「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「カープ野球塾」

2016年07月16日 | 家族・孫話

                                  
                                      プロ野球選手カープOBによる「 野球塾」(右から3人目悠雅君)                 
 
    やる気満々                  ボード目がけて投球の基本を教わる

昨夜はジジの所属するサロンのビアパーティ。
冷たいビールに喉を潤し、屈託のない仲間とおしゃべり。少しのカラオケを楽しんだ。そして今日は……。
さほどの夜更かしでもないので、朝の寝覚めはそう悪くはない、と言いたいところだが、「6時半よー」で起こされた。
やはりもう少し寝ていたいな・・・と思いつつカーテンの向こうはもう日が高くなっている様子。

「そうか、今日は孫君のお楽しみに付き合う約束だった」。飛び起きてそそくさと出かける準備を。
購読中の新聞社が主催する、元プロ野球選手による本格的な野球塾に応募したところ、抽選に当たった。
マツダズームズームスタジアムに隣接する室内練習場で、午前10時からエンジョイクラス(少額1~3年生)が行われる。
やる気満々の悠雅君に「じいちゃんも見にきてや」と頼まれていた。

こんなチャンスを逃してなるものか。カメラを引っ提げて応援に行くぞー。
本人よりもジジの方が乗り気になっていた。こういったチャンスは、まさにこの歳になって初めて体験することである。
朝寝などしていられようか!自らに喝を入れて、7時15分に迎えに来たお父さん運転のクルマに飛び乗って。

野球塾の講師メンバーを見て、なんとも胸が熱くなる思いがした。
昭和50年、カープ初優勝時のマスクをかぶったキャッチャー「道原裕幸」をチーフに。
グッと若返って、東海大で鳴らしたスラッガー「鞘師(さやし)智也」。
早稲田大学では主将で4番バッター沖縄出身の内野手「比嘉寿光」。そして1軍での活躍も記憶に新しい俊足巧打の「末永真史」。
みんな日焼けした顔に真っ白い歯を見せる大男が、小学低学年に直接指導してくれるのだ。これほど貴重な体験は滅多にない。

講師はこれほど立派でも、習う当人たちにはあまり関係ない話みたいで、みなさん「おじさん」でひとくくり。
準備体操に始まって、ダッシュ&スロー、ネットスローイング、ストライク・アウトゲーム、バッティング、等々
人工芝にネットが張り巡らされた、プロが雨天に使う公式練習場で基本練習を繰り返すという贅沢。

そして元気印の悠雅君たちは、言われるままに走り、投げ、そして打つ。得意のスライディングも人工芝でお手の物。
総勢40人が4班に分かれて、面白おかしく遊ばせてもらいながら、時に個人レッスンもある。

それぞれがどんな感触を持ったのだろうか。少なくとも悠雅君は、瞬発力をいかんなく発揮。
ティーバッティングも上出来のようで、満足な思いをした様子。帰りのクルマの中ではたちまち爆睡。
これからは、こんな有り難いイベントも含めて、あっちこっち引っ張り回されるのだろう。

悠雅君の感動とは別に、今日のジジの一番の印象は、プロ野球の世界は本当に厳しい世界なのだな~と改めて思わされたこと。
あの鳴り物入りで、高額契約金をもらってドラフト上位で入団しても、結果が残せなかったら、4~5年で球団職員に早変わり。
ごく普通のサラリーマン的な生活に戻る・・・。そんな現実を見せつけられた。胸が熱くなったのはそのせいだったのかも。

コメント (6)
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