畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「牧之通り」を歩く

2013-02-18 04:30:00 | 旅行

 先日「卵かけご飯」を食べに行った際に帰り途に立ち寄った「牧之通り」です。
江戸時代末期の文人で「北越雪譜」で雪国の暮らしを紹介した「鈴木牧之」はこの地で生まれ育っています。


 民家、商家はもちろんのこと、郵便局なども白壁と黒塗りの柱で統一されている。
こんな通りが旧塩沢町の旧国道沿いに数百メートルにわたって展開されています。


 雪国の代表として「北越雪譜」では紹介されているけれど、雪は少ない。
丁寧に除雪されている事も有るけれど、山が開けていて元々降雪も少ないのでしょう。


 見事な建物ですよね、これは何と「塩沢信用金庫」の建物です。
もちろん現役の金融機関だけれど、「両替商」なんて看板が有るし、扉なんて土蔵造りです。


 誰が考えたのか、地域一帯でこの地を盛り上げようと言う心意気が伝わります。


 さりげなく、こんな昔の暮らしの道具が下げられていました。
これは「すかり」と言う雪を踏んで道にするための道具なのです。

 「越後の馬鹿雪一晩三尺」の世界では普通の「カンジキ」では埋まって歩けず、
「カンジキ」の上にさらにこの「すかり」を着けて最初に道を踏み、さらに仕上げに「カンジキ」で踏んだのです。


 この日は、駐車場に大型観光バスが三台止まっていて観光客も結構大勢で歩いていました。
特に中国系の客人が多く、雰囲気・服装から大陸系では無いと感じました。


 蛇足ですけれども、こんな木札が下がっていたので紹介します。
この日は、客人との約束も有り早々に立ち去らなければならなかったけれども、
「牧之記念館」なども面白い展示物が沢山ありますよ。
興味がお有りでしたら、今の雪の季節に訪れられたら風情、雰囲気を強く感じられると思います。 
コメント (2)
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