玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

二人の眼

2021-06-22 11:10:19 | ブツブツ

ふと、あの二人の顔を見ていると、両者は犬猿関係にあるのですが、目が似ているのです。作家辺見庸が言うならば、死んだ眼、特高の眼のように濁って、目の深層が全く見えないのです。

居並ぶ政界の兵をたぶらかして、いくつも政党を渡り歩いて、出身である学籍も怪しい、かつて愛嬌を武器とした稀代の詐欺師に366万票入れた自治体の住民の人々にも、今回の愚挙の責任の一端は有ります。

70歳を越しても他人の靴を舐めて生きてきた執事が大宮殿のお殿様になった時、其処に何を期待できるのでしょう。彼は人として大事なものの何かが破綻しているに相違ありません。

彼を選んだ先代の御殿様はこれまた幼少期の傷が嘘を息を吐くようにつける類稀なる能力がありました。しかし、彼は優秀な家来に任せる物ぐさ太郎でもありました。それでなんとか7年8カ月持ったのでした。

奇遇というのを、こう云う二人の同時性の存在を言うのでしょう。

詐欺師と破綻者の二人が先導役となった今回のオリンピックは、地震と原発が重なった二重苦に匹敵、いや世界的という意味でのパンデミックの進行や経済的な影響は全く計り知れません。

この国は呪われているとしか思えません。今回のオリンピック開催は政治の愚と禍のそのものです。

みなとみらい地区の空き地

コメント
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