かれこれ5年ほど使っていたスマホの電池が昨年の暮れあたりから充電してもほんの数時間しか持たなくなった。メールと電話ぐらいしか使っていないのに電池のあまりの消耗の速さに厭気がさして、新年早々に乗り換えた。
今度は話し放題で料金格安の格下モバイルにしたが、それで数カ月過ぎた。
ふと戯れに、前の携帯をWi-Fiだけの検索専用に使ってみようと思った。
電池を充電したら、勝手にアプリの一つが稼働していて電池が消耗された。だから必要のないアプリを消したら、それから電池は2~3日持つのである。
何となく得心が行った。かつて、ソニー製品は何年間すると壊れるよう造られていると囁かれていた。我々ネット音痴はネット企業に常に翻弄され、結局コントロールされているのではないか。
中國はスマホ社会であると聞いている。当然政府が介入できない自由なネット空間が生まれて、共産党独裁は崩壊すると思った。実際はアリババが潰されそうだとか。ロシアもプーチン戦争の大義の怪しさがネットで知れ渡ると思いきや、どうも成らない。
インターネットは人類に自由空間をもたらさないようだ。むしろ支配の側に都合の良い道具となりえることもあるのではないか。
気まぐれな充電時間の変化を見て、これがいつまで続くものやら、…。