過、高い空と涼しい風が戻ってきました。
ランニングコース終盤のかぶと塚公園では
街路樹が何本も根こそぎ倒れていました。


さて、昨日ですけど数年ぶりに台風が
この遠州地方を直撃しました。
朝から暴風警報がでてましたが、
大したこともなく出勤しました。

ただ、近づく台風のため仕事は開店休業状態、
昼食をとったところで、年休を取ります。
まさにその頃台風が当地方に上陸直前。
帰りの国道は、渋滞。
時折、重量級のハイエースでも
飛ばされるのでは思うほどの風。
裏道を通り、2時前に自宅到着。
雨はほどほどですが、半端ではない風が吹きます。
何もすることはありません。」。
私は疲労回復の好機と考え寝ます。
しかし、家がひっくり返るのではないかとも思われる
風が吹き抜けていきます。
私同様に仕事が休みになった妻が
わーわーとわめいていますが、私は眠りに落ちました。
ついでに我が町内の電力も落ちたようで
停電状態に陥ります。
眠りから覚めた午後5時過ぎ、
台風は大きな被害を残すことなく関東に行きましたが
停電は回復してません。
暗闇が迫り、2百メートル先の町内では
明かりがついているのに
こちらはつきません。
午後7時まで待ちましたが復旧せず。
幸い、水道、ガスは止まっていません。
電気の止まった冷蔵庫からあり合わせの食材を
懐中電灯の明かりを頼りに調理して 夕食。
写真ではフラッシュのおかげで明るく見えますが
実際はとっても暗いです。
それでも惨めな気持ちにはなりませんでした。
大きな被害がなければこういった体験も
たまには自分の生活を見直すいい機会になります。

災害時に大切なのは冷静でいること。
隣近所の様子に気を配ること。
こんな基本を再確認しました。

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台風が東海地方をめがけて進んでいます。
名古屋の方ではすごい水害に見舞われているようですが、
当地方は今のところ平穏を保っています。
しかし、とにかく蒸し暑いのには閉口します。
ランニングのあとの汗が、水風呂に入ってもひきません。
扇風機全開でブログを書いています。

さて、私の木工ですけどはっきり言って
木工機械に支えられています。
プレナー、昇降盤、手押しかんな、角のみ盤等がなければ
私の家具・建具製作は成り立ちません。
では、のこぎり、かんな、ノミなどの伝統的な手道具は
必要ないのか?と言えばこれも必要です。
木工の中では電動機械がどうしても
手(?歯)の及ばない範囲が範囲があります。
角のみが掘り残したほぞ穴の木屑の処理。
ほぞの一部分の書き落としなどなど。
ご覧のように私も手道具も使います。
写真は角のみで、カッターの掘り残しの処理をしてます。
機械に比べ効率は悪いですけど、
この処理なくしては製品はきれいな仕上がりにはなりません。
素人が木工を生業(なりわい)として毎日作業をしている人に
手道具で勝ることは出来ません。
しかし、素人なりに手道具であるかんな、ノミ、のこぎりは
一通りこなせる必要があるのです。

それでは行ってきます。

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