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マックスとの朝の散歩はいつも魚野川の堤防方面になっている。
そして、帰り道では山菜の一種「コゴメ」を採りながら歩く。
マックスは十分に寝たはずなのに大あくびです。
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「コゴメ」は「コゴミ」と呼ぶ地域も有るようで、その屈んだような姿からの名前だとか。
これは昨年の「コゴメ」の枯れたもので、こんな姿で胞子を撒き散らしたはずです。
学名の「クサソテツ」の名前の起源が分かるような枯れ葉の姿ですね。
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朝日を浴びて輝く「コゴメ」です。
魚野川の河原にも群生し、多くの人が訪れて居ましたが一昨年の大水害で大半が根こそぎ流されてしまった。
この辺りの「コゴメ」も数センチもの泥をかぶっていましたが、運よく流されずに残った株です。
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これ位の大きさが食べ頃です。
雪国の長い冬で緑に飢えた人々は、この鮮やかなグリーンを目と舌で楽しむのです。
外葉から丁寧に摘み採ると、次々と新芽が伸びて何回も同じ株から収穫できます。
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いくら出ていても、これ位の量、そう夫婦で食べる分くらいを採って帰るのが普通です。
採って持ち帰った「コゴメ」は、ゴミを取り除き水洗いしてから茹でます。
新鮮な「コゴメ」は茹で水に塩など加えなくても綺麗な緑色に仕上がります。
醤油やマヨネーズなどでシンプルに食べているけれど、出し汁を作って掛けても良いかもしれません。
「コゴメ」は河原から出始めて、雪解けの進行に伴って山際へとその出る場所を変えて行きます。
昨日の夕方は出始めた畑の「トウ菜」を積みに行った際に少し採ってきました。
ほとんど毎食のように綺麗な緑色で食卓を彩り、春を味あわせてもらっています。
三日間続いた雨も今日からは上がる天気予報です。
先日採った「ゼンマイ」を干し上げたり、畑の周りを整理したりと忙しくなります。
そうだ、忙しい時間をやりくりして「ゼンマイ」採りにも行ってみたい。
忙しい一日が始まるけれど、先ずはマックスとの朝の散歩が待っています。