若い時にタバコを吸っていたころ、紙巻タバコを6・7分目吸ったらもみ消して間もなく新しいタバコに火を点けていた。給料日前になると段々タバコ代まで逼迫してきた。そんな時、ホンのちょっと一服するだけなら紙タバコでなくていいんじゃないか、などとケチな知恵を絞ったことを思い出している。
一息か二息軽くニコチンを吸い込んで気持ちが休まるのなら、年老いた伯父がたしなんでいた「きざみタバコ」で十分じゃないかと思い立って、古びた銀ギセルを見つけ出しきざみタバコを吸っていた。
ホンの一息、いまそんな心境である。
もし今もタバコを吸っていたら、おそらく銀ギセルを探し出して、きざみタバコを詰め、着火マンで火を点けているのかもしれない。あいにく、タバコを辞めて22年になる。ホンの一息もミカンを相手じゃね~。
何がホンの一息なの? 昨年の1月28日から数えて365日目の夜を迎えている。
俗にいう早生まれとか七つ上がりとか言われた1月生まれ。多くの同級生より一つ年が若いという自慢にもなんにもならないことを無理やり話題にしたりしている。82歳も大過なく?過ごしたということにしておこう。なんてったって今を生きている。この1年、不具合も幾つかあったが先ずは生きている。病院に行く回数は多いが元気である。なんの不足があるものか!贅沢言えばキリがない!ちょっとリキんでみる。
明日は明日の風が吹くのだろう。せっせと病院に通える元気さを維持しながら、ちょっと一服を繰り返しながら。 生きている限り、 「我が人生今が旬である」。
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