玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

終戦という言葉

2021-06-25 11:35:52 | 

「終戦」という言葉は実に巧妙な言葉の使い方だと思う。

「戦争は負けたのですか?」という問いに「戦争は終わりました」という答えになります。

一つ二つ飛び越えた、一歩先、二歩先の答えをして、本来の問いの答えをはぐらかしているのです。

つまりは、「朝ごはん食べましたか?」「ご飯は食べていません。(でも、パンは食べましたから)」近ごろの流行りの「ご飯論法」の先取り感があります。

これは、天皇が「聖断」によって戦争を終わらせた、という意味付けする立場もあります。段々この考え方は薄れて来ています。そんなことが七十年以上前にあったのでしょう。

もっと難しく云う学者もいます。

九月二日は降伏文書調印の日なのですが、「ポツダム宣言の延長線上にある停戦協定に調印した日」と書かれていました。さすがに論が立ちます。

この本は目が疲れそうなので必要な所だけ読むことにしょう、と。

コメント
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