低気圧による風の動向 降る雪で前も見えないほど
夏の異常高温による注意の呼びかけや被害の報道。それにも勝る異常寒波による冬の被害も半端ではない。
NHKニュースのトップが、連日のように雪害やスリップ事故、公共交通機関のマヒ状態、人的被害などを報じている。
雪下ろし中の転落、除雪排水溝への子ども落下など、毎年のように似たような事故が繰り返される。
豪雪地帯の方々には何ともお気の毒としか言いようのない光景が、テレビ画面を通して映し出される。
「なんとかならないものか」と思うには思うが、これも自然という魔物が持っている威力。我々人間の力の及ばない相手である。
なんとか我が身を守ることに専念しようとすれば、雪かき作業も当然必要となってくる。
意外にそこに落とし穴があって、我が身・我が財産を守ろうとする必死な人たちを、容赦なく襲うことがある。
雪の少ない我が住む町では、雪が5cmも積もったら、たちまち交通マヒを起こす上に、町中が大混乱に陥る。
「備えあれば憂いなし」と繰り返していても、いざその時になってみれば、やはり右往左往する。
時あたかも今日から大寒。小寒から大寒にかけて、日本列島が最も温度が下がる寒い時季とされている。
今一段と気持ちを引き締め、万病の元と言われる風邪対策、寒さ対策に心したいものである。
一方で、この大寒を寒さの峠と考えれば、気持ちはほんの少し楽になるのだろうか。
大寒の次に来る二十四節気は「立春」まさに春立つ日である。
今はなんとしても、襲い来る寒さに耐えて、やがて来る春を待つしかない。
季節の猛威に負けないよう、過ごしたいとつくずく思う今日である。