畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

揉む、揉む、揉む!

2013-05-14 04:30:35 | 山菜

 母の三十三回忌を控え、怪我などしては居られないから山は我慢しようと思ったが・・・。
先日の御墓掃除の後、時間が中途半端に残って昼食までにと山に入ってしまった。


 でも、「ゼンマイ」は採った後の処理がまた大変。
先ずは頭に冠った綿毛を取り、沸騰した熱湯で茹でる。

 この茹で方も出来上がりを左右する難しい仕事。
太さに拠っても茹で時間が違うからじっと鍋を見つめて、気泡がプツっと湧きあがったところで引き上げる。
そして、熱々のゼンマイをムシロの上に広げるのです。


 先日来宅したスベルべママママに聞いた秘訣は、広げても焦ってすぐに揉まない事。
しばらく我慢してから揉むと、赤茶色の綺麗な仕上がりになるのだとか。 


 そして、揉み方も私たちのように力任せに揉むのではなくて左右に交互に揉む。
スベルべママは「なるほど、力なんていらない、コツなんだな」なんて呟いていました。
採ってきた翌日はスベルべママはパートに半日出勤でスベルべが揉む仕事を担当。


 右、左、右、左そして1・2・3・・・・と一回に揉む事100回。
これを何回か繰り返して干し上げて行くのです。
ゼンマイの価格は結構高いものだけれども、この手間を考えたら仕方ないですね。
コメント (2)
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越後三山を耕す

2013-05-14 04:09:49 | 暮らし

 雪が完全に消えて三週間近くの時間が流れ魚沼の水田にも春が来た。
昨日の朝はマックスと散歩に出ると、顔見知りがトラクターで水田を耕している。

 軽く会釈を交わし、カメラを構える。
水を張った水田の水面に映る「逆さ越後三山」を耕すかのようにトラクターは進む。


 連休前に降ったと思われる新雪で三山は白い。
特に真ん中の「中の岳」は「越後駒ケ岳」側の緩斜面が真っ白。


 時刻は6時頃でまだ国道のラッシュも始まってはいない。
朝の静寂を破るかのように重厚なディーゼルエンジンの音は響く。


 朝日もかなり高くなり家々を照らし出す。
そういえば、数日前からカエルの声が賑やかになって春の深まりを感じさせる。
いや、もう春と言うよりも初夏の雰囲気なのかも知れない。


 カメラをポケットに入れて再びマックスと歩きだし堤防へと向かう。
いよいよ水田の仕事も本格化してきて田植えも間近でしょう。

 19日の法事まで残り少ない日数となり落ち着かない。
昨日も葬祭センターに最終打ち合わせに行ったり、窓ガラスの清掃をしたりと落ち着かない一日。

 でも、温室の野菜の苗たちも待ってはくれず気温の上昇で成長が著しい。
芋床のさつま芋苗もぐんぐんと伸びてきた。
マックスの朝の散歩は妻に託し、マックスに内緒で山の畑にトラクターで出かけます。
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