「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ながもち」

2017年10月08日 | 季節の移ろい・出来事

                 

今年のホテイアオイさんの花は随分ながもちするようである。
別に肥しをやるわけでもなく、テラスの屋根から落ちる雨だれ受けの、昔の水がめや火鉢に入れてあるだけなのに。
7月半ばに最初の花が咲いた。ギラギラ太陽の下、あの薄紫の楚々とした中にも凛とした威厳を感じさせる花姿。
暑中見舞いに沿えるにはもってこいの、ちょっとした贅沢さえ感じさせる花でもある。

言うなれば夏の花であるにもかかわらず、秋半ばの今になっても毎朝一輪、二輪と咲いて楽しませてくれる。
名前の由来や花言葉に興味が湧いてくる。

「ホテイアオイ」。別名を「スイギョク(水玉)」とか「ホテイソウ(布袋草)」。英語名は「ウオーターヒヤシンス」だそうな。
葉のふくらみを、七福神の「布袋様」のおなかに見立てたことからホテイの名を頂き、花がアオイ(葵)に似ているので「ホテイアオイ」となったと書かれている。布袋様のおなかのようにふくらんでいるのは「葉柄(ようへい・葉の柄)」の部分である。

花言葉辞典をひもといてみると「恋の愉しみ」とか「恋の哀しみ」と、後期高齢者にはあまり縁のない言葉が並んでいる。
水の上にプカプカと浮かぶ姿から、フワフワした恋のときめきを連想したのか、それとは逆に「地に足が着いていない」という
不安定さをイメージしたのだろう、と注釈が付けられている。 

南米・ブラジルが原産と言われているが、今や日本の花と言ってもいいほど、あちこちで見かける。
特に学校にある小さな池などには、生い茂ったホテイアオイがよく見られる。

季節外れの今、なんでホテイアオイなの?という話になるが、毎年こんなに遅くまで咲いていたのかどうか、意識して見て来なかった。
それが、今年は見事な金木犀の香りとともに、長くこの花が楽しめる穏やかな秋を楽しんでいるということか。
ほどほどの雨と爽やかな秋晴れに恵まれ、大荒れの台風もなく過ごしていることへの感謝の念がジワリ!!

コメント
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