カセットコンロ用のボンベ、ヨーグルト、納豆・・・がなかなか手に入らないと妻が嘆いていた。
ヨーグルトや納豆はまだ我慢出来るが、ボンベは本当に我が家に在庫が無い状態で、震災後の節電中の寒い夜に鍋で暖を取る事が出来ない。お店に寄る度に在庫を確認するのだが、どこか「買占め用」と思われるのが嫌なので、平然と店内を歩き回ってはいるものの、目は忙しく「ボンベ、ボンベ」と商品棚を探す。
「本当に、本当に我が家には無いんですぅ。嘘じゃないんです。あったとしても使用分しか買いませんから・・・」とアピールしたくてもその術が無いので、結局店員さんに確認することもせず、そそくさと店を出て、熱した鍋を食卓に並べ、途中で何度か温め直す鍋を囲んでいる。