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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「米騒動」

2008年09月16日 | ニュース・世相
世間を騒がす米騒動。過去にも何度か起こったようである。
近くでは、平成5年、記録的冷夏による米不足。遠くは、第一次世界大戦後の1918年米価の急騰などの歴史がある。それらは、戦争とか自然現象によって引き起こされた。

今、世間を震撼させている米騒動は、いささか趣が異なる。
基準値を超えた農薬残留の米。カビが繁殖した米。などなど。およそ人間の口に入るはずのない米が、市場を流通し、お酒やお菓子などの加工製品に形を変えて、当然人の口から体内に入る。もっとひどいのは、学校給食や病院食などに混ぜ込まれて食糧用として用いられたことである。

間違いなく、取り扱い業者の、暴利をむさぼる倫理なき商法が見え見えである。それを管理しなければならない政府の体制の甘さも見えてきた。
何故このような、規格外の口に入れられない米が大量に備蓄されているのか、大いなる疑問を抱く。

幸い、人的被害はない微量という説明ではあるが、この説明が信頼できるのか不安であるには違いない。
しっかりしてよねー。行政も、商売人も。

カミサンが、5月頃に大量のカビが生えて食べられないお米を友達からもらい受けた。なかなか近寄らないスズメの餌付けに、毎日一握りずつ撒いてやっている。残りもいよいよ少なくなった。ようやくスズメも多いときは20羽近くが競争で食べに来る。特に腹痛を起こしている様子もない。

今日改めて、カビの生えたスズメ用の米と、我々が食べる米を並べて写真を撮った。明らかに違う。カビの生えた米は黒ずみ、米自体の艶がない。カビから生まれたであろう小さい虫がウヨウヨしている。
一目で分かる。素人でも。

以前に比べ様変わりしたとは言え、お米を主食にする我々にとって、信頼の置ける農家から直接購入するお米しか信頼出来ないなんて寂しすぎるなー。

間もなくこちらでも新米が出始める。従来同様、養子に入った同級生が丹精込めて作る地元のお米を、脱穀のぬくもりが残っている内に買って帰り、少量ずつコイン精米機のお世話になろう。そしてカビなど生やさないように上手に使おう。米一粒を無駄にすると「目がつぶれる!もったいない!!」と叱った母の言葉を思い起こして。

        ( 写真:左、カビの生えたスズメ用。 右、人間用のお米 )
コメント (7)
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