今日は二十四節気の一つ、冬至。
春分、夏至、秋分とともに四季の中央におかれた、いわゆる四季を象徴する日でもある。
お湯にユズを浮かべ、その香りを味わいながらゆっくりのんびりお風呂を楽しむ。それが寒い冬の健康増進に効果的であったことから、冬至にユズ湯は欠かせない一つの風物詩なったのだそうな。
今日は地元の小学校から、午前8時30分の集合が掛かっていた。
「2学期の終業式に合わせ、日ごろお世話になっているボランティアの皆さんに感謝をしたい」というお誘いであった。感謝されるほどのことをしているかな~、などと話しながら20人近くが学校に集まった。
講堂に案内されると、まさに今2学期の終業式が始まろうとするところ。
校長先生の訓示、校歌の斉唱など、一連の式次第が順調に進行。さーいよいよ我々の出番である。
ボランティア一人すつに、3年生の児童が一人ずつ付き、手をつないでステージに上がる。
一連の感謝行事のプログラムも子どもたちの手製なら、司会進行から担当するそれぞれの役目まで、全て児童がてきぱきと動く。「いつもお世話になっています……」丁重な感謝の言葉を述べられて、手をつないで誘導してくれた児童が今一度前に立って、手製の「感謝の首飾り」を掛けてくれる。
続いて背後の立って、「ありがとう」の歌に合わせてトントントン、肩を叩いてくれる。
通学路の安全見守り、宿題の見守り、花壇の水やり、樹木剪定などなど、色んな活動をしては来たが、こうして全児童の集まる公式行事の中で、改めて感謝をされると、もう一つ力を入れて頑張ってみるか、という気持ちにさせられる。
校長・教頭・生徒指導・担任という先生方の指導によるイベントではあろうが、子どもたちの心に「感謝す気持ちを表す」ことの大切さを植え付け、我々地元の大人の力をさらに活用するという心意気が見えた、いい一日となった。
ユズ湯に入るのも心地いい季節の味であるが、それ以上に心温めてもらうことになった冬至の一日である。やり方によっては、小学校教育っていろんなバリエーションがある、ということか。