母の三十三回忌と父の十三回忌を合わせた法要が無事に終わりました。
父の十三回忌には一年早いのだけれど、仲の良かった夫婦でしたから繰り上げて一緒に。
菩提寺の御住職とお付きの御住職お二人による荘厳な読経も無事に終了。
お二人は私の大好きな名コンビで、少し前にはお二人が声を合わせた読経に鉦が共鳴して鳴り驚いたものです。
その後26人の参加者で「御斉(おとき)」と呼ぶ昼食会に移行。
三十三回忌は仏事の中でもめでたいものとされ無礼講の行事。
最後はカラオケ大会風の雰囲気になりましたが何人もの参加者が熱唱。
特に司会を引き受けた、我が本家の主人はNHKの、のど自慢で合格の鐘を鳴らせたつわもの。
アンコールの声が出て再度要請にこたえて「群青」を熱唱し参列者をうならせて下さいました。
二時間ほどの宴も無事に終了。
そして、次には久しぶりに揃った兄弟を、何時も行く山の上のホテルに招待し一泊です。
いつもながら洒落た夕食のテーブルです。
ほら、これが「木の芽の巣ごもり」ですよ。
焼いた山菜の、根曲がり竹の「竹の子」です。
そうか、いつの間にかこんな季節になったのですね。
お作りも中々洒落ています。
この夕食の前にゆっくりと温泉に浸かって疲れを取ったのでした。
振り返ってみると、私の挨拶もまんざらでは無かったか。なんて自画自賛。
参加者の中には「良いお話を聞かせて頂きました」なんてお声掛けを下さった方も。
優しくて、そして強かった母の思い出話はいずれ機会が有ったら紹介しましょう。
母の三十三回忌を施主として子供が出来るのはあまり有りません。
母が早逝するか子供が長寿かの場合になるでしょう。
母は私が33歳の時に亡くなっていて、今回は施主としての私もその時の母の年齢になっています。
これからの生き方を私もあらためて考える必要も感じます。
いや、とにかく父母のように一日一日を素直にそして、慈しみの心を持ち、
身体の続く限りは働いて過ごそうとあらためて思いました。
私の健康な体を残してくれた、優しくて、そして夫婦仲の良かった両親に感謝です。
父よ、そして母よ有り難う。親不幸だった倅スベルべは今日も元気に働きます。