今振り返れば、民主党に勝った自民党に一種の胡散臭さがあった。それが何だったかいまだによく分からない。どこぞの宗教の為とは思いたくない。
第二次安倍政権から、たとえそう思っていないにしても、格好だけは国民の側を向いている振りをするのが民主的な政権の形だろうが、そうは感じられなかった。
掛け声だけは立派な政策という舞台衣装が徐々に剥がれていく。そして、モリ・カケあたりから、自らの権力の行使を完遂する為に、マスコミの目と口を塞ぎながら、官僚の頭と手を払いのけながら、此処まで約10年余やってきたのが、悪夢の「民主党」後のサタンの「自民党」であろう。
抑々何も寄る辺の無い、自称の保守、雰囲気の右傾の議員たちのアベロスの喪失感はかなり深いようだ。こうした議員がどのぐらい居るのだろうか。良くも悪くも、彼らがこれからの自民党の行き先を決めていくのではないか。
いまは、自民党はもとより、官邸や記者室や財界の至る所に質の悪い黴(カビ)の様にアベロスの残滓がそこいら中に残っている。
またも岸田政権は、アベ・スガを踏襲し国民の顔を見ず、党内闘争に明け暮れている。保守や右傾のアベロス症候群議員のための過度な忖度から、国葬をして「アベ神」を作るつもりかもしれないが、神化しなかった場合の事を考えてないようだ。その時は「国葬儀」は「恥葬儀」なるかもしれない。
堅固な建物も老朽化すれば内部から腐るように、国有地の上に立つ古ぼけた自民党ビルが震度5ぐらいの地震でバラバラに瓦解するのを見てみたい気がする。
近くの路地物で買った甜瓜。実は熟し過ぎてあまりうまくなかった。日ごろ食べていないので、食べ時の判断を間違えたようだ。