「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「今年も・・・」

2017年10月12日 | 地域活動

   

秋本番を迎えた今年も、市役所の環境行政担当者から、植樹祭開催の案内とボランティア参加のお願いが届いた。
岩国市街地からおよそ60kmの中国山地にある「水源の森、羅漢山県立自然公園」内にある市有地に、広葉樹を増やす植樹活動を行うという、ここ10年来の市の事業である。正式な主催は「岩国市・岩国市地球温暖化対策地域協議会」といういかめしい長たらしい名前になっている。

かつては、近郊では有数のスキー場として若者を集め、雪不足になってからは、オートキャンプ場や高原の避暑地、自然観察の場などと、市民の憩いの広場として一世を風靡した自然豊かな高原「羅漢山自然公園広場」である。
今は訪れる人も少なくて、広~~い高原施設は閑古鳥が鳴く静けさと、老朽化が目立つ炊飯施設などの屋根が傾きかけている。

そんな施設から約200m奥まったところに、市有の杉林が広がっている。もちろん、ヒノキもマツもある。
ただこれらの樹種は「針葉樹」と呼ばれる仲間で、山が水を吸うと言われる「保水性」という点では「広葉樹」に追いつけない。
そんなことから水源の森であるこの地を、豪雨による山津波や土砂災害から守るために、少しずつ針葉樹から広葉樹に切り替えて行こうという遠来な事業である。

今年はヤマザクラとヤマグリの広葉樹約600本を植えるという。
「森林学習、植樹体験」。今年は、愛宕小や通津小などから160人の児童が参加した。我々ボランティアは、1人が児童10人の班を率いて植樹の指導や安全見守りをする役割。森林組合や市の職員が、杉を伐採した跡に等間隔に深さ30cmの穴を掘っている。そこへ一人が3本を受け持ち1本ずつ植えていく。最高の秋晴れのもと、終わったころには汗がしたたる。

孫と同年代のよその子としゃべったり、同じ場所で同じ汗をかくのは、孫との戯れとはまたひと味異なる。
高原の秋の風に吹かれながらおにぎり弁当を頬張る。一仕事終えた爽やかさと気だるさが心地いい。

今度は、本気で孫たちと共にやって来て、BBQでもやってみたくなった。たまにはこんなところもいいですぞ、ご同輩。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい