「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「悠雅君、公式戦デビュー」

2016年07月10日 | 家族・孫話

        
                「背番号12」感激の公式戦デビュー

7月10日日曜日。背番号12をもらって公式戦デビューを果たした、孫三男坊の悠雅君。
生涯の記念となるかもしれない暑い一日を、横山河川敷運動場で、ジジも汗だくの声援を送った。

5月連休明けに入会許可をもらった、少年ソフトボールチーム「Nadaオールスターズ」の一員になった悠雅君。
持ち前のやる気と人懐っこさで監督やコーチに可愛がられ、本人もやる気満々で土・日の練習に休まず参加した。
ユニフォームを買ってもらい、バットもグラブもスパイクも揃えた。そうしてもらった背番号が「12」。チーム12人目ということ。

放課後教室から連れて帰ると、おやつもそこそこに、道具一式を引っ提げて団地公園へ。
本人の希望で、打つ練習よりも守備練習に時間を使う。ジジのノックを必死で追いかける。
特にフライを捕球することに執念を見せる。こちらもその気になって、色んなフライを打ち上げようとする。中々うまくはいかないが黙々とボールを追いかける。これは、チーム練習のときの基本動作として、監督・コーチから厳しく教えられる内容の一つのようだ。

そうこうして初めて迎えた対外公式試合。
市内だけではなく、遠くは広島や下松あたりまで、強豪24チームが集まり、優勝トロフィを目指してしのぎを削る。大きな大会。
佳境に入ると、監督・コーチの叱咤激励がだんだん大きくなる。罵声に近い声も飛び交う。

予選トーナメントで勝ち試合と決まったところで監督から声がかかった「悠雅、いくぞ!」と。
コクンと頭を下げてヘルメットかぶり、次打者の輪の中へ。素振りをする。頭の倍くらいあるヘルメットが踊る。
いよいよ打席へ。この時とばかりカメラを構える。相手ピッチャーは容赦ないスピードボールを投げてくる。
第1球目空振り。第2球目ボール。「いいぞ~!」の声が飛ぶ。第3級、ヘルメットが脱げそうなほどの空振り。
そして第4球目、やはり空振り。公式戦デビューの初打席は見事な空振り三振。
                         
              ほろにがデビュー、初打席空振り三振。なみだが・・・

うつむき加減でベンチに戻ってきた。無言。顔が上げられない。涙が頬を伝っている。
キャプテンが肩を撫でるがその肩は大きく波打っている。ヘルメットをかぶったまましゃがみ込んで、乱雑になったバットを揃えている。
三振は喫したが、レギュラー外の人間の役割を果たそうとしている姿がちょっといじらしい。
少し離れたところから「今度はもっと早いボールを打つ練習しよう」と声をかけると「ウン」ようやく顔が上げられた。

この悔しさはバネになるだろうと信じたい。
何はともあれ、小学校1年生で公式戦初打席を与えてもらった。監督の思いやりに感謝。
そして、暑かろうが寒かろうが、本人がやる気を持って向かってくるあいだは、ジジも受けて立たねばなるまい。
受けて立てなくなるのも間もなくだろうが。

いい夢を見させてくれた背番号12。涙の初打席からやがて、背番号1を、4番バッターを、目指すことだろう。
ガンバレ悠雅! これからだよ!!

コメント (6)
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