コロナで籠っていたので、数年ぶりに学生時代の友達と会った。町田という、一応東京の飛び地だが、都会に行った。とにかく人が多いのには驚いたし、コロナ前に戻った感じだった。
食事の後で街をフラフラ歩いた時に「こんな爺さんが二人で町を歩いていいのかね」と云う。まあ、二人とも若作りなのだ。「誰も気にしてねえよ」「そうか、もう石ころだからな」と云って、目の前にカフェと思しき店に入った。そこに入って驚いたことは、30席ぐらいあったが男が誰も居なかった。
爺さんは場違いで断られるかとも思った。最も爺は男と云えるかどうかわからないが。
平日昼時にカフェに入る男はいないのか、…。一寸小ジャレタ店だが、下北沢や渋谷辺りにはいくらでもある。
帰り小田急線に乗ると、横も前の席もすべて、爺さんも婆さんも、スマホ片手で指を動かしている。この圀の電車の中の異様な光景だ。気持ち悪くなってシルバーシートに逃げた。
眼の前には一目でわかるアジア系の外人夫婦が幼児を連れてスマホをやっていた。何語を話すかと耳を澄ますと、一応日本語だった。彼らは日本人に成りたいのかなあ?
でも幼児の顔は明らかに中国人の顔をしていたんだが、…。
何だかこれがコロナ後の日常なのかもしれませんが、疲れた一日でした。