玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

学・経・年・不問

2021-06-07 11:36:37 | 

最近、目が悪くなって難しい本が読めなくなった。これは眠るための本として買った。簡単に読み終えた。解説が山田智彦だった。昔は銀行員をやりながら文芸誌に書いていた作家であることを知っていたが、なんか冴えない解説だった。確かに、本の中身もピンとこなかった。城山三郎も息抜きをしたかったのだろう。

冒頭には編集部からの「今日では差別的ととられかねない表現があります。…」と注意書きがあった。読み終わっても、鈍いのか、思い当たるものはなかった。

若し考えれば、タイトルからして、「学・経・年・不問」のセールスマンという職業のことかもしれない、と思い始めた。これが差別なのかな?今や職業差別など薄れてきたが、…。

最近の政治がおかしいのは、此処三代の自民党の首領が「学・経・年」を不問にした人たちだった。三人とも学歴はそんなに良くない。でも学歴なんか単なる形だから問題にしないが、トップになるためには、学歴よりも一定の勉学や学識が必要ではないだろうか。

まず字は読めないし、民主主義を知らないし、何よりも庶民の苦労を知らない。

二人は血筋だけは良かったので、自分が王様だと思い込んでいたようだ。時代への錯誤を自分で気づいていないのが本人の無様さと醜さであり、この国にとっての不幸でもある。

 

コメント
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