「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「師走ついたち」

2017年12月01日 | つれづれ噺

    

プロ野球界では、今年一年の守備に貢献した選手に贈られる、「ゴールデングラブ賞」が発表された。
我が愛する広島カープからは、菊池・丸・鈴木の3選手が受賞した。
トロフィーは、各選手が守るポジションで使用するグラブやミットを模造した、ゴールデンの皮製だという。そして副賞が50万円。

そんなことに刺激されたのか、それとも何のはずみを食らったのかよくわからないまま、野球のグラブを新調してしまった。
思えば、こんなかっこいいグラブを購入したのは何年ぶりだろう。いや、何十年ぶりだろう、というのが正しい。

30代半ばで、地元のソフトボールチームに入れてもらった。近郊の6チームによるリーグ戦で優勝を争うという本式のシステム。
中学校のナイター設備を使って年間30試合をこなす。仕事を終えてのナイター試合。再び訪れた青春を感じたものである。
大手企業の元硬式選手あり、鉄工所の社長あり、専業農家の主人あり、もちろんサラリーマンが多くを占める。
勝って飲み、負けて飲み、夏は海水浴に遊び、冬は忘年会を欠かさない。そんな楽しい楽しいチームであった。

その頃に、新しいユニフォームに負けないような、ちょっと気張ったグラブを新調した。その時は結構高価な買い物であった。
孫君にソフトボールさせようと、当時の古いグラブを引っ張り出して何とか使っていた。孫君の方は、目利きのお父さんが、流行りの先端を行く道具を取り揃えてやっている。それに比べるとジジの古い古いグラブは何ともみすぼらしかった。よ~~しそれなら・・・。と思い切って手を出したという次第。まさにあの時以来のグラブ新調である。

孫君は2年生ながら人数の関係もあって、一応レギュラーとなっている。そんな彼の我が家でのキャッチボール相手に、このグラブを使用するのが楽しみだ。目ざとい彼のこと、「じいちゃん、グラブ買ったん?」と聞くに違いない。鷹揚に「ウン」と答えよう。

グラブは新調したものの、彼は伸びていく盛り。こちらは急こう配の下り坂。果たしてどれだけ活用できるのか。
いやいや、実際に使用するのはどっちでもいい。応援するジジの心意気をこのグラブに託したかっただけかもしれないね~。

コメント (4)
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