畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

農と食と教育と(その4終り)

2013-02-25 05:20:02 | 山菜
  農の神様に会う(4終り)
                 (星 寛治氏の思いで)

      旅の途中では、こんな桜も見ることが出来ました。「久保の桜」だったかと思う。


      この本を再読したことから、前にもアップした拙い文を再掲載しました。
     「大地と心を耕す人びと」と有りますが、今の混迷の時代にこそ必要な言葉と思う。
     的確な視線で、軽佻浮薄な現代を捉え、私たちが何を今なすべきか示して下さっている。
     私も帯の『土を耕すことは心を耕すこと』を心にして生きて行きます。


      お礼の気持ちも込めて、出した年賀状に対して頂いた丁寧な年賀状です。
     今では私の宝物のとなった年賀状の裏面は詩集から抜粋された一つの詩でした。


 晩秋、私は自分で作ったサツマイモを、何種類も詰めた荷物を作り、お礼に御送りした。
今年一月の上旬のこと、帰宅すると妻が興奮して「山形からリンゴが届いている」という。
早速開けると、甘い香りが充満する。そして購買者に宛てた手紙のコピーが同封されていた。

 手紙によると異常気象のため、収穫が例年の三分の一になり、
購買希望者の購入希望にこたえられない旨が記されていた。
そんな貴重なリンゴを送って下さったのだ。

 その有機栽培法によって作られたリンゴは、今まで食べたことの無い、
一口で表現のしようも無い味だった。
強いて言うなら、暖かくて深い人柄がしのばれる滋味あふれる味であった。
私たちに神様から届いたような贈り物だったのである。


               (終り)
コメント (4)
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