NHKの人気番組。毎週月曜夜7時30分放送の「鶴瓶の家族に乾杯」。
事前の打ち合わせもシナリオもない、まさにぶっつけ本番、出たとこ勝負の旅番組である。可能な限り見ている。
行く先や目的地は、たまーに主役の鶴瓶さんが選ぶこともあるが、大方はゲスト出演するタレントさんの行きたい場所に決まる。
今週月曜日の目的地は、なんとまあ田舎も田舎。島根県飯石郡飯南町がその舞台であった。
ゲストの石田純一さんが「しめ縄に興味がわいた」ということで、あの縁結びの神様『出雲大社』の大しめ縄を作った製造元を尋ねる旅と相成った。それが島根県飯石郡飯南町頓原にある「しめ縄製造所」である。
話はそこから始まって、あれよあれよという間に展開。ついに鶴瓶さんが、近くにある島根県立飯南高校を尋ねることになった。
ロケがちょうど夏休みと重なって生徒はまばら。関東や関西からやってきた寮生と近くの子ら十数人がいただけ。
何を隠そうこの高校は、我が家の初孫、愛しの孫兄ちゃんが自ら志望して行った、山深い地区で冬は雪に閉ざされる田舎である。
もちろん孫兄ちゃんも寮生活を送っているのだが、この日は里帰りしていて、ロケには立ち会えなかった。
それにしても、格別なセールスポイントもない田舎の高校ではあるが、こうしてNHKテレビのゴールデンタイムで全国放送されるなどは、まさに千載一遇のPRチャンスに恵まれたことになる。
生徒達にとっては、大いなる魅力を感じるのであろうか、毎年全国各地から完全寮生活覚悟で入学してくる。
夢躍らせて入学した兄ちゃんも今や3年生で高校生活も残りわずか。そのタイミングでこのようなハプニングに遭遇したことは、青春のいい思い出になることだろう。鶴瓶本人との出会いはなかったが、後で寮生全員を映した中に、間違いなく兄ちゃんの笑顔を見つけた。
別に大袈裟な話にすることでもないが、NHK家族に乾杯とは、奇妙な縁を生む、おもろい番組ではある。
高校生活最後の運動会も終わった。
たまに番組を見ることがありますが、本当にぶっつけ本番でやっているのですね。
笑顔で写った写真が放映された番組は、永久保存版ですね。
早くも三年生になられたお兄ちゃんの青春の思い出となりましたね。
長い人生の中のわずか3年間にこのようなサプライズに出食わすとはねー。
都会からやって来た生徒にとっても、いい思い出になることでしょう。
こんな奇遇をモノにして、次なるチャレンジをクリアーして欲しいものです。