「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「終わってもうた!!」

2017年10月25日 | スポーツ・観戦

          

春先から快進撃を続け、37年ぶりのリーグ2連覇を成し遂げた、我らが愛するプロ野球「広島東洋カープ」。
開幕戦こそ落としたが、2試合目から10連勝という予想もしなかった強さでファンをとりこにした。
今年こそ日本シリーズを制して、文字通りの日本一を目指すはずであった。

ところがである。まさかまさかのクライマックスシリーズファイナルで、DeNAに敗れてしまった。
道半ばというか、最後の詰めを誤って、日本シリーズの舞台にさえ立つことなく、今年のカープの戦いは終わってもうた。
優勝時のカープと3位DeNAのゲーム差は14.5という大差。絶対に追い越せない大きな大きな数字の開きがあった。
それでも、プロ野球興行収入を最優先にした、クライマックスシリーズという「ルール」には勝てなかった、ということ。

ペナントレースという半年間に及ぶ長丁場を勝ち抜き、セリーグのペナントを手にして胴上げの歓喜を味わったというのに。
その結果でパリーグの覇者と日本一の座を争うべきなのに。クライマックスシリーズという魔物に鯉の尻尾を噛みつかれて、自由に泳げなくされてしまった。滝登りをするはずの鯉が、大雨による普段の数倍の滝の落差を登り切れなかった、と見るべきか。
第一戦の降雨コールド勝ちの翌日も続けて試合出来ていれば、などと「タラ・レバ」の繰り言を並べても仕方ない。

それにしても勢いづいたDeNAの戦いは目を見張るものがあった。その上に「負けてもともと」という開き直りにも似た極端な監督采配が功を奏した点は認めざるを得ない。
あの強かったカープの躍動は全く影を潜め、数年前の弱い弱い負け犬カープの戦いで終わったのは残念でならない。

などなど色んな「やる方なき憤懣」は残るが、日本全国に赤いユニフォームを着て赤ヘル軍団に贈られる熱い声援という、一大ブームを起こしたことは、プロ野球全体の底上げに大いなる貢献をしたことに間違いない。
そんな声援に応えて余りある躍進で、優勝した名誉は消えるものではない。兎に角よくやった我らの広島カープである。

「日本一」はまた来年の発奮材料として取っておこう。そして来年もやっぱり、ガンバレ!カープ!!なのである。

コメント (2)
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